●有馬記念(第57回グランプリ)(G1)● 12月23日中山10R 芝2500m、国際、定量、指定 12月22日更新 変更点 祝日施行
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 今年の有馬記念はこれまでと同じ「8日目」とはいえ、最終ではなく9日間開催の8日目。 この違いが何を意味するのかは、時間があれば考えてみたい。 そして、07年以来となる「祝日」で行われるが、このケースは過去に3度。 オグリキャップのラストランで、かの「ライアン!」実況があった90年。 勝ったマンハッタンカフェよりも2着のアメリカンボスで驚かされた01年。 「中山専用機」と揶揄されたマツリダゴッホが勝った07年。 いずれも連対したのは4枠。 そして、枠連しかなかった90年以外、つまり21世紀になってからは当年の「祝日」加算歴を持つ馬に出番が来た。 01年 1着 マンハッタンカフェ 2/11 新馬1着 07年 1着 マツリダゴッホ 9/23 オールカマー1着 今年の出走予定馬で祝日加算歴を持つのは天皇賞春を勝ったビートブラック、京都大賞典を勝ったメイショウカンパク。 (ゴールドシップの勝った神戸新聞杯・ナカヤマナイトが勝ったオールカマーの行われた9月23日は、今年はただの日曜日です) この2頭がどの枠に入るかは注目したい。 (ここまで12月19日更新) さて、枠順を見ると、4枠にダイワファルコンと米国帰りのトレイルブレイザー。 メイショウカンパクは除外され、ビートブラックはゴールドシップと同じ7枠に入った。 こうなると7枠も消せなくなる。 その7枠に入った1番人気のゴールドシップ。 ブログの週中考察でも触れたが、初めての古馬との顔合わせとなる。 こういう馬が出てきたときの有馬記念を考えたい。 参考:古馬対戦歴なしの馬が出走した有馬記念
03年1着のシンボリクリスエスは当年天皇賞秋1着馬。 09年に当年菊花賞馬スリーロールスと同枠を組んだのは、宝塚記念を制したドリームジャーニー。 03年は2頭出てきたので、と考えるなら、出番は当年の3歳G1馬のいる枠となるが、これはゴールドシップ以外いない。 「7日目」菊花賞勝ちが引っかかるが、前回「祝日」で行われた07年も「5日目」秋華賞勝ちのダイワスカーレットが2着であり、問題ないだろう。 安直に見えるかもしれないが、ここから入りたい。 相手筆頭は奇数開催日程となったAJCC勝ちを持つルーラーシップ。 祝日伝統の4枠からは外国加算歴のあるトレイルブレイザー。 今回と同じく9日間開催化したオールカマーを制したナカヤマナイト。 同じ9日間開催天皇賞1着歴があるエイシンフラッシュはその後のJC負けが引っかかる。 今回と同じ6歳馬不在で行われた金鯱賞勝ちのオーシャンブルーは、今年の日程改変のシンボルとも受け取れ、消しづらい。 祝日加算歴のあるビートブラックと同様に押さえたい。 【 買い目 】 枠連 7-3.4.5.7.8、馬単2着流し 計10点 【 結果 】 1着 ◎ 13 ゴールドシップ(1人気) 2着 △ 06 オーシャンブルー(10人気) 3着 ○ 09 ルーラーシップ(2人気) ----- 7着 ▲ 15 ナカヤマナイト(5人気) ( 枠連 3350円 ) (参考:馬連3730円、馬単5200円、3連複4020円、3連単24250円) (騎手変更 02 エイシンフラッシュ 57デムーロ→57三浦) 【 再考 】 負けが多かった今年ですが、最後にほぼ考察通りに決まったので満足してます。 皐月賞、菊花賞の2冠を制したゴールドシップが古馬初対戦を迎えたのがここ。 おまけに、祝日競馬となった今回に祝日加算歴(天皇賞春)を持つ唯一の馬ビートブラックが同枠。 どう見ても、この枠が軸。 ちなみに、春の天皇賞馬と菊花賞馬(古馬、3歳限定でそれぞれ距離最長)の両方が出てきたときは、菊花賞馬に出番。 参考:当年春の天皇賞馬と菊花賞馬が揃った有馬記念(01年以降)
おまけに、秋の天皇賞馬に出番は来ない。 (だからこそ、エイシンフラッシュを無印にしたのだが) 一方、2着のオーシャンブルー。 今年の有馬記念に向けての大変化といえば、金鯱賞・朝日CCの秋施行。 その中で金鯱賞1着馬として出てきたことを見逃してはいけないということ。 宝塚記念はトゥザグローリーが新生鳴尾記念勝ちから挑んだが着外。 考えられることは、鳴尾記念はG3の一方、金鯱賞はG2という違いでしょうか。 |