●第46回 報知杯フィリーズレビュー(G2)(桜花賞トライアル)● 3月11日阪神11R 芝1400m、3歳、牝、国際、馬齢、指定 3月10日更新 変更点 WIN5発売、代替5日→6日、賞金減額(5200→5000)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 ファンタジーS→阪神JF2着のアイムユアーズがここから始動する。 この馬の通った、夏季重賞連対→ファンタジーS→阪神JF2着の道は、07年の勝ち馬アストンマーチャンとかぶる。 その07年というとJ2化元年。今年はWIN5発売元年と同じ新生1年目として受け取れる。 さらには新馬券発売元年となった03年、05年は2歳重賞で賞金加算歴を持つうえに3歳初戦となった馬が制した。 03年1着 ヤマカツリリー 前走 阪神JF2着 05年1着 ラインクラウト 前走 阪神JF3着(ファンタジーS1着) そして、チューリップ賞とここでは同じ系統の馬を勝ち馬に招いていない。 チューリップ賞を重賞未勝利馬が勝ったわけだが、そういった年のフィリーズレビューの勝ち馬を並べてみた。 参考:チューリップ賞の勝ち馬が重賞未勝利馬の年のフィリーズS勝ち馬(馬齢化した03年以降)
チューリップ賞を500万下勝ち馬が制したが、こちらは同じことはしてこないだろう。 そうなると、アイムユアーズなどが浮かぶが、この馬は再現不能な1日目ファンタジーS勝ち。 阪神JFにはそのまま持ち込んだが、桜花賞TRまでそれが許されるかどうかは気になります。 (ここまで3月8日更新) しかし、国際化されたチューリップ賞2着に混合最終年の阪神JF1着歴をアパパネが持ち込んだことがある。 そこから見る限り、阪神JF→トライアル→桜花賞の流れは1つの線として考えなければいけないかもしれない。 阪神JF連対馬がこちらに来るのは07年以来と最初にふれた。 03年のヤマカツリリー、07年のアストンマーチャン以来だが、両馬は確実にレースを勝った。 その過去がある以上、今回も阪神JF2着馬アイムユアーズでいいだろう。 前述した03年、07年は前走牝馬限定戦連対馬。 ということから、相手はクイーンC2着のイチオクノホシが筆頭。 ただ、気になる点はある。 同じ桜花賞TRとして行われたチューリップ賞、アネモネSは、前走500万勝ち馬と重賞連対歴保有馬で決まった。 この流れなら同じになるが、同じことを3度やる必要はないだろう。 さらに、それでは1ハロンの距離短縮とWIN5対象戦の違いを説明できなくなる。 単に1.2着を入れ替えるだけということで済ませる可能性もあれば、違う道を取ることも考えられる。 本来ならサトノジョリー、サクセスセレーネだろうが、チューリップ賞、アネモネSとあまりに似すぎているため評価を下げる。 かわりに、ファンタジーSで連対相手となったアンチュラス、函館2歳S勝ちのファインチョイスが入った4枠を上位としたい。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 ◎ 04 アイムユアーズ(1人気) 2着 -- 05 ビウィッチアス(8人気) 3着 -- 09 プレノタート(7人気) ----- 4着 ○ 16 イチオクノホシ(2人気) 9着 ▲ 08 アンチュラス(3人気) 【 再考 】 WIN5発売初年となったこのレース。 新馬券発売初年は阪神JF組。おまけに連対馬とあってアイムユアーズがキッチリと勝った。 これは読み通りだが2着が不在。 さきに行われたチューリップ賞、アネモネSの両トライアルは同じ結末を見せた。
勝ち馬は「500万下勝ちあり、オープン歴なし」。2着馬は「重賞連対あり、500万歴なし」。 同距離戦の2レースと1ハロン違うここで同じような馬を繰り返し使うのならば、トライアルの存在に疑問が出てしまう。 違う馬に出番を与えるというのなら、500万下勝ち馬ではない。 しかもパララサルーのように、阪神JF後に初勝利を挙げた、いわゆる「ギリギリで優先権取得」を目指す馬でもない。 ならば、残った選択肢はただ1つ。 オープン勝ち歴を持つ馬。 今回は3歳オープン特別1着馬が不在。 2歳時は夏番組でエーシンキンチェム、ダームドゥラック。秋番組でビウィッチアス。 500万に出ることなくオープンを勝った2頭が同居した3枠などは絶好の狙いどころだったのだろう。 |