●有馬記念(第57回グランプリ)(G1)●
     12月23日中山10R 芝2500m、国際、定量、指定

     12月22日更新
     変更点 祝日施行
13 ゴールドシップ 55 内田 09 ルーラーシップ 57 ウィリア
15 ナカヤマナイト 57 柴田善 06 オーシャンブルー 57 ルメール
× 08 トレイルブレイザー 57 武豊 × 14 ビートブラック 57 石橋脩

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
47回 02年 5中8芝25、混、定、指、2場   馬単・3連複発売 6R⇔7R シンボリクリスエス
48回 03年 6中8芝25、混、定、指       シンボリクリスエス
49回 04年 5中8芝25、混、定、指   3連単発売   ゼンノロブロイ
50回 05年 5中8芝25、混、定、指     5R⇔6R ハーツクライ
51回 06年 5中8芝25、混、定、指       ディープインパクト
52回 07年 5中8芝25、国、定、指   国際化 祝日施行、取消 マツリダゴッホ
53回 08年 5中8芝25、国、定、指 6歳なし 9R→10R、JRAプレミアム 枠ゾ万 ダイワスカーレット
54回 09年 5中8芝25、国、定、指 4歳なし     ドリームジャーニー
55回 10年 5中8芝25、国、定、指     取消 ヴィクトワールピサ
56回 11年 5中8芝25、国、定、指   WIN5発売、賞金増額(18000→20000) 取消 オルフェーヴル
57回 12年 5中8芝25、国、定、指、2場 6.8歳なし   祝日施行  
 
【 考察 】
 今年の有馬記念はこれまでと同じ「8日目」とはいえ、最終ではなく9日間開催の8日目。
 この違いが何を意味するのかは、時間があれば考えてみたい。

 そして、07年以来となる「祝日」で行われるが、このケースは過去に3度。

 オグリキャップのラストランで、かの「ライアン!」実況があった90年。
 勝ったマンハッタンカフェよりも2着のアメリカンボスで驚かされた01年。
 「中山専用機」と揶揄されたマツリダゴッホが勝った07年。

 いずれも連対したのは4枠。
 そして、枠連しかなかった90年以外、つまり21世紀になってからは当年の「祝日」加算歴を持つ馬に出番が来た。

 01年 1着 マンハッタンカフェ 2/11 新馬1着
 07年 1着 マツリダゴッホ 9/23 オールカマー1着

 今年の出走予定馬で祝日加算歴を持つのは天皇賞春を勝ったビートブラック、京都大賞典を勝ったメイショウカンパク。
 (ゴールドシップの勝った神戸新聞杯・ナカヤマナイトが勝ったオールカマーの行われた9月23日は、今年はただの日曜日です)
 
 この2頭がどの枠に入るかは注目したい。
 (ここまで12月19日更新)

 
 さて、枠順を見ると、4枠にダイワファルコンと米国帰りのトレイルブレイザー。
 メイショウカンパクは除外され、ビートブラックはゴールドシップと同じ7枠に入った。

 こうなると7枠も消せなくなる。

 その7枠に入った1番人気のゴールドシップ。
 ブログの週中考察でも触れたが、初めての古馬との顔合わせとなる。
 こういう馬が出てきたときの有馬記念を考えたい。

 参考:古馬対戦歴なしの馬が出走した有馬記念
年、変更点 該当馬、着順    
01年 慶祝、祝日、枠連万馬券、定量化 シンコウカリド 着外 1着 マンハッタンカフェ 3歳菊花賞馬
03年 (3連単前年) リンカーン 2着
ゼンノロブロイ 3着
1着 シンボリクリスエス 前年1着
05年 当日施行順変更あり ディープインパクト 2着
3歳3冠馬
07年 祝日、国際化 ロックドゥカンブ 2着同枠 2着 ダイワスカーレット 3歳桜花賞馬
09年 アンライバルド 2着同枠 1着同枠 スリーロールス 3歳菊花賞馬
10年 55回、取消 ダノンシャンティ 着外 1着 ヴィクトワールピサ 3歳皐月賞馬
11年 取消、WIN5発売、賞金増額 オルフェーヴル 1着
3歳3冠馬
12年 祝日 ゴールドシップ ?    

