●近代競馬150周年記念 第146回 天皇賞(秋)(G1)●
     10月28日東京11R 芝2000m、国際、定量、指定

     10月24日更新
     変更点 記念
13 ダークシャドウ 58 福永 16 カレンブラックヒル 56 秋山
04 フェノーメノ 56 蛯名 15 トーセンジョーダン 58 スミヨン
× 06 ルーラーシップ 58 メンディ × 10 フェデラリスト 58 横山典

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
126回 02年 4中8芝20、牡牝、定、指   代替中山、馬単・3連複発売   シンボリクリスエス
128回 03年 3東8芝20、牡牝、定、指 3歳なし 代替戻り   シンボリクリスエス
130回 04年 4東8芝20、牡牝、定、指   50周年記念、3連単発売、別定規定変更   ゼンノロブロイ
132回 05年 4東8芝20、牡牝、国、定、指   国際化、エンペラーズカップ100周年記念 11R→10R ヘヴンリーロマンス
134回 06年 4東8芝20、牡牝、国、定、指   10R→11R、慶祝競走 除外、外枠発走 ダイワメジャー
136回 07年 4東9芝20、牡牝、国、定、指 3歳なし 8日→9日 降着あり メイショウサムソン
138回 08年 4東8芝20、国、定、指   9日→8日、セン馬開放   ウオッカ
140回 09年 4東8芝20、国、定、指 3歳なし JRAプレミアム   カンパニー
142回 10年 4東8芝20、国、定、指     降着あり ブエナビスタ
144回 11年 4東9芝20、国、定、指 3歳なし WIN5発売、8日→9日   トーセンジョーダン
146回 12年 4東9芝20、国、定、指   近代競馬150周年記念    

【 考察 】
 来年の大まかな日程が発表されたが、このレースは昨年、今年と同じ9日目施行を予定。
 そう考えると、この日程がメインになりそうな感がありますが、今年は「行幸啓」のうえに、「近代競馬150周年記念」の副題戦。

 そのため、今回は1度限りとなるレースになるが、これは04年〜06年以来のこと。
 (04年は「50周年記念」、05年は「エンペラーズカップ100周年記念」、06年は「悠仁親王殿下御誕生慶祝」の副題)

 参考:副題付与年となった天皇賞秋
1着/2着 前走 その他
04年 ゼンノロブロイ(1人気)
ダンスインザムード(13人気)
京都大賞典2着
秋華賞4着
天皇賞春2着
アメリカンオークス2着
05年 ヘヴンリーロマンス(14人気)
ゼンノロブロイ(1人気)
札幌記念1着
インターナショナルS(英国)2着
阪神牝馬S
有馬記念
06年 ダイワメジャー(4人気)
スウィフトカレント(7人気)
毎日王冠1着
オールカマー4着
マイラーズC
小倉記念

 取消発生のうえに天皇賞馬不在の06年以外は天皇賞馬が同枠にいる。
 (04年:1着同枠 ヒシミラクル(03年春)、05年:2着 ゼンノロブロイ(04年秋)、1着同枠スズカマンボ(05年春))

 今年の出走予定馬では、昨秋の勝ち馬トーセンジョーダンと一昨年の春に勝ったジャガーメイルの2頭の天皇賞馬がいる。
 この2頭がどこに入り、どの馬と同枠を組むのかには注目したい。

 (ここまで10月24日更新)

 その枠構成だが、ジャガーメイルはアーネストリーと4枠に、トーセンジョーダンはダークシャドウ、トランスワープと7枠に組まれた。
 これで、直前加算のレースがいずれも「近代競馬150周年記念」の副題付与戦となった7枠3頭の異様さが際立つことになる。

 該当馬3頭を同じ枠に入れてきたことがどう出るか。
 「どうせ消えるのだから一気に消せ」という考えか、それとも、同枠馬として全馬に出番を与える必要があるのか?

 前回「50周年記念」の副題で行った04年は、同一副題戦連対馬には出番がなかった。
 しかし、その年は3連単馬券が年の途中から発売されており、全戦同一馬券戦という今年とは話が違う。

 そう考えると、今年は出番と見て、7枠から入りたい。

 天覧競馬でもあり、前回はヘヴンリーロマンスに騎乗した松永幹(現調教師)が馬上から一礼したのは記憶に新しい。
 当然、今年も勝利騎手にはそれなりのものを求めてくるであろう。

 それを、外国人騎手にやれというのは難儀のはず。

 だからこそ、勝つのは日本人騎手の騎乗馬だろうとみて、7枠からダークシャドウを本命。

 相手は3歳馬が出る年で牡馬が1番人気の場合は消えていないため、カレンブラックヒルを筆頭。

 あとは、今年限りとなる副題戦だが、同様に今年限りとなりそうな「ラジオ日本賞」のないセントライト記念を勝ったフェノーメノ、
 7枠に入った前年勝ち馬のトーセンジョーダン、1月重賞勝利歴を持つルーラーシップとフェデラリストを。

【 買い目 】 枠連、馬単1着流し 計10点


【 結果 】
1着 -- 12 エイシンフラッシュ(5人気)
2着 ▲ 04 フェノーメノ(1人気)
3着 × 06 ルーラーシップ(2人気)
-----
4着 ◎ 13 ダークシャドウ(4人気)
5着 ○ 16 カレンブラックヒル(3人気)

【 再考 】
 勝つのは日本人騎手の馬と触れながら外国人騎手騎乗馬に勝たれた以上、完敗。

 本文中でも触れたが、天覧競馬であり、外国人騎手が両陛下への儀礼をするとは考えていなかった。

 ただ、あれを見る限り、天皇賞の全騎乗騎手にJRAからの「通達」があったんでしょうね。

 勝ったエイシンフラッシュだが、非WIN5対象戦日本ダービーでは最後の勝ち馬のうえに、そのダービーは取消戦。
 昨年暮れに2着に突っ込んだ有馬記念も取消戦。

 そのような再現性ゼロのレースにだけ出番がある馬とするならば、副題付与戦のここで出番が来るのも納得がいく。

 一方、2着の▲フェノーメノ。
 当日になって1番人気となったが、これが功を奏したのだろう。

 というのも、牝馬不在の年は1番人気が連対する結果が残っている。

 参考:牝馬不在年の天皇賞秋成績(01年以降)
1着 G1連対歴 3歳時G1 2着 G1成績
01年 アグネスデジタル 4人気 マイルCS マイルCS テイエムオペラオー 1人気 天皇賞春など
03年 シンボリクリスエス 1人気 有馬記念など 有馬記念など ツルマルボーイ 5人気 宝塚記念2着
07年 メイショウサムソン 1人気 天皇賞春など 東京優駿など アグネスアーク 7人気  
12年 エイシンフラッシュ 5人気 有馬記念2着 東京優駿 フェノーメノ 1人気 東京優駿2着
 注:G1連対歴は直前1年間、()はそれ以前

 こうなるとフェノーメノは出番あり。さらに1着馬は3歳時のG1勝ち歴を持っている。
 これなら、フェノーメノからあっさりで終わるレースだった。

 ここまで見切れなかったのは悔いが残ります。

 そして、今年は9日目施行だったが、奇数開催日曜日のG1は先行したスプリンターズSも古馬重賞加算歴を持つ3歳馬の枠に出番が来た。

 今回も1着同枠に3歳馬ジャスタウェイ(毎日王冠2着)。
 改めて見直すとよくできています。
 
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