●第45回 日刊スポーツ賞 シンザン記念(G3)● 1月9日京都11R 芝1600m、3歳、国際、別定、特指 1月8日更新 変更点 9R⇔10R
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 3歳馬にとっては初の重賞。 本来なら2歳時の力関係をそのまま持ち込むレースとなるのだろうが、これまでは毎年ともいえる条件変更と祝日施行が重なった上に、国際化の絡みがあり、それが行われていなかった。 今年は、2歳「国際」重賞出走馬が顔を出す今年で、ようやく時期に合うレースになるはずだったが、当日の9Rと10Rの施行順が入れかえられたことで、さらに1年先送りされたと考えたい。 当初10Rに予定された寿S(1600万下)が9頭立。 これが最大の要因とも思えるが、過去2年間は準メイン設計の1600万下が9頭であっても入れ替えは行われていない。 つまり、主催者が意図的に入れかえ、これまでと変わらぬまま行う宣言を行った、と考えるのが妥当だろう。 そこで、本題に入りたい。 これまでと変わらない、となれば、昨年までと同じ。 そのため、現行別定規定(2000万超過馬1K増)となってからは1度も出番のない資格賞金1位馬(マーベラスカイザー、トキノゲンジ)は今年も消し、この馬たちと相反するキャリアを持つ馬を狙ってみる。 両馬とも、夏季番組未勝利戦勝ち→秋番組オープン勝ち、重賞出走歴あり。 相反する例とするなら、秋デビュー、新馬勝ち、500万下勝ち歴あり、重賞未出走……というところだろうか。 そういったところから見ると、気になるのは、秋の新馬→500万を連勝した無敗馬のワイズリー、ドナウブルーが浮かんでくるが、同枠にオープン連対歴を持たないうえに、牝馬限定戦しか勝っていないキャリアが引っかかるドナウブルーから入りたい。 この6枠が、牝馬限定戦しか加算歴のないドナウブルー、非枠連発売となる7頭立しか加算歴のないドリームバロンという異色ともいえる組み合わせになったことも評価したい。 相手筆頭はオープン歴のない馬で組まれた7枠。 500万歴のあるシャイニーホークを上位とし、次位にツルマルレオン。その後は前述したワイズリー。 マルセリーナも狙いたいところだが、同枠にマーベラスカイザーが入ったため、こちらも切る。 押さえに、オープン歴のある馬では枠連万馬券戦となった京都2歳Sを負けたヴィジャイを。 【 買い目 】 馬連流し 計4点 【 結果 】 1着 -- 08 レッドデイヴィス 2着 -- 01 オルフェーブル 3着 -- 04 マルセリーナ ----- 5着 ◎ 12 ドナウブルー 7着 ▲ 14 ツルマルレオン 11着 ○ 13 シャイニーホーク 【 再考 】 施行順変更で再現不能なレースを起こす。 そして、そのような立場の馬に出番が来る。 前走1着入線から降着となったレッドデイヴィス。 10着まで降着したことで深く見てなかったが、取消戦となった有馬記念でブエナビスタに出番がきた(2着)ことを思えば、入れ替え戦のここで出番が来てもおかしくない。 さらに、この馬はセン馬。 出走資格が「牡牝」の3歳限定G1では、どれだけ賞金を重ねても出走できず、無条件に排除される。 今年のシンザン記念の立場(施行順変更日)では、ここを勝った時点で先は事実上ない。 先々のクラシックに対して影響を何も与えない、とするならば、セン馬に出番を用意するのは妥当な結末として受け取れる。 この馬がセン馬ということを見落としていたのが最大の敗因です。 そのレッドデイヴィスと同枠になったのが朝日杯で1着同枠馬のシゲルソウサイ。 さりげなく、国際化した2歳戦の力関係を受け入れていた。 だからこそ、2着に京王杯2歳S1着同枠馬オルフェーブルを用意したのでしょう。 |