●第42回 高松宮記念(G1)●
     3月25日中京11R 芝1200m、国際、定量、指定

     3月24日更新
     変更点 阪神2日→中京8日、WIN5発売
12 マジンプロスパー 57 浜中 11 サクラゴスペル 57 ピンナ
10 カレンチャン 55 池添 09 エーシンダックマン 57 川田
× 03 アグネスウィッシュ 57 武豊 × 16 ジョーカプチーノ 57 内田

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
32回 02年 1名8芝12、国、定、指 8歳なし     ショウナンカンプ
33回 03年 1名8芝12、国、定、指 7歳なし 馬単・3連複発売   ビリーヴ
34回 04年 1名8芝12、国、定、指 7歳上なし     サニングデール
35回 05年 1名8芝12、国、定、指   3連単発売   アドマイヤマックス
36回 06年 1名8芝12、国、定、指   賞金増額(9400→9500)
TR阪急杯距離変更(1200→1400)
TRオーシャンS変更(G3昇格)
  オレハマッテルゼ
37回 07年 1名8芝12、国、定、指       スズカフェニックス
38回 08年 1名10芝12、国、定、指   8日→10日   ファイングレイン
39回 09年 2名6芝12、国、定、指   10日→6日   ローレルゲレイロ
40回 10年 2名8芝12、国、定、指   6日→8日 当日番組変更あり キンシャサノキセキ
41回 11年 2阪2芝12、国、定、指、2場   中京8日→阪神2日
グローバルスプリントチャレンジ組込
当日番組変更あり キンシャサノキセキ
42回 12年 1名8芝12、国、定、指   阪神2日→中京8日、WIN5発売    

【 考察 】
 1.WIN5 2.ワンカラットの回避 3.最終結論 

 1.WIN5 
 ここと桜花賞が終われば、WIN5発売初年のG1が一回り。
 そこで、これまでのレースを振り返りたいが、気になるのはステップ戦との兼ね合い。

 参考:トライアル、もしくは[地]ステップ戦にWIN5発売戦の組まれていたG1 
レース名 1着 前走 2着 前走
優駿牝馬 エリンコート 忘れな草賞1着 ピュアブリーゼ フローラS3着
東京優駿 オルフェーヴル 皐月賞1着 ウインバリアシオン 青葉賞1着
安田記念 リアルインパクト NHK3着 ストロングリターン 京王杯SC1着
スプリンターズS カレンチャン キーンランド1着 パドトロワ キーンランド3着
秋華賞 アヴェンチュラ クイーンS1着 キョウワジャンヌ ローズS3着
菊花賞 オルフェーヴル 神戸新聞杯1着 ウインバリアシオン 神戸新聞杯2着
天皇賞秋 トーセンジョーダン 札幌記念1着 ダークシャドウ 毎日王冠1着
エリザベス女王杯 [外]スノーフェアリー 英チャンピオンS3着 アヴェンチュラ 秋華賞1着
 注1:[地]ステップ戦のない、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念、JCダート、フェブラリーSを除く。
 注2:昨年は日程上、ステップ戦にWIN5発売戦がなかった皐月賞、天皇賞春、NHKマイルCを除く。
 注3:ステップ戦が土曜日施行のみのヴィクトリアマイル、マイルCS、2歳戦を除く。

 結果を見ると、見事なまでに前走3着以内の馬で固められている。
 しかも秋以降はWIN5発売戦1着歴も求めている。

 そう考えることは可能だろう。
 ちなみに出走予定馬で前走3着以内は7頭。
 さらに、秋のG1からは必ず出番があるともいえる「前走WIN5対象戦勝ち」はサクラゴスペルとマジンプロスパー。

 この2頭に注目したい。 

 2.ワンカラットの回避

 オーシャンSを制したワンカラットが故障で回避、そのまま引退する模様。
 上で触れたが、WIN5非対象戦のレースのため無印にするつもりだったが、話は少し変わる。

 ステップ戦の勝ち馬が揃わない。
 この視点で見たい。

 阪急杯、オーシャンSの1着馬が揃わないケースは00年、05年、07年。
 
1着 前走 2着 前走  
00年 キングヘイロー フェブラリーS13着 ディヴァインライト 阪急杯2着 ワイド発売初年
混合最終年
05年 アドマイヤマックス 阪急杯4着 キーンランドスワン 阪急杯1着 3連単初年
07年 スズカフェニックス 阪急杯3着 ペールギュント 中山記念13着  

