● 東京優駿(第79回 日本ダービー)(G1) ●
     5月27日東京10R 芝2400m、3歳、国際、牡牝、定量、指定

     5月26日更新
     変更点 3回4日11R→2回12日10R(時期不変)、3場→2場
02 ヒストリカル 57 安藤 06 ゴールドシップ 57 内田
14 トーセンホマレボシ 57 ウィリア 17 グランデッツァ 57 池添
× 01 スピルバーグ 57 横山典 × 11 フェノーメノ 57 蛯名

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
69回 02年 4東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 9R施行→10R施行   タニノギムレット
70回 03年 2東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 馬単・3連複発売 8R⇔9R ネオユニヴァース
71回 04年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場     キングカメハメハ
72回 05年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 3連単発売   ディープインパクト
73回 06年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 11R施行日→12R施行日   メイショウサムソン
74回 07年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 表記G1→Jpn1   ウオッカ
75回 08年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 JRAプレミアム   ディープスカイ
76回 09年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場     ロジユニヴァース
77回 10年 3東4芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場 国際化、Jpn1→G1、優先権変更
(青葉賞 3→2、プリンシパルS 2→1)
  エイシンフラッシュ
78回 11年 3東4芝24、3歳、国、牡牝、定、指 WIN5発売
(皐月賞東京施行)
10R→11R
番組発表後変更
オルフェーヴル

79回

12年 2東12芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場 3回4日11R→2回12日10R(時期不変)
   

【 考察 】
 1.前年の全否定 2.1月7日間開催と12日間開催 3.賞金減額のG2、G3 4.朝日杯馬と東京優駿 5.皐月賞と東京優駿 6最終結論 
 
 1.前年の全否定

 今年の3歳G1はこれまでに4レース行われたが、何かが去年とかわっている。
 それもあり、いずれも前年を否定する結果を勝ち馬に求めている。

 参考:去年と今年の3歳G1
レース名 前年1着 前走 本年1着 前走
桜花賞 マルセリーナ エルフィンS1着 ジェンティルドンナ チューリップ賞4着
皐月賞 オルフェーヴル スプリングS1着 ゴールドシップ 共同通信杯1着
NHK グランプリボス NZT3着 カレンブラックヒル NZT1着
優駿牝馬 エリンコート 忘れな草賞1着 ジェンティルドンナ 桜花賞1着
東京優駿 オルフェーヴル 皐月賞1着    

 特にクラシックは逆。

 去年はトライアルをパスした馬がそれぞれ勝った牝馬路線。
 今年はトライアルから2冠馬ジェンティルドンナが現れた。

 一方の牡馬路線。
 去年はトライアルから2冠馬オルフェーヴル。
 今年の皐月賞はトライアルをパスしたゴールドシップが勝った。
 
 そうなると、ここで狙ってみたいのは去年の牝馬路線の焼き直し。
 つまり、トライアルをパスした前走オープン1着馬。

 京都新聞杯を勝ったトーセンホマレボシ、毎日杯から直行するヒストリカル。

 トライアル前に賞金加算を終了して本番まで息をひそめていたマルセリーナ、エリンコート、ゴールドシップ。
 この3頭を前例とするならば、今回の狙い目は毎日杯勝ちからここまで待ったヒストリカルだろう。
 
 初めての「2回東京12日」で行われる東京優駿。
 これまでになかった馬を出すならば、この馬ということもありうる。
 
 (ここまで5月22日更新)

 2.1月7日間開催と12日間開催

 今年の3歳G1の勝ち馬は前述したが、日程を1週間前に戻した皐月賞以外は1月開催加算歴を持つ馬を勝ち馬に求めた。
 
 ジェンティルドンナ → シンザン記念
 カレンブラックヒル → 新馬

 前年から日程を据え置いた3歳G1はここでの加算歴が必要というのならば、若駒Sを勝ったゼロスだろう。

 3.賞金減額のG2、G3

 今年からG2、G3の賞金額が減額された。

 ジェンティルドンナ(シンザン記念)、ゴールドシップ(共同通信杯)、カレンブラックヒル(NZT)。
 いずれも減額戦加算歴を有している点は見ておきたい。

 その一方でオープン特別とG1は賞金を据え置かれたが気になることがある。

 桜花賞 2着同枠 サウンドオブハート(紅梅S)
 皐月賞 2着 ワールドエース(若葉S)
 NHKマイルC 1着同枠 シゲルスダチ(マーガレットS)
 優駿牝馬 1着 ジェンティルドンナ(桜花賞)
 
