●第46回 報知杯フィリーズレビュー(G2)(桜花賞トライアル)●
     3月11日阪神11R 芝1400m、3歳、牝、国際、馬齢、指定

     3月10日更新
     変更点 WIN5発売、代替5日→6日、賞金減額(5200→5000)
04 アイムユアーズ 54 ピンナ 16 イチオクノホシ 54 蛯名
08 アンチュラス 54 川田 07 ファインチョイス 54 池添
× 01 サトノジョリー 54 岩田 × 11 サクセスセレーネ 54 藤田

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
36回 02年 1阪6芝14、3歳、牝、定、指     サクセスビューティ
37回 03年 1阪6芝14、3歳、牝、馬、指 馬単・3連複発売、定量→馬齢   ヤマカツリリー
38回 04年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 混合化 取消 ムーヴオブサンデー
39回 05年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 3連単発売
3着までの外国産馬優先権付与
  ラインクラフト
40回 06年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指     ダイワパッション
41回 07年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 G2→J2   アストンマーチャン
42回 08年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指   1R⇔2R マイネレーツェル
43回 09年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指     ワンカラット
44回 10年 1阪6芝14、3歳、牝、国、馬、指 国際化、J2→G2   サウンドバリアー
45回 11年 1阪5芝14、3歳、牝、国、馬、指、1場 6日→震災代替5日(1週繰下)
出馬再投票実施
祝日、番組変更あり フレンチカクタス
46回 12年 1阪6芝14、3歳、牝、国、馬、指 WIN5発売、代替5日→6日(1週繰上)
賞金減額(5200→5000)
   

【 考察 】
 ファンタジーS→阪神JF2着のアイムユアーズがここから始動する。
 この馬の通った、夏季重賞連対→ファンタジーS→阪神JF2着の道は、07年の勝ち馬アストンマーチャンとかぶる。

 その07年というとJ2化元年。今年はWIN5発売元年と同じ新生1年目として受け取れる。
 さらには新馬券発売元年となった03年、05年は2歳重賞で賞金加算歴を持つうえに3歳初戦となった馬が制した。

 03年1着 ヤマカツリリー 前走 阪神JF2着
 05年1着 ラインクラウト 前走 阪神JF3着(ファンタジーS1着)

 そして、チューリップ賞とここでは同じ系統の馬を勝ち馬に招いていない。

 チューリップ賞を重賞未勝利馬が勝ったわけだが、そういった年のフィリーズレビューの勝ち馬を並べてみた。

 参考:チューリップ賞の勝ち馬が重賞未勝利馬の年のフィリーズS勝ち馬(馬齢化した03年以降)
チューリップ賞1着馬前走 備考 フィリーズレビュー 備考
03年 阪神JF7着 重賞勝ち馬不在 阪神JF2着  
05年 菜の花賞(OP)1着 重賞勝ち馬不在 阪神JF3着(ファンタジーS)  
06年 未勝利1着   フェアリーS1着  
08年 こぶし賞13着   エルフィンS4着 重賞勝ち馬不在
10年 未勝利1着   エルフィンS9着  
12年 500万1着      

 チューリップ賞を500万下勝ち馬が制したが、こちらは同じことはしてこないだろう。
 そうなると、アイムユアーズなどが浮かぶが、この馬は再現不能な1日目ファンタジーS勝ち。
 阪神JFにはそのまま持ち込んだが、桜花賞TRまでそれが許されるかどうかは気になります。

 (ここまで3月8日更新)  

 しかし、国際化されたチューリップ賞2着に混合最終年の阪神JF1着歴をアパパネが持ち込んだことがある。
 そこから見る限り、阪神JF→トライアル→桜花賞の流れは1つの線として考えなければいけないかもしれない。

 阪神JF連対馬がこちらに来るのは07年以来と最初にふれた。
 03年のヤマカツリリー、07年のアストンマーチャン以来だが、両馬は確実にレースを勝った。 

 その過去がある以上、今回も阪神JF2着馬アイムユアーズでいいだろう。

 前述した03年、07年は前走牝馬限定戦連対馬。
 ということから、相手はクイーンC2着のイチオクノホシが筆頭。

 ただ、気になる点はある。
 同じ桜花賞TRとして行われたチューリップ賞、アネモネSは、前走500万勝ち馬と重賞連対歴保有馬で決まった。

 この流れなら同じになるが、同じことを3度やる必要はないだろう。
 さらに、それでは1ハロンの距離短縮とWIN5対象戦の違いを説明できなくなる。
 単に1.2着を入れ替えるだけということで済ませる可能性もあれば、違う道を取ることも考えられる。
 
 本来ならサトノジョリー、サクセスセレーネだろうが、チューリップ賞、アネモネSとあまりに似すぎているため評価を下げる。

 かわりに、ファンタジーSで連対相手となったアンチュラス、函館2歳S勝ちのファインチョイスが入った4枠を上位としたい。

【 買い目 】 馬連流し 計5点
 

【 結果 】
1着 ◎ 04 アイムユアーズ(1人気)
2着 -- 05 ビウィッチアス(8人気)
3着 -- 09 プレノタート(7人気)
-----
4着 ○ 16 イチオクノホシ(2人気)
9着 ▲ 08 アンチュラス(3人気)

【 再考 】
 WIN5発売初年となったこのレース。
 新馬券発売初年は阪神JF組。おまけに連対馬とあってアイムユアーズがキッチリと勝った。

 これは読み通りだが2着が不在。

 さきに行われたチューリップ賞、アネモネSの両トライアルは同じ結末を見せた。
レース名 1着馬 加算歴 2着馬 加算歴
チューリップ賞 ハナズゴール 新馬、500万 エピセアローム 未勝利、小倉2歳S
アネモネS パララサルー 未勝利、菜の花賞 マイネエポナ 未勝利、フェアリーS2着

 勝ち馬は「500万下勝ちあり、オープン歴なし」。2着馬は「重賞連対あり、500万歴なし」。

 同距離戦の2レースと1ハロン違うここで同じような馬を繰り返し使うのならば、トライアルの存在に疑問が出てしまう。
 違う馬に出番を与えるというのなら、500万下勝ち馬ではない。

 しかもパララサルーのように、阪神JF後に初勝利を挙げた、いわゆる「ギリギリで優先権取得」を目指す馬でもない。

 ならば、残った選択肢はただ1つ。
 オープン勝ち歴を持つ馬。

 今回は3歳オープン特別1着馬が不在。
 2歳時は夏番組でエーシンキンチェム、ダームドゥラック。秋番組でビウィッチアス。

 500万に出ることなくオープンを勝った2頭が同居した3枠などは絶好の狙いどころだったのだろう。

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