●第85回 中山記念(G2)● 
    2月27日中山11R 芝1800m、国際、別定

    2月26日更新
    変更点 2場→3場
09 ヴィクトワールピサ 58 デムーロ 04 リーチザクラウン 58 武豊
03 キャプテントゥーレ 58 小牧 06 ミッキードリーム 56 和田
× 08 トーセンクラウン 58 江田照 × -- --

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
76回 02年 1中2芝18、混、別、2場       トウカイポイント
77回 03年 3中2芝18、混、別、2場 5歳なし 馬単・3連複発売、別定規定変更   ローエングリン
78回 04年 2中2芝18、混、別、2場   別定規定変更 取消、5R⇔6R サクラプレジデント
79回 05年 2中2芝18、国、別、2場   国際化、3連単発売   バランスオブゲーム
80回 06年 2中2芝18、国、別、2場 8歳なし     バランスオブゲーム
81回 07年 2中2芝18、国、別、2場   別定規定変更   ローエングリン
82回 08年 2中2芝18、国、別   別定規定変更 当日番組変更あり カンパニー
83回 09年 2中2芝18、国、別 4歳なし 別定規定変更   カンパニー
84回 10年 2中2芝18、国、別、2場     当日番組変更あり トーセンクラウン
85回 11年 2中2芝18、国、別        

【 考察 】
 有馬記念を制したヴィクトワールピサの参戦で、現行のグレード別定戦となってからは初となる2K増の馬を受け入れるレースになった。

 登録段階で8歳馬がおらず、9歳馬シャドウゲイトの名がみえるが、この馬が出馬表に名を連ねた時点でヴィクトワールピサかな?と思えますが、考察を。

 中山記念は「指定」「特指」戦でないグレード別定G2だが、同規定のレースはAJCC、京都記念、ここと金鯱賞の4つ。
 夏番組以降に出てくる[特指]戦は先のG1に何もつながらないので、立場上は同じと考えれば、ステイヤーズSが加わり年5戦になる。

 1年以上前のG1勝ち馬や牝馬限定戦に減免措置が加えられた現行規定となった後では、前述した5レースで2K増の馬が出てきたケースが過去に4回。

年、レース   2K増該当馬、成績 前走 1着馬  
08年京都記念 当日変更あり ウオッカ 着外 有馬記念11着 アドマイヤオーラ 1K増
10年AJCC   マイネルキッツ 着外 有馬記念5着 ネヴァブション 1K増
10年京都記念 枠連ゾロ目 ドリームジャーニー 3着 有馬記念1着 ブエナビスタ 1K増
11年京都記念 世代抜け ビッグウィーク 着外
ダノンシャンティ 着外
菊花賞1着
有馬記念9着
トゥザグローリー 増量なし

 2K増馬は見事なまでに全滅。
 しかし、4レース5頭のG1馬とヴィクトワールピサとの決定的な違いが1つある。

 「3歳限定戦(皐月賞)と古馬混成戦(有馬記念)の両方で勝った」
 この結果をどう持ち込むのかに注目したい。

 (ここまで2月23日更新)

 そのシャドウゲイトは回避したため、世代抜けの形はなく、4歳から7歳までがきれいに揃った形になった。

 しかし、土曜のアーリントンCが同じ3場開催となった09年を思い出させるような枠連万馬券決着。
 やはり、この週の3場開催化は何か特殊なものを与える役割があってのことと受け取れる。

 それならば、再現不能なG1を2つも制したヴィクトワールピサの出番となるだろう。

 相手だが、3場開催週となった08年、09年を連覇したカンパニーは前走4着から巻き返した。
 同じように前走、京都金杯4着の増量馬リーチザクラウンが筆頭。

 次いで、出走馬では1頭だけの1年以上前のG1馬キャプテントゥーレ。
 6枠に長期休養明けの2頭が同居したが、ともに再現不能な重賞加算歴を併せ持つので、この2頭を押さえたい。

【 買い目 】 馬連流し 計4点
 

【 結果 】
1着 ◎ 09 ヴィクトワールピサ
2着 ▲ 03 キャプテントゥーレ
3着 ○ 04 リーチザクラウン
(馬連 600円)
(参考:単勝140円、馬単810円、3連複1520円、3連単4210円)

【 再考 】
 終わってみれば新旧皐月賞馬での決着。
 3場開催週に変更されたことで、再現不能戦勝ち馬の出番。

 当日最終レース変更日となった皐月賞、取消戦有馬記念を制したヴィクトワールピサと、「Jpn1」皐月賞勝ちのキャプテントゥーレ。

 この2頭の決着は妥当な結末として受け取れる。

 一方、○リーチザクラウンは3着。
 こちらは前走4着を評価したが、G3ハンデ戦でのもの。

 そして、直前加算となったマイラーズCは賞金減額初年であり、そこに手を出してはいけなかった、ということだろう。
このページ最上段へ  トップページへ