 連対枠に賞金据置戦加算歴を直前加算に持つ馬がいる。

 今回は、スピルバーグ(プリンシパルS)、ゼロス(若駒S)、アルフレード(NHK2着)と皐月賞連対の2頭。

 この5頭の枠が全滅するというのは考えづらい。

 (ここまで5月24日更新)

 4.朝日杯馬と東京優駿
 
 皐月賞は出ずにこちらには出てきた昨年の朝日杯FS勝ち馬アルフレード。
 この馬が出てきたことを考えたい。

 参考:前年の朝日杯1着馬が出てきた年の東京優駿
1着馬   2着馬  
02年 タニノギムレット (皐月賞3着) シンボリクリスエス 青葉賞
03年 ネオユニヴァース 皐月賞 ゼンノロブロイ 青葉賞
04年 キングカメハメハ NHK ハーツクライ 京都新聞杯
05年 ディープインパクト 皐月賞 インティライミ 京都新聞杯
06年 メイショウサムソン 皐月賞 アドマイヤメイン 青葉賞
07年 ウオッカ 桜花賞2着 アサクサキングス きさらぎ賞
09年 ロジユニヴァース 弥生賞 リーチザクラウン きさらぎ賞
10年 エイシンフラッシュ (皐月賞3着) ローズキングダム (皐月賞4着)

 最高は10年2着のローズキングダムで、他は基本的に出番なし。
 朝日杯はあくまでも2歳王者としての位置づけで、そのままダービー馬にまで上り詰めた馬はいない。
 
 そう考えると、この馬は軽視するという手もある。

 5.皐月賞と東京優駿

 牡馬クラシック開幕の皐月賞と、3歳最高峰の東京優駿は賞金額の違い、優先権等にあるように似て非なるもの。

 2つとも「ものにする」馬もいれば、そうでない馬もいる。

 参考:皐月賞馬と東京優駿
  ダービー変更点 皐月賞馬、成績 2走前 ダービー馬  
02年 9R→10R ノーリーズン 着外 若葉S タニノギムレット 皐月賞3着、スプリングS
03年 馬単発売 ネオユニヴァース 1着 スプリングS (同左)  
04年   ダイワメジャー 着外 スプリングS3着 キングカメハメハ NHKマイルC
05年 3連単発売 ディープインパクト 1着 弥生賞 (同左)  
06年 12R制 メイショウサムソン 1着 スプリングS (同左)  
07年 G1→Jpn1 ヴィクトリー 2着同枠 若葉S ウオッカ 桜花賞2着
09年   アンライバルド 着外 スプリングS ロジユニヴァース 皐月賞14着、弥生賞
10年 国際化、Jpn1→G1 ヴィクトワールピサ 3着 弥生賞 エイシンフラッシュ 皐月賞3着
11年 10R→11R オルフェーヴル 1着 スプリングS (同左)  
 注:01年、08年は皐月賞馬不出走

 2冠馬となるのは最低でも皐月賞トライアルからの連勝馬。
 こうなると、トライアルをパスしたゴールドシップでは厳しそう。

 リベンジできるのは、「トライアルから完全別路線→G1連対」の馬がいないので、皐月賞トライアル勝ち+優先権。
 コスモオオゾラのみとなるが、皐月賞4着での優先権はダービー馬にしては安っぽくみえる。

 6.最終結論

 最初にも書いたが、昨年と牡牝を逆にしたように見える今年のクラシック。
 その中で、トライアル前に全てを終え、トライアルに「出てもよかったが出なかった」ヒストリカル。

 初となる「2回東京12日目」東京優駿をまとめる存在になるとみて、この馬から入りたい。
 同枠にプリンシパルS勝ちの優先権馬が入ったのもプラスだろう。

 相手はトライアル勝ちとなるゴールドシップ、スピルバーグ、フェノーメノ。
 しかし、フェノーメノのキャリアは弥生賞負け→皐月賞不出走→青葉賞勝ち。
 昨年2着のウインバリアシオンにかぶり、この手は今年は出番なしとみて評価を下げたい。
 
 あとは前走を勝ったトーセンホマレボシ。この馬かヒストリカルの両方が沈むのは考えづらい。

 最後にアルフレードと同枠に入ったグランデッツァを。

【 買い目 】 単複2、14 馬連2流し 計9点


【 結果 】
1着 -- 10 ディープブリランテ(3人気)
2着 × 11 フェノーメノ(5人気)
3着 ▲ 14 トーセンホマレボシ(7人気)
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5着 ○ 06 ゴールドシップ(2人気)
18着 ◎ 02 ヒストリカル(6人気)
( 複勝 440円 )

【 再考 】
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