●第105回 農林水産省賞典 京都記念(G2)●
     2月12日京都11R 芝2200m、国際、別定

     2月8日週中考察更新
     変更点 WIN5発売、賞金減額(6400→6000)、別定規定変更
09 ヒルノダムール 58 藤田 01 ダークシャドウ 57 福永
03 トレイルブレイザー 57 武豊 07 ウインバリアシオン 57 安藤勝

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
95回 02年 2京7芝22、混、別、2場     取消 ナリタトップロード
96回 03年 2京7芝22、混、別、2場   馬単・3連複発売   マイソールサウンド
97回 04年 2京7芝22、混、別、2場       シルクフェイマス
98回 05年 2京7芝22、国、別、2場 5歳なし 国際化、3連単発売   ナリタセンチュリー
99回 06年 2京7芝22、国、別、2場       シックスセンス
100回 07年 2京7芝22、国、別、2場   別定規定変更   アドマイヤムーン
101回 08年 2京7芝22、国、別、2場、非   別定規定変更、非角指定化 番組変更あり アドマイヤオーラ
102回 09年 2京7芝22、国、別 9歳なし 角指定化、2場→3場 除外 アサクサキングス
103回 10年 2京7芝22、国、別、2場   3場→2場 枠連ゾロ目 ブエナビスタ
104回 11年 2京6芝22、国、別 5.8歳なし 7日→6日、2場→3場   トゥザグローリー
105回 12年 2京6芝22、国、別 7歳上なし WIN5発売、賞金減額(6400→6000)
別定規定変更
   

【 考察 】
 賞金が減額されたことで先月のAJCCと同じ構成となった。

 中2週で、距離も賞金も別定規定も全く同じG2をわざわざ行う必要があるのか?という疑問がある。
 これに関しては、もう少し考えてみたい。
 
 まずは、昨年と同じことから触れてみたい。
 前年から何らかの変更が行われた年は、同じ冠がついたレースで連対歴を持つ馬に出番が来る過去がある。

連対馬、馬名 農林水産省加算歴
03年 2着 イブキガバメント 鳴尾記念、小倉記念2着
05年 1着 ナリタセンチュリー 京都大賞典
07年 2着 ポップロック 目黒記念
08年 該当馬不出走  
09年 2着 サクラメガワンダー 鳴尾記念
10年 2着 ジャガーメイル 目黒記念2着
11年 2着 メイショウベルーガ 京都大賞典

 しかし、今年は直前1年間に同じ「農林水産省賞典」の副題戦で連対した馬はいない。

 拡大解釈しても、前年2着同枠のロードオブザリング、昨年の福島記念2着同枠のゲシュタルトの2頭。
 該当馬ゼロの08年は年明けに賞金を加算した両アドマイヤで決まっているが、今年はそのような馬もいない。

 ところで、先のAJCCは1番人気となったルーラーシップが制した。
 この馬は前年の金鯱賞勝ちで1K増の57K。
 
 基礎重量が1K軽くなったことで、これまでになかった増量57K馬を大いにアピールしたことになる。

 ならば、こちらではどうか?

 昨年の天皇賞馬ヒルノダムールが、AJCCにはいなかった増量58K馬として出走する。
 ルーラーシップが1K増馬を、ヒルノダムールが2K増をそれぞれ表明する象徴として使い分けることも考えられるだろう。

 (ここまで2月8日更新)

 そのため、単純だがそのヒルノダムールを◎としたい。
 グレード別定戦に変更されてから4年間出番ゼロの2K増馬に役割を与えるのではないだろうか。

 相手筆頭は前走G1連対馬となるダークシャドウ。
 その後は3歳馬不在のAR共和国杯勝ちのトレイルブレイザー、青葉賞勝ちのウインバリアシオンの両G2勝ち馬を。
 
【 買い目 】 馬連流し 計3点
 

【 結果 】
1着 ▲ 03 トレイルブレイザー(5人気)
2着 ○ 01 ダークシャドウ(1人気)
3着 ◎ 03 ヒルノダムール(3人気)
(参考:馬連1580円、馬単4810円、3連複1730円、3連単18600円)

【 再考 】
 ヒルノダムールで大丈夫か?と気にしていたが、58Kにこだわりすぎて失敗。
 保険で縦目を引いておくべきでした。

 というのも、このレースはダークシャドウのような前走G1連対馬、しかも2着馬の出番。
 そのときの相手はG2上連対歴保有馬。

年、頭数、枠連 着、馬名 前走 連対相手馬 G2上連対歴 変更点
06年 10頭、1−6 1着 シックスセンス 香港ヴァース2着 サクラセンチュリー AR共和国杯  
07年 14頭、6−3 1着 アドマイヤムーン
2着 ポップロック
香港C2着
有馬記念2着
(左記)   4000万別定
10年 13頭、8−8 1着 ブエナビスタ
3着 ドリームジャーニー
有馬記念2着
有馬記念1着
ジャガーメイル 目黒記念2着  
11年 12頭、2−5 着外 ビッグウィーク 菊花賞1着 トゥザグローリー
メイショウベルーガ
青葉賞2着
京都大賞典、女王杯2着
6日目に変更
12年 9頭、1−3 2着 ダークシャドウ 天皇賞秋2着 トレイルブレイザー AR共和国杯 WIN5発売
基礎重量1K減

 裏を返せば、ダークシャドウから3点引けば取れたレース。

 そして、AJCCとの違いを見せたことが1つ。
 AJCC連対馬のルーラースップ、ナカヤマナイトにはWIN5発売戦での賞金加算歴がなかった。
 その一方、京都記念はG2上連対歴を直近1年内に持つ5頭全てがWIN5発売戦連対歴あり。

 58K出走馬と合わせて、違いはここということを如実に表した結果かと。
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