●第73回 菊花賞(G1)● 10月21日京都11R 芝3000m、3歳、牡牝、国際、馬齢、指定 10月20日更新 変更点 6日→7日(時期不変)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 今年の菊花賞、セントライト記念を勝ったフェノーメノの回避に加えて、2度目となる「7日目施行」。 この2点の扱いが焦点になるとみたい。 まずは、フェノーメノの回避から。 優先権が1つ反故にされたうえに、トライアル1着馬の不在という事態が発生した。 トライアルで優先権を獲得した馬が揃わない菊花賞は01年以降で7回。 参考:トライアル1着馬が揃わない菊花賞(01年以降)
記念競走(JRA50周年)の副題がついた04年までは古馬戦組が重視されてきたが、ディープインパクト以降は優先権組が制している。 特に神戸新聞杯が2400になった07年以降は、前走2400組しか出番が来ていない。 今年の出走馬で、古馬混成重賞の連対経験馬は不在のため、例年を受け継ぐものとも考えられよう。 (ここまで10月17日更新) 前走で2400を走ったのは神戸新聞杯組の6頭(1.3.6.10.14.15)とコスモオオゾラ、タガノビッグバンの8頭。 そして、今回は「7日目」施行。 同じように「5日目」で行われた秋華賞は、ローズSで優先権を獲得した馬どうしでの決着という同じ結末を見せた。 前回7日目で行われた07年は神戸新聞杯2着のアサクサキングスが勝ち、京都大賞典3着のアルナスラインが2着。 アサクサキングスは、きさらぎ賞1着→皐月賞7着→NHK11着→東京優駿2着→宝塚記念15着→神戸新聞杯2着。 アルナスラインは、すみれS1着→(休養)→京都大賞典3着。 前者は別定重賞連対→クラシック出走歴あり→古馬重賞歴あり、さらには優先権持ち。 後者は古馬条件戦、ならびにトライアル、G1の出走歴なしと受け取れる。 前者を完全に満たすのが、毎日杯2着というのが気になるもののマウントシャスタ。 後者はロードアクレイム。 両馬とも、神戸新聞杯組というのも狙える内容であり、ここを軸としたい。 一方、ダービー馬ディープブリランテが直前になって回避したが、これでゴールドシップに重きをおけない。 参考:皐月賞馬出走、ダービー馬不在の菊花賞(01年以降)
書き方は失礼だが、見事なまでの負けっぷりが気になる。 ただし、これはいずれも「6日目」のものであり、「7日目」の今年は逆転(反転)もありうる。 それならば、この馬が変則2冠を達成することだろう。 あとは、変則9日間開催日での加算歴を持つタガノビッグバン。1月7日間開催の加算歴を持つニューダイナスティ。 最後に、唯一前年から賞金減額が行われていないレースから挑むコスモオオゾラを。 【 買い目 】 単複10、馬連流し 計7点 【 結果 】 1着 ▲ 01 ゴールドシップ(1人気) 2着 -- 16 スカイディグニティ(5人気) 3着 -- 15 ユウキソルジャー(7人気) ----- 6着 ○ 06 ロードアクレイム(3人気) 9着 ◎ 10 マウントシャスタ(2人気) 【 再考 】 「7日目」の今年は反転もありうる、と本文最後で書いたゴールドシップがあっさりと2冠達成。 あえて裏目を狙ったが、こういう時に限って表ですんなりと終わる。 こんなものでしょう。 今年は「7日目」施行だが、神戸新聞杯も「7日目」、セントライト記念は副題抜けの「5日目」施行。 トライアルも本番も全てが綺麗に1日ずれた。 つまり、単なる平行移動が行われたと解釈すれば、例年通りに終わる。 そして、その移動をアピールしたかったからこそ、神戸新聞杯とセントライト記念の最先着馬どうしできまるという、面白くもなんともない結末を迎えた。 前回7日目で行われた07年は、神戸新聞杯が祝日施行とはいえ6日目。 菊花賞「だけ」がずれた形だった。 今年はそうではなく、全部がずれた。 それなら、同じ視点で物を見てはいけない。 これではあたるものも当らないのは当然といえば当然なんでしょうね。 |