●第104回 農林水産省賞典 京都記念(G2)●
     2月13日京都11R 芝2200m、国際、別定

     2月12日更新
     変更点 7日→6日、2場→3場、5歳、8歳なし
05 メイショウベルーガ 56 池添 04 ダノンシャンティ 58 安藤勝
02 トゥザグローリー 56 リスポリ 12 ヒルノダムール 56 藤田
× 03 ビッグウィーク 58 川田 × -- --

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
95回 02年 2京7芝22、混、別、2場     取消 ナリタトップロード
96回 03年 2京7芝22、混、別、2場   馬単・3連複発売   マイソールサウンド
97回 04年 2京7芝22、混、別、2場       シルクフェイマス
98回 05年 2京7芝22、国、別、2場 5歳なし 国際化、3連単発売   ナリタセンチュリー
99回 06年 2京7芝22、国、別、2場       シックスセンス
100回 07年 2京7芝22、国、別、2場   別定規定変更   アドマイヤムーン
101回 08年 2京7芝22、国、別、2場、非   別定規定変更、非角指定化 番組変更あり アドマイヤオーラ
102回 09年 2京7芝22、国、別 9歳なし 角指定化、2場→3場 除外 アサクサキングス
103回 10年 2京7芝22、国、別、2場   3場→2場 枠連ゾロ目 ブエナビスタ
104回 11年 2京6芝22、国、別 5.8歳なし 7日→6日、2場→3場    

【 考察 】
 2月の重賞大移動で1週繰り上がり、12年ぶりに6日目施行となった。
 かつて、日程を変更した初年として00年(6日→8日)、01年(8日→7日)とあるが、ともに、クラシックホースに出番が来た。

1着馬 前走   2着馬 前走  
00年 テイエムオペラオー 有馬記念3着 皐月賞、菊花賞2着 ナリタトップロード 有馬記念7着 菊花賞、東京優駿2着
01年 マックロウ 900万特別2着   アグネスフライト JC13着 東京優駿

 連対馬の1頭は現4歳G1馬。
 そして、[地]優先権のない重賞から連勝してG1を制した。

 テイエムオペラオー:毎日杯1着→皐月賞1着
 アグネスフライト:京都新聞杯1着→東京優駿1着

 今年の4歳G1馬はダノンシャンティとビッグウィークの2頭だが、3着優先権から菊花賞勝ちのビッグよりも毎日杯からNHKマイルCを連勝したダノンシャンティを上と見たい。

 毎日杯は今年12Rに変更され、NHKマイルCは当日の番組変更を行っているが、今年の京都記念は8歳世代の登録がなく、9歳馬シャドウゲイトが出走予定のため、この状態では最低でも世代抜けのレースとなる。

 それならば、この馬に出番が来てもいいだろう。

 (ここまで2月9日更新)

 さて、このレースだが、「農林水産省賞典」の副題付。

 前年から何かの変更があった年は、その冠がついたレースで連対歴を持つ馬に出番が来る過去がある。

連対馬、馬名 農林水産省加算歴
03年 2着 イブキガバメント 鳴尾記念、小倉記念2着
05年 1着 ナリタセンチュリー 京都大賞典
07年 2着 ポップロック 目黒記念
08年 該当馬不出走  
09年 2着 サクラメガワンダー 鳴尾記念
10年 2着 ジャガーメイル 目黒記念2着

 出走馬で、「農林水産省賞典」戦連対歴を前1年で持つのは4頭。
 昨年は1着歴保有馬がいなかったからこそ、2着歴しかないジャガーメイルが出てきたと考えれば、オウケンブルースリ、ヒルノダムールのような2着歴のみの馬は狙えない。

 残る牝馬2頭では、ハンデG3のみのセラフィックロンプよりも、京都大賞典勝ちのメイショウベルーガを上と見るべきだろう。
 同じ冠G2戦の勝ち馬がここに出てくる意義を問う面も含めて、今回はこの馬から入りたい。

 世代抜けとなったが、京都大賞典も同様で問題はないだろう。

 前述したように、ステップ外戦から連勝でG1を勝ったキャリアを持つダノンシャンティを相手筆頭。

 そのあとは、世代抜けとなったことから、同様のレースとなった中日新聞杯を制したトゥザグローリーと、勝っていない点は引っかかるがヒルノダムール、最後にあまり買いたくはないが、G1連対歴帰りの馬に出番が来る過去があるので、菊花賞馬ビッグウィークを押さえたい。

【 買い目 】 馬連流し 計4点
 

【 結果 】
1着 ▲ 02 トゥザグローリー
2着 ◎ 05 メイショウベルーガ
3着 △ 12 ヒルノダムール
-----
4着 ○ 04 ダノンシャンティ
(馬連 1120円 )
(参考:馬単1650円、3連複1020円、3連単5390円)

【 再考 】
 5歳、8歳世代が抜けたこのレース。
 ここと同じ下から2番目となる、4歳世代不在の中日新聞杯勝ちを持つトゥザグローリーが制し、2着に9歳不在、10歳馬出走となった同じ「農林水産省賞典」戦、京都大賞典勝ちのメイショウベルーガ。

 本文で述べたように、「農林水産省賞典」冠戦勝ち歴を持つ馬に出番が来て、相手も世代抜けのあったレースの勝ち馬と、考察の通りに終わったので、配当は低いが満足しています。

 G1帰りにも出番があると見て入れたビッグウィークですが、古馬戦ならまだしも、国際化元年の新生戦となった菊花賞帰りというのが邪魔をしたのではないでしょうか。

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