●第72回 皐月賞(G1)● 4月15日中山11R 芝2000m、3歳、牡牝、国際、定量、指定 4月14日更新 変更点 2回東京2日→3回中山8日(1週繰上)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 1.アルフレードの不在 2.優先権馬が揃った 3.新馬券2年目 4.今週の3重賞 5.ロジメジャーの存在 6.最終結論 1.アルフレードの不在 トライアルの惨敗を受けたのかは知らないが、朝日杯FS勝ち馬アルフレードは登録すらしなかった。 前年の朝日杯FS勝ち馬が出走しない皐月賞は、朝日杯FSと名称を変更してからは08年と昨年のわずか2回。
当日に何らかの変更があるが、重賞連対実績とトライアル出走歴を持つ。 キャプテントゥーレにはデイリー杯1着→朝日杯3着の実績がある。 これを「ステップ戦1着歴」 と解釈することも可能だろう。 また、08年は1着同枠馬にスプリングS勝ちのスマイルジャックがいた。 今年は当日の番組構成がどうなるかは定かではないが、トライアル勝ち馬には注意を払いたい。 2.優先権馬が揃った 弥生賞、若葉S、スプリングS。 この3レースが発行する皐月賞への優先チケットは合計8枚だが、全てが使われる年は意外に少ない。 この10年を見ても、04.07.08.11年の4回。 08年、11年は前述したので、残る2年を見たい。
この両年は特徴的。 というのも、04年の2着枠、07年の1着枠はともに8枠だが、同枠馬を含めた3頭が揃って優先権を持っていた。 3頭枠でこのようなケースがあったのはこの2回だけ。 裏返せば、今回も同様のことがあれば、軸として扱ってもいいだろう。 そして、07年といえばもう1つ特徴的なことが1月に「7日間開催」を行ったこと。 その開催中に行われた京成杯で連対した2頭が同枠配置された5枠が2着枠を構成していた。 今年はシンザン記念、京成杯の勝ち馬がいないが、若駒S勝ちのゼロスが出走予定。 この馬も何かを呼ぶのだろうか……? (ここまで4月11日更新) 3.新馬券2年目 昨年の皐月賞から始まったWIN5はここから2年目。 新馬券が発売された翌年(つまり2年目)の皐月賞はこれまたワンパターンの結末。 新馬券2年目の皐月賞は01.04.06年。
優先権獲得馬のみで組まれた枠は2枠と3枠。 1着優先権はどの馬も持っていないが、2着優先権のみで組まれた2枠は気になります。 4.今週の3重賞 今週は中山グランドJ、アンタレスS、そして皐月賞の3重賞だが、3レースとも去年から開催時期が変更されている。 震災の影響があったとはいえ、変更されたことは事実であり、そこから考えたい。 中山グランドJはマジェスティバイオ、アンタレスSはゴルトブリッツ、ともに1番人気の馬が勝った。 今週の3重賞はすべてワンセットと扱うのなら、現在1番人気のグランデッツァは連をキッチリと守るだろう。 3レース続けてということは難しく、たいてい最後は2着というオチがあるのも確かだが……。 5.ロジメジャーの存在 今年の優先権獲得馬で気になるのは、スプリングS3着のロジメジャー。 仮の話だが、ここで連を外せば次走は500万下に出走可能。 場合によっては、500万下で「前走皐月賞xx着」というこの馬だけが別世界の馬のような出馬表を目にするかもしれない。 そのような馬(つまりは賞金400万の馬)が出てきた皐月賞は、過去10年で6回と意外に多い。 03.04.07.09.10.11年。 自身が勝った04年以外の勝ち馬は全てトライアル1着馬。 負けて挑む馬たちには厳しい話と受け取れます。 6.最終結論 優先権獲得馬が全馬出走する今年。 獲得馬の同枠配置は2.3枠とあったが、1着優先権馬は入らなかった。 さらには考察の1.5で触れたように、トライアル1着馬が主体とみます。 勝ち馬3頭からどうするか、ということですが、今回は大外に入ったグランデッツァに◎。 これを書いている現状で1番人気、さらには同枠で1月開催の加算歴を持つゼロスが同枠配置。 そして、1着優先権が行使されなかった桜花賞は優先権獲得馬に出番がなかった。 その逆が起きるとみたい。 相手は優先権獲得馬で構成された2枠からトリップ、3枠からディープブリランテの両2着優先権馬が上位。 そして、1着優先権のワールドエース。 押さえに、1月開催となった寒竹賞勝ちのメイショウカドマツと、最強の500万下ともなりそうなロジメジャーを。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 14 ゴールドシップ(4人気) 2着 △ 09 ワールドエース(2人気) 3着 ▲ 06 ディープブリランテ(3人気) ----- 5着 ◎ 18 グランデッツァ(1人気) 12着 ○ 03 トリップ(7人気) 【 再考 】 今年の大変更といえば、WIN5の発売2年目にあたることと、G2、G3の賞金引下げ。 その賞金を引き下げられた共同通信杯、きさらぎ賞の両別定G3の勝ち馬をそのまま1.2着席に持ち込んだ。 WIN5発売1年目の桜花賞が対象戦勝ち馬と減額G3勝ち歴を持つ馬の枠を起用していたが、ステップ戦を含めたWIN5 発売となると、今年も初めて。 1着優先権組が同枠配置されたり、1着馬のいる優先権組だけで構成された枠などがなかった以上、視点をずらすこと が必要だったのだろう。 |