●サマー2000シリーズ 第47回 農林水産省賞典函館記念(G3)● 
    7月24日函館11R 芝2000m、国際、ハンデ、特指

    7月23日週中考察更新
    変更点 9R→11R
12 ミッキーペトラ 55 武豊 15 エドノヤマト 54 藤田
16 マイネルスターリー 58 丹内 04 キングトップガン 54 横山典

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
38回 02年 2函4芝20、混、H、特 3歳なし 6日→4日、馬単・3連複発売   ヤマニンリスペクト
39回 03年 2函4芝20、混、H、特 3.7歳なし     エアエミネム
40回 04年 2函4芝20、混、H、特 3歳なし 11R設計→9R設計、50周年記念   クラフトワーク
41回 05年 2函4芝20、混、H、特 3.7歳なし 3連単発売 取消、枠連ゾロ目 エリモハリアー
42回 06年 2函4芝20、混、H、特 3.8歳なし サマーシリーズ組込 10R⇔11R、枠連ゾロ目 エリモハリアー
43回 07年 2函4芝20、混、H、特   表記G3→Jpn3 除外、枠連万馬券 エリモハリアー
44回 08年 2函4芝20、混、H、特 3歳なし   8R→12R→11R→10R トーセンキャプテン
45回 09年 1札12芝20、国、H、特 3歳なし 2函館4→1札幌12(時期不変)
国際化、J3→G3
  サクラオリオン
46回 10年 2函4芝20、国、H、特 3歳なし 1札幌12→2函館4(時期不変) 10R⇔11R マイネルスターリー
47回 11年 2函4芝20、国、H、特 3歳なし 9R→11R    

【 考察 】
 登録馬の段階で3歳馬が不在で、前年1着馬のマイネルスターリーがいる。

 ここから考えたい。

 前年1着馬が出走するのは、手元に資料のある01年以降では、01.06.07.08.10年と5回。

 昨年のサクラオリオンは札幌開催の勝ち馬で、本来の函館では出番がなかった。
 連対したのは01.06.07年。
   
 01年のクラフトマンシップは「6日目」で行われた2年間のまとめあげ、06.07年のエリモハリアーは枠連ゾロ目、万馬券決着
 での連覇だった。

 エリモハリアー自身が最初に制した時も、枠連ゾロ目決着。

 昨年は10Rと11Rの施行順を入れ替えられていたが、今年はメイン後のレースだけで施行順を入れ替えることはできない。
 
 そうなると、今年とは設計の背景が違っていると考えられる。
 ならば、前年1着馬マイネルスターリーの出番は来ないのではないだろうか。

 (ここまで7月20日更新) 

 さて、昨年と今年の第1回函館競馬番組を見ると気になることが。

 メインレースが9R→11Rとなったが、開催日程はOP、1600万は昨年と同じ位置に組まれており、状況は同じ。

 その昨年は、2年ぶりの函館開催を祝うOP特別の函館競馬場グランドオープン記念が開幕週の2日目に。
 6日目に1600万の五稜郭Sが組まれていた。

 2年連続でグランドオープンするのは新台入れ替えをしたパチンコ屋くらいなので、開幕週のOPは当然名称が変わる。
 それは読めるのだが、そこに入ったのは何と昨年1600万で行われた五稜郭S。

 そして、昨年、五稜郭Sとして行われた1600万下は青函Sとなった。

  10年 11年
開幕週OP 函館競馬場グランドOP記念(1日目) 五稜郭S(2日目)
6日目1600万 五稜郭S 青函S

 2日目のOP特別を青函Sとして行えば、五稜郭Sをいじることなく終わったはずだが、何でこんな面倒なことをしたのか?

 ここで考えられるのは、「両方をいじる必要があった」ということ。

 つまり、今年の函館記念は「この両レースの影響を受ける」とアピールするための変更ではないだろうか?

 出走馬を見ると、五稜郭Sを勝ったホッカイカンティは登録すらせずに回避。
 その一方、青函Sを勝ったミッキーペトラは参戦。

 両方出走(回避)ならまだしも、一方だけが出てきた以上、その意義を問うてみたい。

 出走全馬が夏季番組開始時点に既にオープン馬で、五稜郭Sを勝った馬がいなかった昨年に対して、格上挑戦馬がいる今年。

 ならば、上り馬(夏季条件戦経験馬)を狙う手とみて、青函Sを勝ったミッキーペトラから入りたい。

 先行して行われた函館スプリントSは、11Rに移設された別定G2阪神牝馬Sを勝ったカレンチャンが楽勝した。

 今年、11Rに飛ばされたメインレースを制したのはミッキーペトラのほかに8枠2頭。
 これに、突如メインレース化させられた目黒記念を勝ったキングトップガンを入れて、この4頭でまとめたい。

【 買い目 】 単複12、馬連ボックス 計8点


【 結果 】
1着 △ 04 キングトップガン
2着 -- 03 マヤノライジン
3着 -- 13 アクシオン
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8着 ▲ 16 マイネルスターリー
10着 ○ 15 エドノヤマト
16着 ◎ 12 ミッキーペトラ

【 再考 】
 ◎ミッキーペトラは殿負けを食らい、2枠のゾロ目万馬券に終わった。

 勝った△キングトップガンにあって、他馬になかったのは、震災後に11Rに移設されたメインレース勝ち。
 (8枠2頭は夏番組でのもの)

 目黒記念でそれを果たしたわけだが、当初ダービーデー最終レースからの移設が引っかかった。
 これを自分の中で解消できなかったことが全てだろう。

 阪神牝馬Sから函館スプリントSを制したカレンチャンと流れは同じ。

 別定G2→別定G3の流れを受け継ぐように、ハンデG2→ハンデG3と連勝する形を、単勝馬券で狙う手もあっただろう。

 それ以前に本文で書いたように函館開催のレース設計が引っかかり、そちらを重視した時点で失敗でした。
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