 00年は3月移設、ワイド発売初年と同時に混合最終年という、1回限りのレース。
 そう考えると、05年、07年を見る手か。
 両年とも8枠が連対。さらに07年は今回と同じ1月が7日間開催で行われた。
 そして2着同枠にその1月開催ガーネットS勝ちのスリーアベニューが入った。

 今回、1月開催加算歴を持つのはエーシンダックマン(淀短距離S)。
 馬単発売の03年は阪急杯1.2着馬の入った枠で決着している。
 ここから見ると、阪急杯の馬券対象馬(2着馬回避)と合わせて注目すべき馬だろう。

 (ここまで3月21日更新)

 3.最終結論

 阪急杯が1400となったのは06年。
 1ハロンのびても蜜月関係は変わらず、阪急杯で馬券対象になった馬が高松宮記念でも出番が来ているのは確か。

 06年以降、阪急杯、オーシャンS馬券対象馬の高松宮記念成績
  阪急杯1着 阪急杯2着 阪急杯3着 オーシャン1着 オーシャン2着 オーシャン3着
06年   不出走  1着      
07年  3着 不出走  1着 不出走   不出走
08年    3着 不出走      
09年    1着 不出走 1着同枠 3着同枠 2着同枠
10年  3着 不出走    1着   不出走
11年  2着 不出走 不出走    1着  
12年  ? 不出走  ? 不出走  ?  ?
 注:空白は着外

 オーシャンS1着馬不在の点から阪急杯を重視してくることだろう。
 その中から、勝ち馬のマジンプロスパーを軸とする。
 同枠にWIN5対象戦を前走で勝ったサクラゴスペルが入ったこともプラス。

 さらに、新馬券1年目は阪急杯の枠に出番が来る。
 03年 1着 ビリーヴ(同枠ショウナンカンプ 阪急杯1着)
     2着 サニングデール(阪急杯2着)
 05年 1着 アドマイヤマックス
     2着 キーンランドスワン(阪急杯1着、同枠に阪急杯2着馬)

 3着のサンカルロに阪神代替開催となった昨年の連対歴が新装開店の邪魔をするように見える。
 
 相手は1月開催で加算歴を持つエーシンダックマンと同枠のカレンチャン。
 新装中京にふさわしいオープン未経験のアグネスウィッシュ、サクラゴスペル。
 
 あとは1年目に出番の合ったジョーカプチーノを押さえたい。
 ロードカナロアはシルクロードSからの直行ローテを嫌う。来たら「ごめんなさい」ということで。

【 買い目 】 単複12、枠連、馬連流し 
 

【 結果 】
1着 ▲ 10 カレンチャン(2人気)
2着 -- 17 サンカルロ(3人気)
3着 -- 01 ロードカナロア(1人気)
-----
5着 ◎ 12 マジンプロスパー(5人気)
9着 ○ 11 サクラゴスペル(10人気)

【 再考 】
 カレンチャンが秋春スプリントG1連覇を果たした。
 これは、やはり昨年の「WIN5発売初年」スプリンターズSを制したキャリア。
 そして、終わってみれば前走のオーシャンSを4着と負けたことも大きかった。

 新馬券初年の高松宮記念は考察で触れた通り阪急杯組を重視。
 そこまでは正解だったが最後は選択ミス。

 昨年2着のサンカルロを見ると、「阪神」高松宮記念2着。
 中京に戻る今年はこれが邪魔をするとみていたが、逆でした。

 03年1着のビリーヴは「新潟・馬単発売初年」スプリンターズS勝ち→阪急杯9着から高松宮記念勝ち。
 3連単1年目の05年にカルストンライトオが敗れたことが気になり、推せなかった。

 こうしてみると、前年の代替開催歴を持ち込むためにも、サンカルロが必要な存在。
 しかし、WIN5対象G1未勝利のため、該当馬カレンチャンも必要。

 この2頭の出番だったということなのだろう。

 
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