●第45回 スプリンターズステークス(G1)● ( グローバルスプリントチャレンジ ) 10月2日中山11R 芝1200m、国際、定量、指定 9月29日週中考察更新 変更点 WIN5発売
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 1.はじめてのこと 2.ヘニーハウンドの存在 3.3歳馬不在 4.揃い踏み 5.最終結論 1.はじめてのこと 00年に行われた日程大改革で、有馬記念の前週から現在の9月開催最終週に移った。 同時に高松宮記念が5月から3月に移され、春秋の古馬芝G1開幕はスプリント戦に姿を変えた。 そこから数えて12回目となるが、今年は初めて「当年高松宮記念1着馬不在」で行われる。 それがどんな影響を与えるかだが、今年の高松宮記念はご存じのとおり「阪神開催」。 この例外的措置があった以上、今年のスプリンターズSには出る資格すら与えられなかったと考えたい。 しかし、勝ち馬は出てこないが、2着のサンカルロと1着同枠(13着)のサンダルフォンは出走する。 どちらも、再現性の低い重賞等で賞金を重ねているキャリアは注目。 サンカルロ → 55回阪急杯1着、「阪神」高松宮記念2着 サンダルフォン → 小倉代替アンコールS1着→「阪神」高松宮記念1着同枠→「阪神」CBC賞2着同枠 2.ヘニーハウンドの存在 登録段階で出走順位17番目。 そのため、上位馬が1頭回避しないと出走できないヘニーハウンド。 この馬が大きな位置づけを担うだろう。 というのも、この馬が除外されれば、今年のスプリンターズSは「3歳馬不在」となる。 そうなると、「世代抜け」が起きるが、そんなレースは03.06.10年の4回。 この4回をまとめたい。 作表は日を改めるが、03年は重賞未勝利のデュランダル、06年、10年はともに外国馬が勝った。 ならば、勝つのは外国馬か重賞未勝利の日本馬なのだろうか? (ここまで9月28日更新)
3.3歳馬不在 出馬投票の結果、上位16頭で回避馬がなく、ヘニーハウンドの除外と3歳馬不在が決まった。 この3歳世代不在は上表にあげたように、大きな影響を及ぼすだろう。 裏返せばドバイを制した外国馬ロケットマンのような、日本未経験の実績馬に花を持たせるためとも受け取れる。 この世代は、ここに出ようと思えば出れた馬は何頭もいる。 最たる例は、フィリーズレビューを勝ちながら、なぜか交流重賞レディスプレリュードに出たフレンチカクタス。 この時期の初ダートはどうなんでしょう? 別にダートに挑戦したいのは自由だが、なぜ今なの? ここを避けるというか、3歳馬に来てもらっては困るからでは? そんなことを勘ぐらせてしまいますが、本題です。 世代抜けの形となりましたが、先にあげた3年の2着はいずれもセントウルSに出たG1既勝馬。 しかし、そんな馬は外国馬グリーンバーディーのみ。 そして、サマースプリントシリーズが行われた06年、10年はともにシリーズ出走歴を持たない馬の枠が連対している。 今年はアーバニティ、フィフスペトルと外国馬ロケットマンが該当。 その一方で、1.で触れたように重賞未勝利馬というのなら、エーシンリジルやパドトロワ。 ダッシャーゴーゴーではなく、彼らがどんな馬と枠を作るかを見てみたい。 (ここまで9月29日更新) 4.揃い踏み 出走馬をよく見ると、[地]ステップ戦となったキーンランドC、セントウルSの勝ち馬、そして外国馬が揃った。 形はどうであれ、このレースが求める本来の形ともいえるだろう。 参考:ステップ戦勝ち馬、外国馬が出走したスプリンターズS
やはり、外国馬、ステップ戦勝ち馬、G1既勝馬。この3つで終わっている。 5.最終結論 3歳不在、外国馬出走、ステップ戦勝ち馬出走……。 昨年と同じ流れが見えることもあり、下手に捻らずに該当5頭を基本にしたい。 外国馬が3頭出た年は04年で、この年は枠連3−1(馬連5−1)で決まったが、それに合うように入った外国馬2頭。 G1既勝馬不在の日本勢で、唯一G1加算歴を持つサンカルロと同枠に入った外国馬ロケットマンを軸。 相手筆頭はセントウルS2着のラッキーナイン。 ステップ戦で加算歴を持つ馬か外国馬枠にならなかったことは気になるが押さえざるを得ない。 日本馬はステップ戦が3歳不在(キーンランドC)、降着戦(セントウルS)となったので、それぞれの勝ち馬を入れる。 あとは「阪神」高松宮2着のサンカルロ、1着同枠のサンダルフォンと同枠になったグリーンバーディーを。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 △ 10 カレンチャン 2着 -- 03 パドトロワ 3着 ▲ 14 エーシンヴァーゴウ ----- 4着 ◎ 05 ロケットマン 5着 ○ 01 ラッキーナイン (競走除外 -- 13 ビービーガルダン57) 【 再考 】 2着抜けの完敗。 直前にビービーガルダンの除外はあったが、3歳馬不在の顔ぶれで行われている以上、これは大差ないと受け取りたい。 勝ったカレンチャンは、本文でもふれた通りステップ戦キーンランドC1着馬であり、来ても何らおかしくない。 問題は2着。 9月開催の現行日程になってから、「重賞未勝利枠の連対」という初めてのことが起きた。 出走馬確定の時点でも、当年の高松宮記念1着馬不在という初めてのことも起きていた。 最初で「初物」になることがわかっていた以上、「初物」が来るこの結果もありえた、ということだろう。 ただ、2着枠の2頭はオープンでずっとくすぶっていたわけではなく、春、夏に下級条件から順を追って上がってきた馬。 3歳馬がいないのなら、こういう馬だよ、ということなのだろうか。 |