● 優駿牝馬(第72回 オークス)(G1) ● 5月20日東京11R 芝2400m、3歳、国際、牝、定量、指定 5月19日更新 変更点 3回2日→2回10日(時期不変)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 1.「10日目」 2.消えたジョワドヴィーヴル 3.2冠馬の要件 4.最終結論 1.「10日目」 昨年まで「3回東京2日目」で行われていたが、今年は「2回東京10日目」で行われる。 今年から夏季番組が2週早く行われるため、この日程になったわけだが、今後はこの日程がデフォルトになるのだろう。 このレースが「Jpn1」と表記された07年以降、今後はあり得ないJpn1表記、除外、当日番組変更……。 今後ありえないと考えられるケースが続いているが、この5年間はフローラS組優先権馬の枠が1つは連対している。 07年 2着 ベッラレイア フローラS1着 08年 1着同枠 カレイジャスミン フローラS2着 09年 1着同枠 ディアジーナ フローラS1着 10年 1着同着 サンテミリオン フローラS1着 11年 1着同枠 バウンシーチューン フローラS1着 裏を返せば、フローラS組の出番は昨年までとも考えられる。 今年の「10日目」が今後の基準となるならば、これまで暗躍したフローラS組は全く出番がなくなることだろう。 さらには、07年以降を見ると、牡馬相手に重賞力走歴を持つ馬の枠に出番が来ている。 07年 2着同枠 ピンクカメオ NHKマイルC 08年 2着 エフティマイア 新潟2歳S 09年 該当なし 10年 1着同枠 ステラリード 函館2歳S 11年 2着同枠 マイネイサベル 新潟2歳S 06年までの連対枠を見るとそのような馬はほとんどいない。 今年の出走馬で牡馬相手に重賞で力走した経験があるのは3頭。 桜花賞馬ジェンティルドンナ(シンザン記念)とエピセアローム(小倉2歳S)、アイムユアーズ(函館2歳S2着)。 それまでと逆をやるなら、これらの馬は消えてしまうことになるが……。 (ここまで5月16日更新) 2.消えたジョワドヴィーヴル 桜花賞で1番人気を裏切ったジョワドヴィーヴル。 故障でオークス戦線からは早々に離脱した格好となったが、この馬がいないことを考えたい。 これが意味することは、「阪神JF1着馬不在のオークス」になったことだが、このケースは02年以降では2回。 参考:阪神JF1着馬不在年のオークス(02年以降)
昨年はエリンコートの同枠にバウンシーチューン(フローラS1着)がいた。 そうなると、カギはフローラS1着馬。 そして、その相手は賞金を加算することなく優先権を得た馬。 フローラS1着のミッドサマーフェア。同枠はスイートピーS1着のダイワズームでオープン加算歴を持つ。 そして、4枠だけが牝馬500万下を勝った馬がまとめられた。 一方、賞金加算なしで優先権だけ勝ち取ったのはアイムユアーズ、ダイワデッセー、ココロチラリの3頭。 それぞれ同枠馬は優先権なし。 おまけに、ダイワデッセー、ココロチラリは単なる1勝馬で次走は500万に出ようと思えば出れる馬。 そう考えると、残るのはアイムユアーズとも受け取れる。 (ここまで5月17日更新) 3.2冠馬の要件 これを書いている前日夜の段階では3番人気にとどまる桜花賞馬ジェンティルドンナ。 2冠を達成するか否かから見てみたい。 これまでに桜花賞との2冠を達成した馬は01年以降では3頭。 参考:桜花賞馬と優駿牝馬(01年以降、なお、桜花賞馬不出走年除く)
いずれも桜花賞TRで連対して優先権を獲得していた。 今回のジェンティルドンナは牡馬相手の力走歴こそあれど、桜花賞トライアル負け。 このキャリアが気になってしまう。 4.最終結論 前年から開催地、施行時期が据え置かれた桜花賞、NHKマイルCは7日間化した1月開催の加算歴を持つ馬に出番を与えた。 逆に、開催地が変更された皐月賞は出番なし。 さらに、前年から賞金が減額されていない[地]優先権競走1着馬の枠に出番を与えている。 (桜花賞TRのアネモネSは前年施行なし) そう考えると、開催地据置のここは「1月開催加算歴あり」「賞金据置戦加算馬の枠の出番」と受け取れる。 ならば、狙うは桜花賞馬ジェンティルドンナ、スイートピーS勝ちのダイワズームだろう。 ジェンティルドンナに桜花賞TR負けがある以上、狙いづらいのでダイワズームを◎としたい。 阪神JF1着馬不在ということで、フローラS勝ちを持つ同枠のミッドサマーフェアが相手筆頭。 他では1月加算歴保持馬と同枠になったアイムユアーズ、桜花賞連対馬の2頭を。 馬券は枠連メインで馬連を押さえにしたい。 【 買い目 】 枠連、馬連流し 計8点 【 結果 】 1着 △ 14 ジェンティルドンナ(3人気) 2着 × 09 ヴィルシーナ(2人気) 3着 -- 03 アイスフォーリス(9人気) ----- 4着 ▲ 01 アイムユアーズ(4人気) 6着 ◎ 07 ダイワズーム(8人気) 13着 ○ 08 ミッドサマーフェア(1人気) ( 参考:馬連820円、馬単1900円 ) 【 再考 】 レース前に何かが起きるとみていたが、何も起きずゲートは開いた。 この時点で事実上の終了だったが、終わってみれば桜花賞の焼き直し。 むやみに穴を狙って失敗した典型例。 1月加算歴あり、牡馬混成戦力走歴あり、さらには賞金据置の桜花賞1着。 さらに、昨年と施行日程こそ同じものの中身が違う以上、昨年と同じ結末(フローラS組の起用)はない。 この時点で素直にジェンティルドンナで、相手も桜花賞のコピーでよかった。 変な形でケチつけて捻って失敗。 ただ、それだけです。 |