●第41回 高松宮記念(G1)●
     3月27日阪神11R 芝1200m、国際、定量、指定

     3月26日更新
     変更点 中京8日→阪神2日、番組変更あり
13 ダッシャーゴーゴー 57 川田 05 ジョーカプチーノ 57 藤岡康
04 キンシャサノキセキ 57 リスポリ 07 スプリングソング 57 池添

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
32回 02年 1名8芝12、国、定、指     ショウナンカンプ
33回 03年 1名8芝12、国、定、指 馬単・3連複発売   ビリーヴ
34回 04年 1名8芝12、国、定、指     サニングデール
35回 05年 1名8芝12、国、定、指 3連単発売   アドマイヤマックス
36回 06年 1名8芝12、国、定、指 賞金増額(9400→9500)
TR阪急杯距離変更(1200→1400)
TRオーシャンS変更(G3昇格)
  オレハマッテルゼ
37回 07年 1名8芝12、国、定、指     スズカフェニックス
38回 08年 1名10芝12、国、定、指 8日→10日   ファイングレイン
39回 09年 2名6芝12、国、定、指 10日→6日   ローレルゲレイロ
40回 10年 2名8芝12、国、定、指 6日→8日 当日番組変更あり キンシャサノキセキ
41回 11年 2阪2芝12、国、定、指、2場 中京8日→阪神2日 当日番組変更あり  

【 考察 】
 最初で最後、1回限りの「阪神」高松宮記念。
 1回限りである以上、それに基づいた考えで挑みたい。

 G1の代替開催というと、東京改装の02年〜03年、阪神改装の06年が浮かんでくる。

年 レース名 変更内容 1着馬 前走 備考
02年スプリンターズS 中山→新潟 ビリーヴ セントウルS1着 前年歴なし
02年天皇賞秋 東京→中山 シンボリクリスエス 神戸新聞杯1着 3歳馬
02年ジャパンC 東京24→中山22 ファルブラヴ 凱旋門賞9着 外国馬
02年JCダート 東京ダ21→中山ダ18 イーグルカフェ ドラール賞3着 前走海外
03年フェブラリーS 東京ダ16→中山ダ18 ゴールドアリュール 東京大賞典1着 前年歴なし
06年宝塚記念 阪神→京都 ディープインパクト 天皇賞春1着 前年歴なし

 前走勝ち、もしくは外国で出走のどちらか。
 今年の登録馬を見ると、この時点で5頭しか残らない。

 前走海外:エーシンフォワード
 前走1着:サマーウインド、サンカルロ、ジョーカプチーノ、ダッシャーゴーゴー

 しかし、エーシンには前年3着(2着同枠)歴がある。
 勝ち馬は前年出走歴がないところを見ると、残る4頭から生まれるのではないだろうか。
 
 (ここまで3月23日更新)

 と書きましたが、サンカルロにも前年歴がありましたので、補足します。
 
 さて、気になるのは、そのエーシンフォワードの出走。
 昨年のマイルCSの勝ち馬だが、このレースに同距離戦以外の芝G1を前年制した出てくるケースは稀。

 国際化されてからはわずか2回、のべ3頭しか出走していないが、綺麗に出番がやってきた過去がある。

年、馬名、着順 前年G1勝ち 前走 1着馬 前走
04年 デュランダル 2着 マイルCS マイルCS1着 サニングデール 阪急杯1着
04年 ウインクリューガー 着外 NHKマイルC 黒船賞12着
06年 ラインクラフト 2着 桜花賞、NHKマイルC 阪神牝馬S4着 オレハマッテルゼ 阪急杯3着

 本番の勝ち馬はともに阪急杯経由だが、05年から1400に変更されている。
 裏返せば、「前走1200→勝ち、それ以外→負け」を求めていることも考えられる。

 しかし、今回はオーシャンSを勝ったダッシャーゴーゴーを本命としたい。
 最後の「混合戦」小倉2歳S2着からオープン歴をスタートさせた上に、1回限りの「京都」CBC賞2着、取消戦セントウルS勝ちとキャリアは申し分ない。

 前走勝ちが引っかかるが、2着がキンシャサノキセキ。

 こちらも再現不能戦や枠連ゾロ目戦での勝ち上がりを主とする馬であり、そういう馬にまとめさせたと考えることは可能。

 同枠に前述したエーシンフォワードが入ったのもプラスと見たい。

 相手筆頭はジョーカプチーノ。

 ブログにも記載したが、国際化されたファルコンS、NHKマイルCを勝ちあがり、国際化前年のダービーでは堂々の?殿負け。
 国際化新時代の典型的な馬と思えたが、ファルコンSは翌年に賞金が減額され開催日数が変更。
 NHKマイルCもさりげなく降着が発生していた。

 昨年復帰後初勝利となったラピスラズリSも新設戦だが、3歳馬不在の顔ぶれ。
 シルクロードS勝ちが何をもたらすのがが気になるので、相手までとしました。

 その後は、前年の勝ち馬キンシャサノキセキ。
 こちらもブログに記載したが、香港馬が回避し、外国人騎手が乗るのはこの馬のみとなったため、仮想[外]として扱われることも考えられる。

 さらには、9日目キャピタルS、昨年の旧中京最後の高松宮記念勝ち、枠連ゾロ目での阪神C勝ちなど、こちらもまた1回限りとなったレースには強い点を買う。

 ステップ戦阪急杯を勝ったサンカルロ。
 阪急杯→高松宮記念と続けて出番があるのは、高松宮記念の番組設計が安定した年。
 前年出走歴もマイナスととりたい。

 「55回」とゾロ目開催を打った京阪杯、阪急杯の勝ち馬が4枠に揃ったが、これなら阪急杯を負けたスプリングソングをあげて、この4頭でまとめたい。

【 買い目 】 馬連ボックス 計6点
 

【 結果 】
1着 ▲ 04 キンシャサノキセキ
2着 -- 08 サンカルロ
3着 -- 06 アーバニティ
-----
10着 ○ 05 ジョーカプチーノ
11着(4着降着) ◎ 13 ダッシャーゴーゴー

【 再考 】
 深く考えすぎたが、負けは負け。
 単勝1.2.3.4人気のボックスなんて買えるか!ということでスプリングソングにして失敗したのが運のつきだが、いずれにしてもトライアル連対組で終わっていた。

 今回の「阪神代替、2場開催施行」。
 さらには「当日の最終レース変更」。

 昨年はレース名が変更されたが、今年も毎日杯がプレミアムレースから被災者支援競走へ変化した。

 昨年と同じ流れと考えるなら、キンシャサの連覇で終わらせることを視野に入れるべきだった。

 そして、昨年のスプリンターズS2着歴(5歳世代抜け、降着あり、1着外国馬)も、香港馬が回避したことで、唯一の外国人騎手騎乗の形になったが、これまたプラスだっただろう。

 本体の開催地変更で必要以上に惑わされたのが敗因。

 一方、2着にサンカルロ。
 この馬との決着というと、「6日目最終」「2着同着」となった09年阪神C。
 再現不能な形を招き入れるには絶好の相手だった。

 サンカルロの持つ55回ゾロ目開催阪急杯1着歴、さらには2着馬ガルボの不在。
 それが意味するものを読み取れなかった自分の甘さです。

 ジョーカプチーノはステップ戦パスはやはりマイナス材料。
 ダッシャーゴーゴーは今回を見る限り、トライアルホースかも。
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