●サマースプリントシリーズ 第18回 函館スプリントステークス(G3)● 7月3日函館11R 芝1200m、国際、別定、特指 7月2日更新 変更点 9R→11R
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 「はくぼ競馬」の中止にともなって、11R施行となった。 おそらく今年限りだろうが、出走馬を見て気になることが3つ。 ・ 当年高松宮記念出走馬不在 ・ 増量馬不在(出走全馬が基礎重量) ・ 直近1年間、古馬1200重賞勝ち不在 現行別定規定となる「3000万円超過馬は超過額2000万ごと1K増」ではいずれも初めて。 裏返せば、「これまでに出番のなかったキャリアを持つ馬が来ますよ」ということではないだろうか。 そこで、現行別定規定となった06年以降を見たい。
これまでに出番のなかった馬は ・ 重賞勝ちのある3歳馬 ・ 古馬対戦歴のある3歳馬 ・ 直近1年間全敗馬(09年1.2着同枠、10年2着同枠) ・ 直近1年間で古馬1600万1着馬(06年1.2着同枠、07年2着同枠) ・ 前走古馬OP特別勝ち、といったところ。 そして、現行別定規定で3歳馬に出番のあった07年は6月施行で、3歳馬の基礎重量は「52K」。 09年はご存じのとおり「札幌」施行だった。 そういった珍妙な年に来るのが3歳馬なら、今年は出番だろう。 3歳馬は4頭いるが、マジカルポケットは昨年、正規路線を通った馬として函館2歳Sを制したので評価を下げる。 残り3頭は甲乙つけがたいが、唯一重賞勝ちがあるうえに、同枠馬が1600万上がりとなったヘニーハウンドを本命。 「阪神」ファルコンS勝ちがもたらすものはゼロではないだろう。 前走古馬1000万条件を走ったテイエムオオタカが相手筆頭で、クリアンサスと合わせた3頭ボックスが本線。 押さえに、前走古馬OP勝ちのケイアイアストン、パドトロワをあげる。 【 買い目 】 馬連 3.7.9ボックス、3.9-6.11 計7点 【 結果 】 1着 -- 02 カレンチャン 2着 ○ 03 テイエムオオタカ 3着 -- 01 アンシェルブルー ----- 7着 ▲ 07 クリアンサス 11着 ◎ 09 ヘニーハウンド 【 再考 】 ヘニーハウンド、テイエムオオタカ。この2頭がともに沈む競馬は考えられなかった。 そこは正解だが、問題はその後。 ヘニーハウンドをファルコンS勝ちを買って◎としたが、そこが間違い。 当初から阪神への移設が確定していたファルコンSに対して、震災後にはくぼ競馬の中止で変更されたここ。 中身が違っている以上、結果には直結しない。 一方、勝ったカレンチャン。 ヴィクトリアマイルをパスしたが、阪神牝馬S1着馬。 このレースと同様に当初の10R設計から番組発表後に変更された。 このメイン11R化は薄暮競馬の中止という同じテーマに基づいてされたもの。 そう考えれば、この馬を押さえることも必要だっただろう。 |