●サマー2000シリーズ 第47回 農林水産省賞典函館記念(G3)● 7月24日函館11R 芝2000m、国際、ハンデ、特指 7月23日週中考察更新 変更点 9R→11R
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 登録馬の段階で3歳馬が不在で、前年1着馬のマイネルスターリーがいる。 ここから考えたい。 前年1着馬が出走するのは、手元に資料のある01年以降では、01.06.07.08.10年と5回。 昨年のサクラオリオンは札幌開催の勝ち馬で、本来の函館では出番がなかった。 連対したのは01.06.07年。 01年のクラフトマンシップは「6日目」で行われた2年間のまとめあげ、06.07年のエリモハリアーは枠連ゾロ目、万馬券決着 での連覇だった。 エリモハリアー自身が最初に制した時も、枠連ゾロ目決着。 昨年は10Rと11Rの施行順を入れ替えられていたが、今年はメイン後のレースだけで施行順を入れ替えることはできない。 そうなると、今年とは設計の背景が違っていると考えられる。 ならば、前年1着馬マイネルスターリーの出番は来ないのではないだろうか。 (ここまで7月20日更新) さて、昨年と今年の第1回函館競馬番組を見ると気になることが。 メインレースが9R→11Rとなったが、開催日程はOP、1600万は昨年と同じ位置に組まれており、状況は同じ。 その昨年は、2年ぶりの函館開催を祝うOP特別の函館競馬場グランドオープン記念が開幕週の2日目に。 6日目に1600万の五稜郭Sが組まれていた。 2年連続でグランドオープンするのは新台入れ替えをしたパチンコ屋くらいなので、開幕週のOPは当然名称が変わる。 それは読めるのだが、そこに入ったのは何と昨年1600万で行われた五稜郭S。 そして、昨年、五稜郭Sとして行われた1600万下は青函Sとなった。
2日目のOP特別を青函Sとして行えば、五稜郭Sをいじることなく終わったはずだが、何でこんな面倒なことをしたのか? ここで考えられるのは、「両方をいじる必要があった」ということ。 つまり、今年の函館記念は「この両レースの影響を受ける」とアピールするための変更ではないだろうか? 出走馬を見ると、五稜郭Sを勝ったホッカイカンティは登録すらせずに回避。 その一方、青函Sを勝ったミッキーペトラは参戦。 両方出走(回避)ならまだしも、一方だけが出てきた以上、その意義を問うてみたい。 出走全馬が夏季番組開始時点に既にオープン馬で、五稜郭Sを勝った馬がいなかった昨年に対して、格上挑戦馬がいる今年。 ならば、上り馬(夏季条件戦経験馬)を狙う手とみて、青函Sを勝ったミッキーペトラから入りたい。 先行して行われた函館スプリントSは、11Rに移設された別定G2阪神牝馬Sを勝ったカレンチャンが楽勝した。 今年、11Rに飛ばされたメインレースを制したのはミッキーペトラのほかに8枠2頭。 これに、突如メインレース化させられた目黒記念を勝ったキングトップガンを入れて、この4頭でまとめたい。 【 買い目 】 単複12、馬連ボックス 計8点 【 結果 】 1着 △ 04 キングトップガン 2着 -- 03 マヤノライジン 3着 -- 13 アクシオン ----- 8着 ▲ 16 マイネルスターリー 10着 ○ 15 エドノヤマト 16着 ◎ 12 ミッキーペトラ 【 再考 】 ◎ミッキーペトラは殿負けを食らい、2枠のゾロ目万馬券に終わった。 勝った△キングトップガンにあって、他馬になかったのは、震災後に11Rに移設されたメインレース勝ち。 (8枠2頭は夏番組でのもの) 目黒記念でそれを果たしたわけだが、当初ダービーデー最終レースからの移設が引っかかった。 これを自分の中で解消できなかったことが全てだろう。 阪神牝馬Sから函館スプリントSを制したカレンチャンと流れは同じ。 別定G2→別定G3の流れを受け継ぐように、ハンデG2→ハンデG3と連勝する形を、単勝馬券で狙う手もあっただろう。 それ以前に本文で書いたように函館開催のレース設計が引っかかり、そちらを重視した時点で失敗でした。 |