●第46回 日刊スポーツ賞 シンザン記念(G3)●
     1月8日京都11R 芝1600m、3歳、国際、別定、特指

     1月7日更新
     変更点 3日→2日、WIN5発売、賞金減額(3900→3700)
11 トウケイヘイロー 56 後藤 09 オリービン 56 小牧
10 マコトリヴァーサル 56 秋山 08 ヒシワイルド 56 池添
× 07 ジェンティルドンナ 54 ルメール × 15 サンシャイン 54 藤岡佑

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
36回 02年 1京6芝16、3歳、混、別、特、2場 4日→6日 祝日施行 タニノギムレット
37回 03年 1京4芝16、3歳、混、別、特、2場 馬単・3連複発売、6日→4日
馬齢重量55K→56K
枠連ゾロ目 サイレントディール
38回 04年 1京4芝16、3歳、混、別、特、2場   祝日施行 グレイトジャーニー
39回 05年 1京4芝16、3歳、混、別、特、2場 3連単発売 祝日施行 ペールギュント
40回 06年 1京4芝16、3歳、混、別、特、2場 別定規定変更 祝日施行 ゴウゴウキリシマ
41回 07年 1京3芝16、3歳、混、別、特、2場 4日→3日、G3→Jpn3 祝日施行、枠連ゾロ目 アドマイヤオーラ
42回 08年 1京4芝16、3歳、混、別、特、2場 3日→4日   ドリームシグナル
43回 09年 1京4芝16、3歳、国、別、特 国際化、Jpn3→G3、
外国馬別定規定追加
  アントニオバローズ
44回 10年 1京3芝16、3歳、国、別、特、2場 4日→3日、賞金減額(4000→3900)   ガルボ
45回 11年 1京3芝16、3歳、国、別、特、2場   9R⇔10R レッドデイヴィス
46回 12年 1京2芝16、3歳、国、別、特、2場 3日→2日、WIN5発売
賞金減額(3900→3700)
   
 
【 考察 】
 これを書いている1月7日は土曜日だが、競馬が行われない。
 今週は日月開催だが、あえてそういう日程を組んだ理由は何なのか?

 集客、売り上げ面というのなら、7日から3日間開催にして7日に金杯を行えばいい。
 2週間ぶりの開催で、おまけに3連休。
 正月で財布を空にしたはずの馬券好きな面々は間違いなく全面参戦してきたことだろう。

 売り上げが減る一方ですと言いながら、1月5日開催にこだわり、今週も土日でやればいいのに日月開催。

 この意味不明さがある意味でJRAの様式美。

 主催者としては、この開催を7日間化すると同時に、金杯は1月5日にこだわる。
 でも、フェアリーSを祝日にやりたいからこそ、こんなヘンテコな日程になった。
 そう考えて予想したい。

 つまり、シンザン記念は日曜日にやれさえすればよかったわけだが、それで済ますわけにもいかない。

 あえて「開催2日目の日曜日」という、通常カレンダーから見れば、ごく普通の開催日にしたかったと受け取れる。

 偶数開催日の日曜日、第3場開催なしの2場開催で行われたのは、最近では08年。

 08年シンザン記念
 1着 ドリームシグナル 朝日杯4着(2着同枠) 京王杯2着
 同枠 ラインフレアー 500万1着(朝日杯後)
 2着 ドリームガードナー 朝日杯12着 ベゴニア賞
 同枠 ジェイラッカー 500万1着(朝日杯後)

 朝日杯路線のOP馬が連対している。
 今回、朝日杯出走馬は6枠2頭とヒシワイルドだが、6枠2頭は朝日杯でも揃って6枠に入っていた。

 あえて、再度の同枠を組んだことに加えて、重賞組と500万下。
 別路線から朝日杯を目指した組み合わせには注目したい。

 ましてや、この年の連対馬は全てオープン在籍馬。
 今回もオープン組で枠が組まれたのは5枠と6枠で、ともに朝日杯組が入っている。

 ちなみに、前回7日間開催で行われたのはその前年の07年。

 この年は祝日(月曜)開催。
 レースはアドマイヤオーラ、ダイワスカーレットの中京2歳Sの連対馬を同じ枠に入れ、裏返しただけの結末に終わった。
 
 この両馬のローテーションを見ると、新馬勝ち→中京2歳S→ここ。
 つまり、未勝利戦、500万を経験しておらず、朝日杯や阪神JFに向かう形跡すらない。

 両年は全く逆の道にも見えるが、「2歳オープンに出た馬に注目し、出番を与える」と受け取れる。

 今回、オープン歴を持つのは5.6枠両馬とレオンビスティー。
 この中から、今回はトウケイヘイローを◎としたい。

 このレースを見ると、3歳最初の重賞ということもあるが、2歳実績のみで戦う。
 裏返せば、2歳最高峰にもなる朝日杯FSの力を大いに受けているとも解釈できる。

 参考:朝日杯FS出走馬とシンザン記念(過去10年)  
成績、馬名 朝日杯着順 朝日杯出走馬 朝日杯組同枠配置と成績
02年 2着同枠 オースミエルスト 15着 4頭 (なし)
03年 1着 サイレントディール 8着 3頭
(うち1頭朝日杯取消)
(なし)
04年 1着 グレイトジャーニー 7着 1頭 (なし)
05年 1着 ペールギュント
2着 マイネルハーティー
2着同枠 マルカジーク
3着
4着
9着
4頭 4着、9着→2着枠
06年 1着同枠 エムエスワールド 9着 2頭 (なし)
07年 (朝日杯組未連対)   4頭 (なし)
08年 1着 ドリームシグナル
2着 ドリームガードナー
4着
12着
4頭 (なし)
09年 (朝日杯組未連対)   4頭 6着、12着→着外
10年 1着 ガルボ 4着 4頭 7着、10着→着外
11年 1着同枠 シゲルソウサイ 10着 3頭 7着、11着→着外

 朝日杯組が連対枠から全滅した07年、09年はG3→Jpn3→G3と格付表記の変更初年。
 そして朝日杯4着馬はシンザン記念に出てきたら出番有り。

 ならば、狙ってみてもいいだろう。

 相手はオープン馬の同居した5枠2頭。
 トウケイと同枠に入ったマコトリヴァーサルは唯一の夏季番組加算歴のみを評価したい。

 他では、前開催で初勝利をあげたジェイケイルドンナ、1戦1勝馬のサンシャインを。

【 買い目 】 馬連 8.9.10.11ボックス、9-7.15、3連複 9.11-7.8.10.15 計12点
 

【 結果 】
1着 × 07 ジェンティルドンナ(2人気)
2着 -- 03 マイネルアトラクト(9人気)
3着 -- 06 プレミアムブルー(11人気)
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4着 ◎ 11 トウケイヘイロー(1人気)
7着 ○ 09 オリービン(3人気)
10着 ▲ 10 マコトリヴァーサル(13人気)

【 再考 】
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