●近代競馬150周年記念 第146回 天皇賞(秋)(G1)● 10月28日東京11R 芝2000m、国際、定量、指定 10月24日更新 変更点 記念
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 来年の大まかな日程が発表されたが、このレースは昨年、今年と同じ9日目施行を予定。 そう考えると、この日程がメインになりそうな感がありますが、今年は「行幸啓」のうえに、「近代競馬150周年記念」の副題戦。 そのため、今回は1度限りとなるレースになるが、これは04年〜06年以来のこと。 (04年は「50周年記念」、05年は「エンペラーズカップ100周年記念」、06年は「悠仁親王殿下御誕生慶祝」の副題) 参考:副題付与年となった天皇賞秋
取消発生のうえに天皇賞馬不在の06年以外は天皇賞馬が同枠にいる。 (04年:1着同枠 ヒシミラクル(03年春)、05年:2着 ゼンノロブロイ(04年秋)、1着同枠スズカマンボ(05年春)) 今年の出走予定馬では、昨秋の勝ち馬トーセンジョーダンと一昨年の春に勝ったジャガーメイルの2頭の天皇賞馬がいる。 この2頭がどこに入り、どの馬と同枠を組むのかには注目したい。 (ここまで10月24日更新) その枠構成だが、ジャガーメイルはアーネストリーと4枠に、トーセンジョーダンはダークシャドウ、トランスワープと7枠に組まれた。 これで、直前加算のレースがいずれも「近代競馬150周年記念」の副題付与戦となった7枠3頭の異様さが際立つことになる。 該当馬3頭を同じ枠に入れてきたことがどう出るか。 「どうせ消えるのだから一気に消せ」という考えか、それとも、同枠馬として全馬に出番を与える必要があるのか? 前回「50周年記念」の副題で行った04年は、同一副題戦連対馬には出番がなかった。 しかし、その年は3連単馬券が年の途中から発売されており、全戦同一馬券戦という今年とは話が違う。 そう考えると、今年は出番と見て、7枠から入りたい。 天覧競馬でもあり、前回はヘヴンリーロマンスに騎乗した松永幹(現調教師)が馬上から一礼したのは記憶に新しい。 当然、今年も勝利騎手にはそれなりのものを求めてくるであろう。 それを、外国人騎手にやれというのは難儀のはず。 だからこそ、勝つのは日本人騎手の騎乗馬だろうとみて、7枠からダークシャドウを本命。 相手は3歳馬が出る年で牡馬が1番人気の場合は消えていないため、カレンブラックヒルを筆頭。 あとは、今年限りとなる副題戦だが、同様に今年限りとなりそうな「ラジオ日本賞」のないセントライト記念を勝ったフェノーメノ、 7枠に入った前年勝ち馬のトーセンジョーダン、1月重賞勝利歴を持つルーラーシップとフェデラリストを。 【 買い目 】 枠連、馬単1着流し 計10点 【 結果 】 1着 -- 12 エイシンフラッシュ(5人気) 2着 ▲ 04 フェノーメノ(1人気) 3着 × 06 ルーラーシップ(2人気) ----- 4着 ◎ 13 ダークシャドウ(4人気) 5着 ○ 16 カレンブラックヒル(3人気) 【 再考 】 勝つのは日本人騎手の馬と触れながら外国人騎手騎乗馬に勝たれた以上、完敗。 本文中でも触れたが、天覧競馬であり、外国人騎手が両陛下への儀礼をするとは考えていなかった。 ただ、あれを見る限り、天皇賞の全騎乗騎手にJRAからの「通達」があったんでしょうね。 勝ったエイシンフラッシュだが、非WIN5対象戦日本ダービーでは最後の勝ち馬のうえに、そのダービーは取消戦。 昨年暮れに2着に突っ込んだ有馬記念も取消戦。 そのような再現性ゼロのレースにだけ出番がある馬とするならば、副題付与戦のここで出番が来るのも納得がいく。 一方、2着の▲フェノーメノ。 当日になって1番人気となったが、これが功を奏したのだろう。 というのも、牝馬不在の年は1番人気が連対する結果が残っている。 参考:牝馬不在年の天皇賞秋成績(01年以降)
こうなるとフェノーメノは出番あり。さらに1着馬は3歳時のG1勝ち歴を持っている。 これなら、フェノーメノからあっさりで終わるレースだった。 ここまで見切れなかったのは悔いが残ります。 そして、今年は9日目施行だったが、奇数開催日曜日のG1は先行したスプリンターズSも古馬重賞加算歴を持つ3歳馬の枠に出番が来た。 今回も1着同枠に3歳馬ジャスタウェイ(毎日王冠2着)。 改めて見直すとよくできています。 |