●小倉競馬場開設80周年記念 サマー2000シリーズ 第47回農林水産省賞典小倉記念(G3)● 
    7月31日小倉11R 芝2000m、国際、ハンデ、特指

    7月30日更新
    変更点 記念、2回6日10R→4回2日11R(時期不変)
02 ナリタクリスタル 57.5武豊 15 コスモファントム 57.5幸
17 イタリアンレッド 55 浜中 14 ヤマニンウィスカー 53 藤岡康
× 01 ホクトスルタン 57 川田 × -- --

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
38回 02年 3小2芝20、混、H、特   馬単・3連複発売   アラタマインディ
39回 03年 3小2芝20、混、H、特 4.8歳なし     ロサード
40回 04年 3小2芝20、H、特 3歳なし 50周年記念、混合→なし   メイショウカイドウ
41回 05年 3小2芝20、混、H、特 3歳なし 混合化、3連単発売、11R→10R 11R⇔12R メイショウカイドウ
42回 06年 2小6芝20、混、H、特 3歳なし 3回2日→2回6日、サマーシリーズ組込   スウィフトカレント
43回 07年 2小6芝20、混、H、特 3歳なし 表記G3→Jpn3   サンレイジャスパー
44回 08年 2小6芝20、混、H、特 7歳なし     ドリームジャーニー
45回 09年 2小6芝20、国、H、特 3歳なし 国際化、J3→G3   ダンスアジョイ
46回 10年 2小6芝20、国、H、特 3歳なし   除外 ニホンピロレガーロ
47回 11年 4小2芝20、国、H、特 3歳なし 記念、2回6日10R→4回2日11R(時期不変)    

【 考察 】
 例年より2週遅れで、今週から夏の小倉が開幕。

 それによる12日開催で、今週が開幕週扱いになること。
 11Rで行われること、さらには開設80周年記念の副題が付与されること。

 何もかもが1回きりとして考えられるレースとなった。

 ちなみに、前回、「記念」の副題がついたのは04年の「JRA創立50周年記念」。

 前回、11Rで行われたのも同じ04年。

 今年からWIN5が発売されるが、前回の新馬券初年となったのは05年。

 この04.05年は当年、翌年と施行条件が連続して変更されたため、当該条件では1度きりのレース。

 そのような時代だったからこそ、まとめ上げてしまうかのごとく、かの「小倉3冠馬」メイショウカイドウが生まれたのだろう。

1着馬 前走 2着馬 前走
04年 メイショウカイドウ 北九州記念2着 メイショウバトラー 北九州記念3着
05年 メイショウカイドウ 北九州記念1着 ワンモアチャッター 1000万特別1着

 出目に関しては、1着馬はともに「10番」。

 前走で北九州記念連対と出ているが、当時は北九州記念が先行して1800で行われ、小倉記念が3週後に行われていた。
 前走重賞連対ととるなら、七夕賞を制したイタリアンレッド以外いない。

 前走で賞金加算を果たしたのもこの馬のみ。

 来期はもとに戻る以上、変則開催だった「中山」七夕賞を勝ったイタリアンレッドで単純にまとめてくるのだろうか?

 (ここまで7月28日更新)

 そして、気になるのが「小倉競馬場開設80周年記念」の副題。
 10年に1度、競馬場開設記念を自分たちで祝うと仮定するならば、過去10年を振り返ればいい。
 そういったレースは過去10年で10レース。

年、レース名 条件 年数 1着馬 備考
01年 小倉城特別 1000 70 3−4 3−4 トウカイオーザ  
03年 中京競馬場50周年記念 1600 50 8−1 17−1 イルバチオ  
03年 東京競馬場開設70周年記念 1600 70 4−7 4−10 ニシノムーンライト  
05年 豊栄特別 1000 40 6−4 10−5 フェミニンガール  
05年 鳴滝特別 1000 80 8−3 9−3 アドマイヤモナーク  
06年 漁火特別 1000 110 非発売 7−6 トウカイハッスル 取消
07年 目黒記念 重賞 100 1−6 2−11 ポップロック  
07年 札幌記念 重賞 100 1−4 1−8 フサイチパンドラ  
08年 初日の出S 1600 80 2−1 3−2 レオエンペラー  
08年 安達太良S 1600 90 2−8 2−14 シルクウィザード  
09年 オリオンS 1600 60 2−3 3−5 トップカミング 取消
 
 ちょうど10年前は夏の小倉初日メインに付与された。
 今年も、そうすればよかったものだが、あえて重賞に振ってきたことに注目したい。

 メインレースが西部スポニチ賞とマスコミレースになっているが、マスコミを優先したというのは論点が違う。
 それくらい「ぱぱっ」と飛ばすことくらいは主催者にとっては朝飯前のことだろう。

 重賞に副題が付与されたのは2つ。
 07年の目黒記念と札幌記念だが、ともに「前年のG1連対馬vs条件馬」という組み合わせのなか1枠が制した。

 前年のG1連対馬なんていないが、それはG2(Jpn2)とG3の違いとして受け取りたい。

 1枠2頭は、ホクトスルタンに福島市制施行100周年記念(1000万)2着歴、ナリタクリスタルには「小倉」中京記念勝ち。
 再現不能なレースで連対したキャリアがあるので問題はなさそう。

 そして、表にはないが、ヤマニンウィスカーがオリオンSで2着に力走した前科がある。
 そのヤマニンウィスカーと唯一の条件馬ワルキューレが7枠に同居。

 これも何かの因縁と受け取れる以上、枠連1−7は外せない。

 あとは、周年記念という副題は来年つくわけがなく、そう考えると再現性は10年後しか来ない。
 ならば、「中山」七夕賞勝ちのイタリアンレッドがサマー2000シリーズをまとめて「つまらなく」してしまう可能性は否めない。

 そこで、7枠は3着という匂いが消せないが、今回はこの3つの枠でまとめたい。

【 買い目 】 枠連 1.7.8 ボックス、馬連 2.14.15.17 ボックス 計9点


【 結果 】
1着 ▲ 17 イタリアンレッド
2着 -- 09 キタサンアミーゴ
3着 -- 06 リクエストソング
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6着 ◎ 02 ナリタクリスタル
14着 ○ 15 コスモファントム

【 再考 】
 「安直すぎた」と言われればそれまでだが、本文でもふれたように「開設80周年」のタイトルがここについたことが気になった。
 当時のJpn2と今回のG3では違うのは当然だろうが、それを入れ替えてくるとみていた。

 つまり、これまでの1着枠だった1枠を2着にしてくる、そうと読んだ以上、完敗だろう。

 スタートの切り口を間違えているので、最終回答までにたどり着けない。

 さて、本題。
 七夕賞勝ちのイタリアンレッドがここも制した。

 これまで、そのようなケースはなかったが、今年は七夕賞が中山開催。
 さらにここも「4回小倉2日目」という12日間開催の開幕週。

 これまた、ありえない日程。

 そのような日程下で行われている以上、ここでは出番がある、ということか。

 
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