●第45回 報知杯フィリーズレビュー(G2)(桜花賞トライアル)●
     3月21日阪神11R 芝1400m、3歳、牝、国際、馬齢、指定

     3月20日更新
     変更点 祝日、震災代替開催(6日→代替5日目)
06 エーシンハーバー 54 武豊 14 スピードリッパー 54 横山典
09 フォーエバーマーク 54 吉田豊 03 モアグレイス 54 酒井
× 11 フレンチカクタス 54 北村宏 × 12 ドナウブルー 54 リスポリ

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
36回 02年 1阪6芝14、3歳、牝、定、指     サクセスビューティ
37回 03年 1阪6芝14、3歳、牝、馬、指 馬単・3連複発売、定量→馬齢   ヤマカツリリー
38回 04年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 混合化 取消 ムーヴオブサンデー
39回 05年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 3連単発売
3着までの外国産馬優先権付与
  ラインクラフト
40回 06年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指     ダイワパッション
41回 07年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指 G2→J2   アストンマーチャン
42回 08年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指   1R⇔2R マイネレーツェル
43回 09年 1阪6芝14、3歳、牝、混、馬、指     ワンカラット
44回 10年 1阪6芝14、3歳、牝、国、馬、指 国際化、G2→J2   サウンドバリアー
45回 11年 1阪6芝14、3歳、牝、国、馬、指 祝日、6日→震災代替5日    

【 考察 】
 祝日施行、1場開催、代替競馬……これこそまさに「何でもあり」。

 今後を考えると、後年に何も残さないような形の結末を考えたいが、そこで見たいのは「1回限り」となった年のフィリーズレビュー。
 
 上表を見るように、最近では03年、04年になる。

 出目でいうと、ともに4枠7番が勝っており、今回もそのカフェヒミコ……とはいかないだろう。
 新馬4着、芝未勝利のマイナスはやはり大きい。

 勝ち馬のヤマカツリリー、ムーヴオブサンデーは流れこそ違えど、「全戦芝、馬券対象率100%」でここに来た。

 今年はマイネショコラーデ、エーシンハーバー、スピードリッパーの3頭。

 さらに、再現不能か何らかの変更があったレースで出番のあった過去を持つ。
 
1着馬 直前加算 備考 2着馬 加算歴
03年 ヤマカツリリー 阪神JF2着 第54回 モンパルナス 公営新馬、500万
04年 ムーヴオブサンデー 萌黄賞1着 発走時刻変更 マルターズヒート 新馬、フェアリーS、エルフィンS

 この時点で国際化初年の流れを実行したマイネショコラーデは消え、残る2頭。
 ヤマカツリリーとスピードリッパーがあまりにも似た流れを取っている点は気になる。
 
ヤマカツリリー スピードリッパー
7/14 小倉新馬12牝 2着 7/10 函館新馬18 2着
8/4 小倉新馬12 1着 8/8 函館未勝利18 2着
11/10 京都500万14市 3着 9/26 札幌未勝利18 1着
12/1 阪神JF16 2着 10/17 サフラン賞14牝 3着
  1/10 フェアリーS16 2着

 しかし、この両年はチューリップ賞と勝ち馬の流れは違う。
 オープン加算歴のない馬が勝った03年はオープン連対歴を持つ馬が、オープン加算歴のある馬が勝った04年は500万あがりの馬がそれぞれ勝った。

 この対極の結果が気になる。

 チューリップ賞は正規施行で阪神JFを制したレーヴディソールが制したが、こちらは突然の変更。
 こうなると逆を狙いたくなるが、「同じような馬は主役にならない」と考えたい。

 そのため、オープン出走歴のないエーシンハーバーを狙う。
 初勝利が土曜日の偶数開催日というめったにお目にかかれない日の上に、2勝目は取消&除外戦。

 ここで走るだけのネタは揃った。
 
 相手だが、エーシンと対極の形となるスピードリッパーが相手筆頭。
 出馬投票のやり直しとなった今回、前回出ていなかった2頭のうちの1頭ということも気になる。

 その後は、3歳オープン勝ち歴のあるフォーエバーマークとモアグレイス。
 押さえに、2歳時にマイル500万下勝ち、3歳オープン未連対と同じような流れをくむ馬が同居した6枠2頭を。
 
【 買い目 】 馬連流し 計5点
 


【 結果 】
1着 × 11 フレンチカクタス
2着 ○ 14 スピードリッパー
3着 ◎ 06 エーシンハーバー
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7着 ▲ 09 フォーエバーマーク
( 参考:馬連3100円、馬単6490円、3連複8500円、3連単54370円 )

【 再考 】
 ◎エーシンハーバーと○スピードリッパー。
 どちらを主とするか迷ったが、チューリップ賞と対比させる意味合いがあるとみて、オープン歴のないエーシンを上位としたのは失敗。

 取消戦500万勝ちに目がいってしまったが、正規状態(何の変更もない)チューリップ賞と対比したのはミスといっていいだろう。

 祝日施行フェアリーS2着加算歴。
 これが○スピードリッパーを2着席に持ち込んだ最大の要因ととらえたい。

 一方、勝ったフレンチカクタス。
 こちらは、枠で似たような馬を並べていたことが気になっていた。
 同枠ドナウブルーとともに、2歳時に500万マイル戦を勝って、3歳時は重賞負けのみ。

 チューリップ賞2着のライステラスと同様に2歳500万を勝っている。
 その流れがプラス。
 
 1番人気馬が勝ったチューリップ賞、1番人気の同枠馬が勝ったフィリーズレビュー。
 結果としては綺麗な対比を見せた。

 大まかな流れはあっていたことを収穫とします。
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