●第72回 桜花賞(G1)● 4月8日阪神11R 芝1600m、3歳、牝、国際、定量、指定 4月7日更新 変更点 WIN5発売
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 1.優先権馬が揃わない 2.WIN5 3.阪神JFと桜花賞 4.ハナズゴールの回避 5.最終結論 1.優先権馬が揃わない フィリーズレビュー2着のビウィッチアスが早々に回避を表明し、優先権を行使しない馬が現れた。 そのような桜花賞は現行馬齢表記後では、01.02.04.11年の計4回。 参考:優先権を行使しない馬が出た年の桜花賞
優先権を2頭行使しなかった馬が出た02年以外は、前走1着馬が勝ち、連対馬が2着。 昨年はトライアル不出走馬どうしで決まった初めての年だが、アネモネSが行われなかったという初の事情を考慮すると、 今回のケースは「優先権が全て行使された」トライアル組vs「非トライアル1着馬」と受け取れる。 優先権全行使はチューリップ賞とアネモネS。非トライアル1着馬は4頭。 この6頭の競馬となるのでは?と考えることは可能。 02年は優先権獲得馬すら全排除したが、それ以外の年は優先権獲得馬が同枠にいる。 そうなると、この4頭が何と同枠を組むかにも注目したい。 (ここまで4月3日更新) 2.WIN5 昨年の皐月賞から始まったWIN5初年戦はここが最終回。 本来なら、桜花賞→優駿牝馬だが今回は逆。 優駿牝馬が先で桜花賞が後、の流れで思い出すのが「国際化計画」。 03年に国際化された優駿牝馬を行い、04年に桜花賞を行った。 その年の桜花賞はフラワーC勝ちのダンスインザムードが1着、2着にチューリップ賞2着のアズマサンダース。 ちなみに1着同枠にアネモネS勝ち馬。2着枠は本年トライアル以外の出走歴を持たなかった。 前者該当は不在で、1着馬同居なら2枠。後者は1枠が該当する。 そして、昨年終了したWIN5初年の牡馬クラシックと牝馬クラシックは対照的な結果を見せた。
牡馬はトライアル1着馬オルフェーヴルにすべてを任せ、2着にもトライアル連対馬。 牝馬は前走非トライアル1着馬が勝ち、2着はトライアル3着馬。 そのため、非トライアル勝ちの「2.7枠に入った4頭」対「ジョワドヴィーヴル、プレノタートのトライアル3着馬」とも受け取れる。 3.阪神JFと桜花賞 同じ阪神1600で行われる阪神JFと桜花賞。さらにはトライアルのチューリップ賞も同じ舞台。 この3レースの関連性をどうしても見ざるを得ない。
初勝利が1600でトライアルを連対したら連対枠入り。 そうでない場合は、連対なしと両極端な結果。 1着同枠で何とか認められたショウナンパントルはやはり初勝利が1600というのが大きいのだろう。 ジョワドヴィーヴルは来てもよし、消えてもよし、3着でもよし。 いかなる解釈も可能になる。 (ここまで4月5日更新) 4.ハナズゴールの回避 チューリップ賞を制したハナズゴールが直前になって回避した。 これでトライアル1着馬のいない桜花賞となったが、1.で触れたように01年と11年。 この両年は前走1着馬の出番。 今年は該当馬が6頭いるが、単純にボックスで買っても元は取れる組み合わせ。 この両年以外で前走1着馬どうしの決着は05年(3連単発売初年)、06年(第66回)、09年(10R化初年)の3回。 何らかの変更を受けた年で来ているが、今年はWIN5発売初年の桜花賞。 同じことを繰り返すとも受け取れる。 ちなみに、トライアル1着馬の回避した01年、11年をさらに細かく書くと前走はマイル戦。 しかも勝ったのは4枠8番で同枠に3着優先権獲得馬を従えていた。 01年 枠連4-7、馬連8-13 1着 テイエムオーシャン チューリップ賞1着 同枠 テンザンデザート フィリーズ3着 2着 ムーンライトタンゴ 500万1着(1600m) 11年 枠連4-8、馬連8-16 1着 マルセリーナ エルフィンS1着 同枠 エーシンハーバー フィリーズ3着 2着 ホエールキャプチャ クイーンC1着 今年の出走馬で前走マイル戦勝ちは、サンシャイン、パララサルー、ヴィルシーナの3頭。 しかし、3着優先権を持つ2頭はどの馬とも同枠を組んでいない。 今回、4枠8番に入ったマイネエポナは前走アネモネS2着。 フィリーズレビュー3着馬の同枠が勝つというのなら、アイムユアーズとなる。 本来ならバッサリ行きたいが、資格賞金1位馬でもあり、無視とはいかないだろう。 5.最終結論 1着優先権獲得馬の回避で話は変わる。 01年、11年のように前走1着馬の競馬とみたい。 WIN5初年の3歳牝馬G1が非トライアル組の勝利ということと合わせて、今回は7枠のヴィルシーナを◎。 相手だが、トライアル勝ち馬不在年とWIN5初年の傾向から、前走マイル戦勝ちのパララサルー、サンシャイン。 他では、3着優先権で出走するプレノタート、ジョワドヴィーヴルが絡むがプレノは同枠が気になる。 というのも、資格賞金1位馬アイムユアーズになったから。 トライアル勝ち馬がいなかった01年、11年はともに資格賞金1位馬に出番(テイエムオーシャン、ホエールキャプチャ)。 フィリーズレビューからの転戦が気になるが押さえたい。 馬券は変則的に買ってみる。 【 買い目 】 馬連 4.5.15ボックス、(4.5.15)-(11.17) 計9点 【 結果 】 1着 -- 10 ジェンティルドンナ(2人気) 2着 ◎ 15 ヴィルシーナ(4人気) 3着 ○ 11 アイムユアーズ(3人気) ----- 10着 ▲ 04 サンシャイン(8人気) 【 再考 】 ◎ヴィルシーナは2着を守ったことを見る限り、狙いは正解だが肝心な勝ち馬が無印ではドモナラズ。 チューリップ賞4着からジェンティルドンナを外したが、一昔前に出番の合ったトライアル4着馬。 そして、牡馬混成のシンザン記念を3歳で勝ったこと。 この2つに気付く必要があった。 参考:トライアル4着馬参戦の桜花賞
参考:3歳牡馬混成重賞勝ち馬が出走した年の桜花賞
シンザン記念を制し、当日2人気のジェンティルドンナ。このキャリアが大きかったのでしょう。 桜花賞で1人気なら沈むと考えれば、そうではないこの馬の出番だった。 そして今年からG2以下の賞金が減額されたが、その減額重賞を勝った2頭の出番だった。 さらには、1着優先権不在となったこと。 考察でも触れたとおり、優先権を持たない馬が来る。 そこまで見ていた以上、取れてしかるべき馬券だったかと。 |