●サマースプリントシリーズ 第11回 アイビスサマーダッシュ(G3)●
     7月17日新潟11R 芝1000m、国際、別定、特指

     7月16日更新
     変更点 なし
03 エーシンヴァーゴウ 54 福永 05 サアドウゾ 54 田辺
11 ヘッドライナー 58 幸 09 セブンシークィーン 54 太宰

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
2回 02年 3新4芝10、混、別、指 3歳なし 馬単・3連複発売   カルストンライトオ
3回 03年 3新4芝10、混、別、指       イルバチオ
4回 04年 3新4芝10、混、別、指 3歳なし     カルストンライトオ
5回 05年 3新4芝10、国、別、指   国際化、3連単発売、賞金減額(4300→4100)   テイエムチュラサン
6回 06年 2新2芝10、国、別、特 8歳なし 3回4日→2回2日、指定→特指、別定規定変更
サマーシリーズ組込
  サチノスイーティー
7回 07年 2新2芝10、国、別、特 8歳なし 表記G3→Jpn3   サンアディユ
8回 08年 2新2芝10、国、別、特       カノヤザクラ
9回 09年 2新2芝10、国、別、特   Jpn3→G3 枠連ゾロ目 カノヤザクラ
10回 10年 2新2芝10、国、別、特 3.4歳なし 賞金減額(4100→4000)   ケイティラブ
11回 11年 2新2芝10、国、別、特 8.9歳なし      

【 考察 】
 別定戦にもかかわらず、格上挑戦が6頭、おまけに直近1年間の重賞勝ち馬ゼロ。
 1枚レベルが落ちるといわれる夏競馬らしい顔ぶれになった。

 直近1年間の重賞勝ち馬ゼロは03年、04年とあったが、現行日程(開幕週)では初めてのこと。

 出馬構成が初めての形となるのなら、勝ち馬にも当然それなりのものを求めてくることだろう。

 現行日程となってから、勝ち馬のキャリアは以下の通り。

1着馬   直前加算 備考
06年 サチノスイーティー 3歳馬 古馬1000万特別 古馬OP出走歴なし、格上挑戦
07年 サンアディユ   1600万特別 芝未勝利
08年 カノヤザクラ   重賞2着 直近1年間未勝利
09年 カノヤザクラ   重賞1着 前年1着馬
10年 ケイティラブ   古馬1000万特別 古馬OP出走歴なし、格上挑戦

 勝ち馬を見ると、全部牝馬。
 そして、OP特別勝ち馬が不思議といない。

 混合最終年の04年、「指定」最終年の05年。
 ともに勝ち馬はOP特別1着歴が直前の賞金加算。

 2年間休養していた10歳馬スピニングノアールが出てきたことで、世代抜けの形となった。
 ならば、なおさらこれまでになかった形となってもいいだろう。

 その筆頭は震災の影響で突如生まれた「ルミエールS」。
 これまで新潟1000のOPはこのレースしかなかったが、今年はもう1つある。

 そのもう1つが今年ならではの結末を見せるきっかけをつくるのならば、勝ち馬エーシンヴァーゴウは見逃せない。
 (ここまで7月14日更新)

 さて、前述したように世代抜けの形となったが、これが意味するものがもう1つ。
 連対馬の一方は新潟1000mの条件戦勝ちを持っている。

 06年 2着 マリンフェスタ はやぶさ賞(500万)
 07年 2着 ナカヤマパラダイス 駿風S(1600万)
 10年 1着 ケイティラブ 稲妻特別(1000万)

 今年の出走馬で4頭該当するが、その中からは前走で掲示板を外していないサアドウゾを相手筆頭。

 「京都」テレビ愛知OP、「阪神」CBC賞2着とありえないレースで賞金を加算したヘッドライナー。
 日程表記変更日駿風S勝ちのセブンシークィーン。

 今回はこの4頭でまとめたい。  

【 買い目 】 馬連ボックス 計6点


【 結果 】
1着 ◎ 03 エーシンヴァーゴウ
2着 -- 12 エーブダッチマン
3着 -- 13 アポロフェニックス
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6着 ○ 05 サヨウナラ
11着 ▲ 11 ヘッドライナー(2着同枠)
(競走除外 06 マルブツイースター)
(参考:単勝340円)

【 再考 】
 先週、今週と枠連なら的中なので、おとなしくそうしたほうがいいのかも……と思わせる結果ですが、簡単な再考を。

 今年、突然降ってわいたように作られたルミエールSを制したエーシンヴァーゴウが制した。
 
 世代抜けの顔ぶれとなったことで、新潟1000m加算歴を持つ馬に出番が来ること。
 文中でも触れたが、それが◎エーシンヴァーゴウということが読めたのが収穫。

 競走除外で再現不能性を確定させた以上、この馬の出番が来ることをさらに強調していました。

 2着が▲ヘッドライナーの同枠馬、エーブダッチマンということで外れたが、340円なら単勝という手もあった。
 高松宮記念出走馬の枠に出番が来る、というのなら、低配当(560円)の枠連で妥協してもよかったのでしょう。
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