【 過去9年経歴 】
【 考察 】 祝日施行、1場開催、代替競馬……これこそまさに「何でもあり」。 今後を考えると、後年に何も残さないような形の結末を考えたいが、そこで見たいのは「1回限り」となった年のフィリーズレビュー。 上表を見るように、最近では03年、04年になる。 出目でいうと、ともに4枠7番が勝っており、今回もそのカフェヒミコ……とはいかないだろう。 新馬4着、芝未勝利のマイナスはやはり大きい。 勝ち馬のヤマカツリリー、ムーヴオブサンデーは流れこそ違えど、「全戦芝、馬券対象率100%」でここに来た。 今年はマイネショコラーデ、エーシンハーバー、スピードリッパーの3頭。 さらに、再現不能か何らかの変更があったレースで出番のあった過去を持つ。
この時点で国際化初年の流れを実行したマイネショコラーデは消え、残る2頭。 ヤマカツリリーとスピードリッパーがあまりにも似た流れを取っている点は気になる。
しかし、この両年はチューリップ賞と勝ち馬の流れは違う。 オープン加算歴のない馬が勝った03年はオープン連対歴を持つ馬が、オープン加算歴のある馬が勝った04年は500万あがりの馬がそれぞれ勝った。 この対極の結果が気になる。 チューリップ賞は正規施行で阪神JFを制したレーヴディソールが制したが、こちらは突然の変更。 こうなると逆を狙いたくなるが、「同じような馬は主役にならない」と考えたい。 そのため、オープン出走歴のないエーシンハーバーを狙う。 初勝利が土曜日の偶数開催日というめったにお目にかかれない日の上に、2勝目は取消&除外戦。 ここで走るだけのネタは揃った。 相手だが、エーシンと対極の形となるスピードリッパーが相手筆頭。 出馬投票のやり直しとなった今回、前回出ていなかった2頭のうちの1頭ということも気になる。 その後は、3歳オープン勝ち歴のあるフォーエバーマークとモアグレイス。 押さえに、2歳時にマイル500万下勝ち、3歳オープン未連対と同じような流れをくむ馬が同居した6枠2頭を。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 × 11 フレンチカクタス 2着 ○ 14 スピードリッパー 3着 ◎ 06 エーシンハーバー ----- 7着 ▲ 09 フォーエバーマーク ( 参考:馬連3100円、馬単6490円、3連複8500円、3連単54370円 ) 【 再考 】 ◎エーシンハーバーと○スピードリッパー。 どちらを主とするか迷ったが、チューリップ賞と対比させる意味合いがあるとみて、オープン歴のないエーシンを上位としたのは失敗。 取消戦500万勝ちに目がいってしまったが、正規状態(何の変更もない)チューリップ賞と対比したのはミスといっていいだろう。 祝日施行フェアリーS2着加算歴。 これが○スピードリッパーを2着席に持ち込んだ最大の要因ととらえたい。 一方、勝ったフレンチカクタス。 こちらは、枠で似たような馬を並べていたことが気になっていた。 同枠ドナウブルーとともに、2歳時に500万マイル戦を勝って、3歳時は重賞負けのみ。 チューリップ賞2着のライステラスと同様に2歳500万を勝っている。 その流れがプラス。 1番人気馬が勝ったチューリップ賞、1番人気の同枠馬が勝ったフィリーズレビュー。 結果としては綺麗な対比を見せた。 大まかな流れはあっていたことを収穫とします。 |