●第28回 エプソムカップ(G3)● 6月12日東京11R 芝1800m、国際、別定 6月11日更新 変更点 2場→3場
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 新潟開催の追加で3場開催化となったため、当然、これまでと同じようにはいかないだろう。 今回を1回限りの変更戦として扱うならば、当日の施行順を入れ替えた04.05年。 さらには使用する芝コースを急きょ変更した07年といったところがサンプルとしてあげられる。 ただ、05年は4歳馬不在の顔ぶれ、07年は使用コースが変わったものの、フルゲートの頭数の変化はない。 そのため、04年を重視する。 その04年は、前走で重賞1着枠にいた2頭で決まった。 1着 マイネルアムンゼン 新潟大賞典1着 2着 ダンツジャッジ AJCC1着(安田記念1着同枠) 前走重賞1着馬となると、新潟大賞典を制したセイクリットバレーのみ。 連対枠入りした馬もいない。 「被災地支援競走」の副題がついたレースを制したこの馬にとっては、うってつけの出番に見える。 同枠に2着馬マッハヴェロシティが入ったこともプラスだろう。 ここからは、相手馬を考えたい。 昨年、この開催の初日にOP特別のメイSが組まれた。 これにより、この開催は「開催初日のOPと最終日の重賞が同距離戦」が組まれる形となった。 意外にこの組み合わせは少なく、昨年から今年にかけてはわずか3回。 昨年 3回東京(1日:メイS、8日:エプソムC) 3回小倉(1日:フェニックス賞、8日:小倉2歳S) 今年 2回阪神(1日:六甲S、8日:マイラーズC) このような結果が待っていた。 シルポート メイS2着 → エプソムC2着。 シゲルキョクチョウ、ブラウンワイルド フェニックス賞1.2着 → 小倉2歳S 2.1着 クレバートウショウ 六甲S2着 → マイラーズC2着 連対馬が手ぶらで帰っていない以上、メイS勝ちのダンツホウテイは外せないが、ここまでの出番は2着馬。 今回は2着馬不在で1着馬が出てきている点が気になるが、外すわけにはいかない。 この時の1着馬を見ると、G1にも出たような馬が勝っている。 これを実績馬重視と受け取るなら、アニメイトバイオを入れる手だろう。 あとは、枠のゾロ目となるマッハヴェロシティ、唯一の上り馬となるエーブチェアマン。 最後に古馬OP加算歴のない馬が揃った5枠からレインフォーレストを。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 03 ダークシャドウ 2着 × 07 エーブチェアマン 3着 ◎ 06 セイクリットバレー ----- 6着 ○ 11 ダンツホウテイ 7着 ▲ 14 アニメイトバイオ 【 再考 】 1度限りの「3場開催化」。 そういうところだからこそ、1600万を勝つことなく、大阪杯2着でOP入りした(つまり飛び級を果たした)ダークシャドウが快勝。 同じ番組変更日となったが、ここが別定戦である限り、G2別定の55回大阪杯がG3ハンデ戦の33回新潟大賞典を上回る。 そういう見立てが必要だったが、そこまでは読めず、安直に重賞1着馬を狙ってしまった。 2着のエーブチェアマンは1600万上がり。 それもあるが、その1600万が「被災地支援競走」と変貌したレースだったことを見なさい、ということだったのでしょう。 |