●第46回 京都牝馬ステークス(G3)●
     1月30日京都11R 芝1600m、牝、国際、別定

     1月29日更新
     変更点 非角指定化
12 アプリコットフィズ 55 安藤勝 07 アグネスワルツ 53 柴田善
09 コスモネモシン 53 和田 08 ヒカルアマランサス 54 リスポリ
× 10 ベストロケーション 55 木幡 × 13 ブロードストリート 55 藤田

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
37回 02年 2京2芝16、牝、混、別 7歳上なし     ビハインドザマスク
38回 03年 2京2芝16、牝、混、別 7歳上なし 馬単・3連複発売、別定規定変更   ハッピーパス
39回 04年 2京2芝16、牝、混、別   別定規定変更   チアズメッセージ
40回 05年 2京2芝16、牝、国、別   国際化、3連単発売、賞金減額(4200→3900) 1R→2R→3R アズマサンダーズ
41回 06年 2京2芝16、牝、国、別     2着同着 マイネサマンサ
42回 07年 2京2芝16、牝、国、別   別定規定変更   ディアデラノビア
43回 08年 2京2芝16、牝、国、別、2場 7歳上なし 別定規定変更 取消、障害中止
アドマイヤキッス
44回 09年 2京2芝16、牝、国、別、2場   別定規定変更   チェレブリタ
45回 10年 2京2芝16、牝、国、別   別定規定変更、賞金減額(3900→3800)   ヒカルアマランサス
46回 11年 2京2芝16、牝、国、別、非   非角指定化    
(08年は東京積雪中止による2場開催日)
(注:非:非角指定日(地方在籍騎手騎乗不可))

【 考察 】
 [特指](指定)冠がついたレースには公営馬の参戦が、そして同日の平地全競走に地方競馬在籍騎手の騎乗が可能。
 その[特指](指定)冠は3歳オープンの全戦とほぼすべての3歳500万下につけられているが、この日に組まれた3歳500万(6Rダート1400)にはその冠が付与されていない。

 これにより、地方在籍騎手の騎乗が不可能になった点が昨年との違い。
 単に当日の500万に特指をつけなかったためのもので、本体に直接の影響はない、と考えたい。

 そして、昨年から「1600万ごと1K増」となったが、2つの結果を見せた。

 1つはオープンでの賞金加算歴を持たない2頭で決まったこと。
 もう1つは、その2頭の同枠に前年連対馬が入っていたこと。

 今年も前年連対馬2頭がそろって出走するが、枠を見ると、その2頭の枠だけが過去1年以内の条件加算歴を持たない馬で固められた。

 また、出走馬を見ると、前年連対馬がそろって参戦するのは同じだが、「牡馬混成重賞勝ち馬不在」という牝馬限定戦らしい顔ぶれとなった点が違っている。
 
 それならば、昨年の逆の結果が待っていると考えたい。
 昨年の1着馬ヒカルアマランサスは前走愛知杯4着。

 前走オープン勝ちは今年の出走馬にいないが、6枠だけ重賞組でまとめられた。
 しかも、定量、馬齢戦の2頭。

 この枠から入り、重賞1着歴のあるアプリコットフィズを本命とする。

 相手は過去1年間を全戦オープンに出走した4.5枠両馬とブロードストリートを。
 
【 買い目 】 馬連12流し、枠連4-5 計6点
 

【 結果 】
1着 -- 05 ショウリュウムーン
2着 △ 08 ヒカルアマランサス
3着 -- 06 サングレアズール
-----
9着 ▲ 09 コスモネモシン
10着 ○ 07 アグネスワルツ
14着 ◎ 12 アプリコットフィズ 

【 再考 】
 全馬が同重量で走る馬齢戦は定量戦の一種と考えており、前走を定量(馬齢)格上戦で揃えた6枠を狙ってみた。
 しかしながら、本命のアプリコットフィズは惨敗。

 終わってみれば、この馬がもっとも買ってはいけない馬。

 重賞の重量規定は強い馬に有利な順に、定量(馬齢)戦、グレード別定戦、賞金別定戦、ハンデ戦。
 古馬の賞金別定戦は3種類あるが、このレースと福島牝馬Sの「1600万ごと1K増」が強い馬にとっては最も厳しい規定となっており、1段階緩い「2000万ごと1K増」のクイーンSを勝っているアプリコットフィズには出番がないのも当然かもしれない。

 この別定規定は強者の参戦を求めていないと考えれば、ここよりも下の条件(オープン特別以下)を勝ち上がった馬か、前1年間未勝利馬のどちらかしか出番がない、ということを示唆しているのだろう。

 それは、このレースの勝ち馬を見ると一目瞭然。

 参考:京都牝馬S勝ち馬の加算歴(国際化以降)
1着馬 直前加算 直前1着歴 2着馬 直前加算 直前1着歴
05年 アズマサンダース 桜花賞2着 (未勝利) ウイングレット ターコイズ1着  
06年 マイネサマンサ 阪神牝馬2着 洛陽S準 チアフルスマイル 愛知杯2着 山城S準
メイショウオスカル 福島牝馬1着  
07年 ディアデラノビア 中山牝馬2着 (未勝利) ウイングレット (前1年なし) (未勝利)
08年 アドマイヤキッス (前1年なし) (未勝利) ザレマ 忘れな草賞1着  
09年 チェレブリタ 愛知杯2着 三春駒10 レインダンス (前1年なし) (未勝利)
10年 ヒカルアマランサス 堀川特別1着   ベストロケーション 市川S準1着  
11年 ショウリュウムーン チュー賞1着   ヒカルアマランサス ヴィクトリア2着 京都牝馬

 「古馬重賞1着歴」を持っていたのは、同じ別定規定の福島牝馬Sを勝ったメイショウオスカルのみ。

 一方、勝ったショウリュウムーン。
 直前1着歴が同距離戦のチューリップ賞。
 3歳限定重賞以外出番がなかったことを見ておく必要があったのでしょうが、いずれにしても予想の段階ではこの馬を出すことはできませんでした。
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