●第52回 宝塚記念(G1)● 6月26日阪神11R 芝2200m、国際、定量、指定 6月25日更新 変更点 10R→11R
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 1.4日間開催 2.初物の出番? 3.[地]のいない今年 4.当年G1馬もいない 5.最終結論 <1.4日間開催> 宝塚記念の設計を見ると、「第4回阪神4日目11R」。 「はくぼ競馬」の取りやめで今年は11Rで行われることが変更点。 しかし、それ以上に気になるのが、今週で阪神は終わり、来週から「第4回京都」が始まる日程。 去年と同じようにやれたはずだが、なぜ、こんなことをしたのだろうか?。
今年の日程変更は震災の影響を受けたものではなく、当初から。 3月と12月に中京の代替開催を行うことで、そのまま埋めると小倉で5開催(40日)。 「それは勘弁してくれ」(地元の方すみません)なのだろうか? ならば、去年同様に例年の中京開催を京都で行い、小倉のどちらかを阪神で行えば済む話だろう。 しかし、この変則日程にしたことは、「今年の関西の夏季番組全体を変更させる」という意思があると考えられる。 そのさなかにある以上、ここへの影響はゼロではない。 そこで、本題に戻りたい。 競馬法が改正されたが、1開催8日(4週間)が基本路線だが、今回は4日間開催でG1が組まれた。 過去に8日間開催以外でG1が組まれたのは7回。 (07年の秋華賞、菊花賞も該当するが、Jpn1であることと同時に3歳限定戦のため除外)
よくよく見ると、書き方は悪いが開催日数にふさわしいキャリアを持った馬だらけ。 ならば、今年もそういった馬を狙っていく必要があるだろう。 <2.初物の出番?> 先の安田記念で3歳馬の初制覇があったように、今年の春のG1戦線を振り返ると、これまでになかったケースがずっと続いた。 この傾向が続くか?ということだが、トライアルや開催場数の変更がない以上、それを求める必要はなさそうに見える。 参考:本年の古馬G1変更まとめ
裏返せば、これまでの宝塚記念と似た結末を見せるのではないだろうか。 (ここまで6月22日更新) <3.[地]のいない今年> 夏季番組に移ってからの9年間。 直近1年間にG2勝ちかG1連対歴を持たない馬は未勝利と、実績馬に出番を求めている感がある。 そして、公営馬が今年もいない。 [地]の参戦がない宝塚記念を見ると、夏季移行後は前走1着馬しか勝っていない。
今年の出走馬で「前走1着」は金鯱賞勝ちのルーラーシップのみ。 03.04.08年と同様、天皇賞vs金鯱賞という組み合わせも考えられる。 <4.当年G1馬もいない> ブログの週中考察でも触れたが、ヴィクトワールピサ、ヒルノダムール、アパパネなどが相次いで回避。 その結果、今年になってからG1を勝った馬がいない顔ぶれで行われることになった。 参考:当年G1馬不在の宝塚記念(夏季番組移行後)
金鯱賞勝ち馬、前走G1連対枠入りの馬しか出ていない。 そうなると、金鯱賞を勝ったルーラーシップ、天皇賞2着のエイシンフラッシュ、ヴィクトリアマイル2着のブエナビスタ。 安田記念1着同枠のダノンヨーヨー、天皇賞春1着同枠のビートブラック。 この5頭で終わる。 <5.最終結論> 今年から新馬券「WIN5」が発売される。 そのように新馬券が発売された年には、また1つ気になる傾向が。
勝ち馬はG1馬、そして、今年宝塚記念の負担重量と同重量でG1連対歴を持つ。 そんな馬は出馬表を探しても1頭しかいない。 昨年の取消戦ダービー勝ち、11R化した天皇賞春2着歴を持つエイシンフラッシュ。 安直だが、ここから入りたい。 同枠の「京都11日」金鯱賞1着馬ルーラーシップ。 この枠が主役。 その後は、2年連続してファン投票1位の立場で参戦するブエナビスタ。 あとは、58K加算歴を揃って持つ7枠2頭と、前走2着のハートビートソングを押さえたい。 【 買い目 】 単勝4、枠連 2-2.4.7、馬連 4-7.8.13.14 計8点 【 結果 】 1着 -- 02 アーネストリー 2着 ▲ 08 ブエナビスタ 3着 ◎ 04 エイシンフラッシュ ----- 5着 ○ 03 ルーラーシップ 【 再考 】 「新馬券」発売初年ということから2枠を狙ったが、結果を見る限り、間違っていた。 それ以前に「ファン投票1位」で2年連続して出走したブエナビスタ。 55Kのヴィクトリアマイル負けが気になっていたが、昨秋の天皇賞秋で56Kをクリアしていたので、問題なしということか。 おまけに昨年と同じ馬番を背負っていたこの馬をねぎらうことが先だったようです。 一方、勝ったアーネストリー。 こちらは前走3着馬をそろえた枠構成が気にはなっていたが、今回も3着と見ていた。 夏番組唯一のG1がここ。 それに対して、夏番組唯一のG2が札幌記念。 そこでの賞金加算歴が意味を持つ、ということだったのだろう。 |