●サマースプリントシリーズ 第18回 函館スプリントステークス(G3)●
     7月3日函館11R 芝1200m、国際、別定、特指

     7月2日更新
     変更点 9R→11R
09 ヘニーハウンド 53 武豊 03 テイエムオオタカ 53 丸山
07 クリアンサス 51 国分恭 06 ケイアイアストン 56 秋山
× 11 パドトロワ 56 安藤勝 × -- --

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
9回 02年 1函6芝12、混、別、特   8日→6日、別定規定変更 9R⇔10R サニングデール
10回 03年 1函6芝12、混、別、特   馬単・3連複発売、別定規定変更   ビリーヴ
11回 04年 1函6芝12、混、別、特     取消 シーイズトウショウ
12回 05年 1函6芝12、混、別、特 7歳なし 3連単発売、賞金減額(4300→4100) 6R→7R→8R
9R→12R→10R
シーイズトウショウ
13回 06年 1函6芝12、混、別、特   別定規定変更、サマーシリーズ組込 取消、6R⇔7R、8R⇔9R ビーナスライン
14回 07年 1函6芝12、混、別、特   別定規定変更、表記G3→Jpn3   アグネスラズベリ
15回 08年 1函6芝12、混、別、特 4.9歳なし 別定規定変更   キンシャサノキセキ
16回 09年 1札6芝12、国、別、特 7歳なし 函館11R→札幌9R、国際化、J3→G3
外国馬別定規定追加
降着あり グランプリエンゼル
17回 10年 1函6芝12、国、別、特 9歳なし 札幌→函館、賞金減額(4100→4000)   ワンカラット
18回 11年 1函6芝12、国、別、特   9R→11R    

【 考察 】

 「はくぼ競馬」の中止にともなって、11R施行となった。
 おそらく今年限りだろうが、出走馬を見て気になることが3つ。

 ・ 当年高松宮記念出走馬不在
 ・ 増量馬不在(出走全馬が基礎重量)
 ・ 直近1年間、古馬1200重賞勝ち不在

 現行別定規定となる「3000万円超過馬は超過額2000万ごと1K増」ではいずれも初めて。

 裏返せば、「これまでに出番のなかったキャリアを持つ馬が来ますよ」ということではないだろうか。

 そこで、現行別定規定となった06年以降を見たい。

1着馬 前走 直前加算 2着馬 前走 直前加算
06年 ビーナスライン フリー準11着 1000万下 シーイズトウショウ CBC賞1着 同左
07年 アグネスラズベリ CBC賞3着 阪神牝馬S サープラスシンガー クロッカスS1着 同左
08年 キンシャサノキセキ 高松宮記念2着 同左 トウショウカレッジ CBC賞9着 テレビ愛知OP
09年 グランプリエンゼル NHK3着 橘S タニノマティーニ CBC賞9着 キーンランド
10年 ワンカラット CBC賞3着 阪急杯2着 ビービーガルダン 高松宮記念2着 同左
 注:馬名赤字は3歳馬

 これまでに出番のなかった馬は

 ・ 重賞勝ちのある3歳馬
 ・ 古馬対戦歴のある3歳馬
 ・ 直近1年間全敗馬(09年1.2着同枠、10年2着同枠)
 ・ 直近1年間で古馬1600万1着馬(06年1.2着同枠、07年2着同枠)
 ・ 前走古馬OP特別勝ち、といったところ。

 そして、現行別定規定で3歳馬に出番のあった07年は6月施行で、3歳馬の基礎重量は「52K」。
 09年はご存じのとおり「札幌」施行だった。

 そういった珍妙な年に来るのが3歳馬なら、今年は出番だろう。

 3歳馬は4頭いるが、マジカルポケットは昨年、正規路線を通った馬として函館2歳Sを制したので評価を下げる。

 残り3頭は甲乙つけがたいが、唯一重賞勝ちがあるうえに、同枠馬が1600万上がりとなったヘニーハウンドを本命。

 「阪神」ファルコンS勝ちがもたらすものはゼロではないだろう。

 前走古馬1000万条件を走ったテイエムオオタカが相手筆頭で、クリアンサスと合わせた3頭ボックスが本線。

 押さえに、前走古馬OP勝ちのケイアイアストン、パドトロワをあげる。  
 
【 買い目 】 馬連 3.7.9ボックス、3.9-6.11 計7点


【 結果 】
1着 -- 02 カレンチャン
2着 ○ 03 テイエムオオタカ
3着 -- 01 アンシェルブルー
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7着 ▲ 07 クリアンサス
11着 ◎ 09 ヘニーハウンド

【 再考 】
 ヘニーハウンド、テイエムオオタカ。この2頭がともに沈む競馬は考えられなかった。

 そこは正解だが、問題はその後。

 ヘニーハウンドをファルコンS勝ちを買って◎としたが、そこが間違い。
 当初から阪神への移設が確定していたファルコンSに対して、震災後にはくぼ競馬の中止で変更されたここ。

 中身が違っている以上、結果には直結しない。

 一方、勝ったカレンチャン。
 ヴィクトリアマイルをパスしたが、阪神牝馬S1着馬。

 このレースと同様に当初の10R設計から番組発表後に変更された。

 このメイン11R化は薄暮競馬の中止という同じテーマに基づいてされたもの。

 そう考えれば、この馬を押さえることも必要だっただろう。
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