 03年1着のシンボリクリスエスは当年天皇賞秋1着馬。
 09年に当年菊花賞馬スリーロールスと同枠を組んだのは、宝塚記念を制したドリームジャーニー。

 03年は2頭出てきたので、と考えるなら、出番は当年の3歳G1馬のいる枠となるが、これはゴールドシップ以外いない。

 「7日目」菊花賞勝ちが引っかかるが、前回「祝日」で行われた07年も「5日目」秋華賞勝ちのダイワスカーレットが2着であり、問題ないだろう。
 
 安直に見えるかもしれないが、ここから入りたい。

 相手筆頭は奇数開催日程となったAJCC勝ちを持つルーラーシップ。
 祝日伝統の4枠からは外国加算歴のあるトレイルブレイザー。
 今回と同じく9日間開催化したオールカマーを制したナカヤマナイト。
 同じ9日間開催天皇賞1着歴があるエイシンフラッシュはその後のJC負けが引っかかる。

 今回と同じ6歳馬不在で行われた金鯱賞勝ちのオーシャンブルーは、今年の日程改変のシンボルとも受け取れ、消しづらい。
 祝日加算歴のあるビートブラックと同様に押さえたい。

【 買い目 】 枠連 7-3.4.5.7.8、馬単2着流し 計10点
 

【 結果 】
1着 ◎ 13 ゴールドシップ(1人気)
2着 △ 06 オーシャンブルー(10人気)
3着 ○ 09 ルーラーシップ(2人気)
-----
7着 ▲ 15 ナカヤマナイト(5人気)
( 枠連 3350円 )
(参考:馬連3730円、馬単5200円、3連複4020円、3連単24250円)
(騎手変更 02 エイシンフラッシュ 57デムーロ→57三浦)

【 再考 】
 負けが多かった今年ですが、最後にほぼ考察通りに決まったので満足してます。

 皐月賞、菊花賞の2冠を制したゴールドシップが古馬初対戦を迎えたのがここ。
 おまけに、祝日競馬となった今回に祝日加算歴(天皇賞春)を持つ唯一の馬ビートブラックが同枠。

 どう見ても、この枠が軸。

 ちなみに、春の天皇賞馬と菊花賞馬(古馬、3歳限定でそれぞれ距離最長)の両方が出てきたときは、菊花賞馬に出番。

 参考:当年春の天皇賞馬と菊花賞馬が揃った有馬記念(01年以降)
天皇賞春1着馬 菊花賞1着馬 参考:天皇賞秋1着馬
01年 テイエムオペラオー 着外 マンハッタンカフェ 1着 (不出走)
05年 スズカマンボ 2着同枠 ディープインパクト 2着 ヘヴンリーロマンス 着外
09年 マイネルキッツ 着外 スリーロールス 1着同枠 (不出走)
11年 ヒルノダムール 着外 オルフェーヴル 1着 トーセンジョーダン 1着同枠
12年 ビートブラック 1着同枠 ゴールドシップ 1着 エイシンフラッシュ 着外
 
 おまけに、秋の天皇賞馬に出番は来ない。
 (だからこそ、エイシンフラッシュを無印にしたのだが)

 一方、2着のオーシャンブルー。
 今年の有馬記念に向けての大変化といえば、金鯱賞・朝日CCの秋施行。
 その中で金鯱賞1着馬として出てきたことを見逃してはいけないということ。
 宝塚記念はトゥザグローリーが新生鳴尾記念勝ちから挑んだが着外。

 考えられることは、鳴尾記念はG3の一方、金鯱賞はG2という違いでしょうか。
 
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