●ジャパン・オータムインターナショナル 第28回 マイルチャンピオンシップ(G1)●
     11月20日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定

     11月19日更新
     変更点 WIN5発売
08 リアルインパクト 56 福永 07 イモータルヴァース 54 スミヨン
17 リディル 57 小牧 18 キョウワジャンヌ 54 飯田
× 02 ダノンヨーヨー 57 北村友 × 11 グランプリボス 56 デムーロ

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
18回 01年 5京6芝16、国、定、指   定量規定(3歳55K→56K) 9R⇔10R ゼンノエルシド
19回 02年 5京6芝16、国、定、指   馬単・3連複発売   トウカイポイント
20回 03年 5京6芝16、国、定、指、2場     祝日施行 デュランダル
21回 04年 5京6芝16、国、定、指、2場 6歳なし 3連単発売、国際G1認定   デュランダル
22回 05年 5京6芝16、国、定、指、2場     取消、5R⇔6R ハットトリック
23回 06年 6京6芝16、国、定、指、2場   賞金増額(9400→10000)   ダイワメジャー
24回 07年 5京6芝16、国、定、指 7歳なし   枠連ゾロ目、2場→3場 ダイワメジャー
25回 08年 5京5芝16、国、定、指、2場   6日→5日、JAI組込 祝日施行 ブルーメンブラット
26回 09年 5京6芝16、国、定、指 7歳なし 5日→6日   カンパニー
27回 10年 6京6芝16、国、定、指       エーシンフォワード
28回 11年 6京6芝16、国、定、指   WIN5発売    
 (JAI……ジャパン・オータムインターナショナル)

【 考察 】
 1.WIN5 2.エーシンフォワードの存在 3.[地]ステップ戦 4.6日目と外国馬 5.安田記念 6.最終結論 

 1.WIN5
 この秋のG1は新馬券発売から行かざるを得ないので、まずは毎度のごとくここから。

 参考:新馬券発売初年となったマイルCS
1着 直前加算 2着 直前加算
00年 ワイド アグネスデジタル 3歳 武蔵野S2着 ダイタクリーヴァ 3歳 皐月賞2着
02年 馬単 トウカイポイント 札幌記念2着 エイシンプレストン 毎日王冠2着
04年 3連単 デュランダル スプリンターズ2着 ダンスインザムード 3歳 天皇賞秋2着

 勝ち馬を眺めると、新馬券発売初年のみ直前加算が重賞2着馬に出番が来ている。(それ以外は重賞1着馬)

 そして2着も直前加算は重賞2着馬。
 今年はそんな役回りなんだろうか?

 今年の出走予定馬で重賞2着を直前加算とするのは5頭。
 (キョウワジャンヌ、クレバートウショウ、ダノンヨーヨー、ライブコンサート、リアルインパクト)

 00年は揃って4歳馬、02年は直前加算をG2、04年は同じくG1と何かを揃えてくる。

 では今年は?となると、
 直前加算がG1のキョウワジャンヌとダノンヨーヨー、G2のクレバートウショウとリアルインパクト。
 3歳馬のキョウワジャンヌとリアルインパクトといったところだろうか。

 さらに2着馬を見ると、3歳馬か前年2着馬。
 昨年の2着馬ダノンヨーヨーのも注意を払う必要がありそうです。  
 
 2.エーシンフォワードの存在

 今年は前年1着馬のエーシンフォワード、安田記念を制したリアルインパクトが揃って出走する。

 前年のマイルCS勝ち馬が連覇を目指して出走したのは、過去10年でちょうど半分の5回。

 参考:前年マイルCS1着馬出走年
  1着馬/前走   2着馬/前走  
02年 馬単初年 トウカイポイント
富士S5着
中山記念、札幌記念2着 エイシンプレストン
天皇賞秋8着
香港マイル、Qエリザベス、マイル2着
毎日王冠2着
04年 3連単初年 デュランダル
スプリンター2着
マイル、スプリ2着、高松宮2着 ダンスインザムード
天皇賞秋2着
桜花賞、天皇賞秋2着、アメリカン2着
フラワーC
05年 取消、22回 ハットトリック
天皇賞秋7着
東京新聞杯、京都金杯 ダイワメジャー
毎日王冠5着
ダービー卿、関屋記念2着
06年 賞金増額 ダイワメジャー
天皇賞秋1着
天皇賞秋、マイル2着
マイラーズC、毎日王冠
ダンスインザムード
天皇賞秋6着
ヴィクトリア、キャッシュコール
毎日王冠2着、マイラーズ2着
07年 枠連ゾロ目 ダイワメジャー
天皇賞秋9着
安田記念 スーパーホーネット
スワンS1着
スワンSなど

 それぞれバラバラだが、傾向としては、マイル戦連対歴のある天皇賞組。
 そうなると、シルポート、ダノンヨーヨーというところかな?。

 (ここまで11月16日更新)

