●第16回 マーメイドステークス(G3)● 
    6月19日阪神11R 芝2000m、牝、国際、ハンデ、特指

    6月18日更新
    変更点 10R→11R、当日2R⇔6R、8R⇔9R
10 ディアアレトゥーサ 55 吉田豊 01 アスカトップレディ 53 浜中
07 セラフィックロンプ 56 宮崎 04 ブロードストリート 56 岩田
× 08 フミノイマージン 55 太宰 × 13 プロヴィナージュ 56 佐藤

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
7回 02年 3阪8芝20、牝、混、別、特 3歳あり
7歳上なし
特指化、夏季番組移行   ヤマカツスズラン
8回 03年 3阪8芝20、牝、混、別、特 3歳あり
7歳上なし
馬単・3連複発売   ローズバド
9回 04年 3阪8芝20、牝、混、別、特 3歳あり
6歳なし
  9R⇔10R アドマイヤグルーヴ
10回 05年 3阪8芝20、牝、国、別、特 6歳上なし 国際化、3連単発売
賞金減額(4200→3900)
取消 ダイワエルシエーロ
11回 06年 4京2芝20、牝、国、H、特 3歳あり
7歳上なし
代替京都、8日別定→2日ハンデ   ソリッドプラチナム
12回 07年 3阪2芝20、牝、国、H、特 3歳あり 代替戻り   ディアチャンス
13回 08年 3阪2芝20、牝、国、H、特 7歳上なし 11R→10R 単勝、枠連万馬券 トーホウシャイン
14回 09年 3阪2芝20、牝、国、H、特 7歳上なし     コスモプラチナ
15回 10年 3阪2芝20、牝、国、H、特 7歳なし 賞金減額(3900→3800)   ブライティアパルス
16回 11年 4阪2芝20、牝、国、H、特   10R→11R 2R⇔6R、8R⇔9R  

【 考察 】
 06年に3週繰り上げられてからは何でもあり?というか、実績馬が勝てないレースとなっている。

 しかし、今年は変則4日間開催(今週から4回阪神)に組まれた。
 それと併せて、再現不能なキャリアを持つ馬にまとめてもらう手を使ってくることが考えられる。

 さらに、今年は「はくぼ競馬」の中止で11R施行に変更されたうえに、当日の2Rと6R、8Rと9Rが当初から入れ替えられている。

 これにより、1回限りのレースになると受け取りたい。

 出走馬でそういったレースの加算歴を持つ馬というと、セラフィックロンプ、ディアアレトゥーサ、フミノイマージン、ブロードストリートと今回は実績馬が揃って該当。

 2日目になってからは大荒れだが、今年は平穏に収まるのではないだろうか。

 (ここまで6月16日更新)

 さて、レース全体を1年のスパンから見てみたい。
 このレースから夏季番組が始まるが、優駿牝馬、ヴィクトリアマイルの両G1以降では初の牝馬重賞。

 夏はここから始まり、次は別定戦のクイーンS(札幌)。
 秋は秋華賞→女王杯で終わり、暮れのハンデ戦愛知杯、1月下旬の別定戦京都牝馬Sと牝馬路線は続いていく。

 G1後にハンデ戦→別定戦と並べるのはどちらも同じだが、結果は両極端。

 愛知杯で、女王杯出走馬が勝てなかったのは1回だけ。

 その一方、ヴィクトリアマイル組が出て連に絡んだのは07年2着のサンレイジャスパーのみ。
 優駿牝馬からは出走する馬すらいないのがこのレース。

ヴィクトリアマイル マーメイドS
06年 新設 11回、代替京都、8日別定→2日ハンデ、3歳あり
07年 G1→Jpn1、枠連ゾロ目万馬券 3歳あり
08年    
09年 Jpn1→G1 11R→10R、単勝万馬券、枠連万馬券
10年 当日番組変更あり 賞金減額(3900→3800)
11年 当日番組変更あり、福島牝馬S新潟施行、7歳上なし 10R→11R、当日施行順変更あり


 ただ、ブログでもふれたが、今年は牡馬重賞連対歴を持つ馬が出走する。
 そのような馬が出てきた年は、彼女らに出番が来ている過去もある。

 参考:牡馬混成重賞連対馬出走年(夏季番組移設後)
馬、結果 牡馬重賞連対 前走
02年 ヤマカツスズラン 1着
タフネススター 2着
プロキオンS2着
カブトヤマ記念、愛知杯2着
プロキオンS2着
愛知杯2着
03年 テイエムオーシャン 2着 札幌記念 金鯱賞9着
05年 ダイワエルシエーロ 1着 京阪杯 愛知杯16着
  (↑8日目別定、↓2日目ハンデ)    
07年 サンレイジャスパー 2着 新潟記念2着 ヴィクトリア14着
08年 サンレイジャスパー 着外 小倉記念 小倉記念1着

 ハンデ戦では2回のみとサンプルにならないが、夏季番組に移ってからの中身が気になる。

 ともにサンレイジャスパーだが、07年は連対した一方、08年は沈んだ。
 07年はヴィクトリママイルからの転戦、08年は小倉記念から1年弱の休養。

 この違いを見ておきたい。

 該当馬が2頭いるが、かたやヴィクトリアマイルをパスしたプロヴィナージュ(朝日CC2着)。
 もう1頭は1着同枠も入ったディアアレトゥーサ(福島記念2着)。

 「牡馬混成重賞連対→ヴィクトリアマイル出走」の流れを求めるのならば、ディアアレトゥーサに出番があると受け取れる。

 そのため、この馬から入りたい。
 
 今年は1回限りのレースとなるであろう。
 ならば、京都12日間開催で行われたパールS勝ちのアスカトップレディは消せないので、この馬を相手筆頭。

 あとは、打ち止め戦に出番のあるセラフィックロンプ、愛知杯2着のブロードストリート。
 ヴィクトリアマイルへ行かなかったフミノイマージン、もう1頭の牡馬加算歴を持つプロヴィナージュを押さえたい。  

【 買い目 】 単複10、馬連流し 計7点


【 結果 】
1着 × 08 フミノイマージン
2着 △ 04 ブロードストリート
3着 -- 05 アースシンボル
-----
7着 ○ 01 アスカトップレディ
9着 ▲ 07 セラフィックロンプ
10着 ◎ 10 ディアアレトゥーサ

【 再考 】
 終わってみれば、阪神開催となった中山牝馬Sで2着枠にいた2頭のワンツー。
 今年は4日間開催のうえに、当日の施行順変更あり、11R施行、3歳馬なし……再現性のないレースだった以上、
 そういうところから単純に入ればよかった。

 それならば、内からアスカトップレディ、ブロードストリート、セラフィックロンプ、フミノイマージン。
 この4頭で終わる。

 フミノイマージンが格上挑戦した中山牝馬S(阪神施行)2着でオープン入りし、福島牝馬S(新潟施行)1着。
 さらには、金鯱賞(京都施行)2着同枠。

 こういうときに出てくる馬ということを見抜かなければいけないレースだった。
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