●近代競馬150周年記念 第26回 根岸ステークス(G3)● 
    1月29日東京11R ダート1400m、国際、別定、指定

    1月28日更新
    変更点 記念競走、WIN5発売、賞金減額(3800→3500)、JRA2連福
05 ダノンカモン 56 福永 12 セイクリムズン 57 吉田隼
11 テスタマッタ 58 岩田 09 シルクフォーチュン 57 藤岡康
× 02 サクラシャイニー 56 浜中 × 15 タイセイレジェンド 56 内田

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
16回 02年 2東1ダ14、混、別、指     9R⇔10R サウスヴィグラス
17回 03年 2中1ダ12、混、別、指 8-10歳なし 代替中山ダ12、馬単・3連複発売、別定規定変更 6R⇔7R サウスヴィグラス
18回 04年 1東1ダ14、混、別、指   代替戻り、別定規定変更 取消 シャドウスケイプ
19回 05年 1東1ダ14、国、別、指 7.9-12歳なし 国際化、3連単発売、賞金減額(4200→3900)   メイショウボーラー
20回 06年 1東2ダ14、国、別、指 9歳なし 1日→2日 8R⇔9R リミットレスビッド
21回 07年 1東2ダ14、国、別、指   別定規定変更 8R⇔9R ビッググラス
22回 08年 1東2ダ14、国、別、指 10.11歳なし 別定規定変更 降雪代替 ワイルドワンダー
23回 09年 1東2ダ14、国、別、指、2場 9歳なし 別定規定変更   フェラーリピサ
24回 10年 1東2ダ14、国、別、指   賞金減額(3900→3800)   グロリアスノア
25回 11年 1東2ダ14、国、別、指       セイクリムズン
26回 12年 1東2ダ14、国、別、指 4歳なし 近代競馬150周年記念、JRA2連福
WIN5発売、賞金減額(3800→3500)
   

【 考察 】
 日本の近代競馬発祥の地といわれる根岸の名をとった根岸S。
 だからこそ、今年の「近代競馬150周年記念」の副題競走がここから始まるのであろう。

 昨年行われた「小倉競馬場開設80周年記念」の副題がついた小倉記念、
 はたまた、今年行われる「中京競馬場リニューアル記念」のような単発ではない。

 このシリーズが1年間を通して行われる以上、04年の「JRA50周年記念」と同じ形となることが考えられる。

 そのJRA50周年記念の開幕戦となった04年の金鯱賞はタップダンスシチーが連覇を果たした。
 今年の根岸Sに前年1着馬のセイクリムズンが出走するのは、何かの偶然だろうか。

 さらには、今年は4歳馬がいない。
 いわゆる「世代抜け」が起きた年の根岸Sは、前走オープン勝ちが最低限必須となっている。
 
1着馬 前走 備考 2着馬 前走
03年 サウスヴィグラス クラスターC1着   ニホンピロサート ガーネットS1着
05年 メイショウボーラー ガーネットS1着   ハードクリスタル JCダート8着(2着同枠)
06年 リミットレスビッド ガーネットS1着   タイキエニグマ 師走S1着
08年 ワイルドワンダー JCダート5着 プロキオンS タイセイアトム ガーネットS1着
09年 フェラーリピサ エルムS1着   ヒシカツリーダー ジャニュアリーS1着

 前走重賞勝ち馬は今年はゼロ。
 OP特別では、ティアップワイルド、トウショウカズン、ヒラボクワイルドがいる。
 
 その一方、05年2着のハードクリスタル、08年2着のワイルドワンダーと前走重賞負け馬も連対はしている。
 しかし、ハードはJCダート2着同枠、ワイルドは南部杯2着歴があり、G1格連対枠入り歴を求めていることも考えられる。

 今回の該当馬はセイクリムズンとダノンカモン。
 こうなると、上り馬よりもこれまでの実績馬を上位と見たほうがよさそうだ。

 (ここまで1月26日更新)

 今年の出走馬16頭を見ると、前年のカペラS勝ち馬がいない。
 創設後は毎回前年のカペラS勝ち馬が出走し、自身か他馬かは別として、前走1着馬のワンツーフィニッシュを見せた。
 
 その馬が出てこなかった以上、話は変わるだろう。
 しかも、昨年までの3年間は全て1K増量された馬が勝った。

 いない以上、その逆を取りたい。
 4歳世代不在ということをあわせると、上で触れたが、前走負けのセイクリムズン、ダノンカモン。
 ここから増量なく56Kで出走するダノンカモンを◎。

 相手は前走負け馬で揃った5.6.8枠からとりたい。
 6枠両馬を取るが、JBCクラシック2着歴を持つセイクリムズンを上と見て相手筆頭。
 他では、今年から中京に移されるプロキオンS勝ちのシルクフォーチュン。
 再現性のない1600万きずな賞勝ちのタイセイレジェンドと、重賞歴のない馬が同枠配置された1枠からサクラシャイニーを。

【 買い目 】 馬連流し 計5点
 

【 結果 】
1着 △ 09 シルクフォーチュン(4人気)
2着 -- 04 トウショウカズン(9人気)
3着 ▲ 11 テスタマッタ(5人気)
-----
5着 ◎ 05 ダノンカモン(1人気)
6着 ○ 12 セイクリムズン(3人気)

【 再考 】
 カペラSの勝ち馬出走年→前走1着馬が勝っていた。
 今年は不在となると、狙いはその逆。
 つまりは前走負け組の出番で、本文では触れなかったが、前走負けの3.5.6.8枠が勝つのでは?と見ていた。

 勝ったシルクフォーチュンは再現不能な「京都」プロキオンS勝ちがあったので、問題はなかった。
 しかし、G1格連対枠入り歴なしが引っかかり評価を下げて失敗。
 前日に福永が一本かぶりの人気馬で重賞を勝っている以上、そんなに勝たせるか?という見た目があってもよかったのかも。

 ここまではとりあえず正解としてもいいが、問題はその後。

 4歳馬不在時は前走勝ちか……と触れたとおり、トウショウカズンが2着。
 前走1着どうしで決まっていたので、来るなら負け組か条件上がりと決めてしまった。

 前年勝ち馬が出てきている以上、その意義を問う必要があったということだろう。

 参考:前年1着馬出走の根岸S(国際化された05年以降)
1着馬 前走 備考 2着馬 前走
05年 メイショウボーラー ガーネットS1着   ハードクリスタル JCダート8着(2着同枠)
06年 リミットレスビッド ガーネットS1着   タイキエニグマ 師走S1着
07年 ビッググラス 京都金杯14着   シーキングザべスト ギャラクシーS1着
08年 ワイルドワンダー JCダート5着 プロキオンS タイセイアトム ガーネットS1着
12年 シルクフォーチュン ギャラクシーS3着 プロキオンS トウショウカズン 大和S1着

 
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