 3.[地]ステップ戦

 一応、スプリンターズS2着以内という項目はあるが、富士S、スワンSとWIN5非発売戦が[地]ステップ戦として組まれている。
 
 参考:[地]ステップ戦を持つ古馬G1
レース名 1着馬   2着馬   備考
天皇賞春 ヒルノダムール 大阪杯1着 エイシンフラッシュ 大阪杯3着 ステップ戦WIN5全戦未発売
ヴィクトリアM アパパネ   ブエナビスタ   ステップ戦1着全馬不出走
安田記念 リアルインパクト NHK3着 ストロングリターン 京王杯SC1着  
スプリンターズS カレンチャン キーンランド1着 パドトロワ キーンランド3着 ステップ戦WIN5全発売
天皇賞秋 トーセンジョーダン   ダークシャドウ 毎日王冠1着 ステップ戦WIN5全発売
エリザベス女王杯 (外国馬)   アヴェンチュラ 秋華賞1着 ステップ戦WIN5全発売
 (ステップ戦、本体ともにWIN5未発売戦の高松宮記念を除く)

 ステップ戦勝ち馬が1頭も出なかったヴィクトリアマイル以外は、ステップ重賞勝ち馬が1頭は連対。
 しかも、本番から1ハロン短いレースの勝ち馬が出た場合は特に。
   
 今回は1ハロン短いスワンSが組まれているので、勝ち馬リディルは狙いが立つ。 

 4.6日目と外国馬

 今年も2頭の外国馬が来日したが、「6日目、外国馬あり」はワンパターンの結果。

 さらに、マイルCSが「6日目、外国馬出走」の年はG1馬に出番が来る年。

備考 1着馬   前1年G1既勝歴 2着馬  
03年 祝日施行 デュランダル   スプリンターズS ファインモーション (桜花賞)
04年   デュランダル 前年1着 マイルCS ダンスインザムード 桜花賞、天皇賞秋2着
06年   ダイワメジャー 前年2着 天皇賞秋 ダンスインザムード ヴィクトリアマイル
07年   ダイワメジャー 前年1着 安田記念、マイルCS スーパーホーネット 同枠安田記念1着
09年   カンパニー 前年2着同枠 天皇賞秋 マイネルファルケ 同枠外国G1馬
10年   エーシンフォワード   (安田記念1着同枠) ダノンヨーヨー 同枠安田記念1着

 G1で連対枠入りしたキャリアのある馬のいる枠に出番が来ている。

 昨年の連対馬エーシンフォワード、ダノンヨーヨー(安田記念1着同枠馬)、さらにはキョウワジャンヌ(秋華賞2着)。
 リアルインパクト(安田記念1着)、シルポート(安田記念2着同枠)、グランプリボス(NHKマイルC)。
 桜花賞馬マルセリーナと外国馬2頭であわせて9頭。

 数が多いのが気になるが、彼らのまとめられた枠は注目したい。
 
 (ここまで11月17日更新)

 5.安田記念とのつながり

 ブログの週中考察でも触れたが、意外に出てこないのが当年の安田記念1着馬。
 
 参考:当年安田記念1着馬の出走したマイルCS
安田記念1着馬、成績 その他重賞
98年 タイキシャトル 1着 ジャックルマロワ賞、京王杯SC
99年 エアジハード 1着 富士S
02年 アドマイヤコジーン 着外 東京新聞杯、阪急杯、高松宮記念2着、スプリンターズS2着
07年 ダイワメジャー 1着 マイルCS
10年 ショウワモダン 2着同枠 ダービー卿CT

 02年のアドマイヤコジーンは敗退したが、それ以外は連対枠入り。
 アドマイヤに関してはスプリントG1で連対歴があることがマイナスと受け取れるが、時代背景があるだろう。

 この年の夏から馬単・3連複を発売した。
 つまり、マイルCSの時には馬単はあったが、安田記念のときにはなかった。

 その過渡期を通ったのがこの馬。
 いくら同じ年といえども、発売馬券が追加されたことが邪魔をしたのではなかろうか。

 6.最終結論

 週中考察を長々と触れたが、枠を見てリアルインパクトが外せなくなった。

 ただでさえ、安田記念1着馬。
 2着加算が主役になれる新馬券発売初年であり、G1馬の出番になる外国馬出走年。

 そして、この馬とイモータルヴァースの入った4枠が唯一のG1勝ち馬同居枠。

 ここまで来たら狙わないわけにはいかない。

 今年は突如最終のユニコーンSを外されたあげく、来年から夏番組に移行する安田記念。
 そこを勝った馬としてここに来た以上、何らかの幕引きがあるだろう。

 枠連ゾロ目となるイモータルヴァースが相手筆頭。
 その後は、3.で触れたようにスワンS勝ちのリディル。
 
 あとは、WIN5発売戦秋華賞2着のキョウワジャンヌ。
 前年2着以降沈黙を続けるダノンヨーヨー、朝日杯FSの裏返しとなるグランプリボスを。 
 
【 買い目 】 単勝8、馬連8-2.7.11.17.18、7-17 計7点


【 結果 】
1着 -- 05 エイシンアポロン
2着 -- 01 フィフスペトル
3着 -- 13 サプレザ
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5着 ◎ 08 リアルインパクト
7着 ○ 07 イモータルヴァース
14着 ▲ 17 リディル

【 再考 】

 考えられるシナリオというかネタが2つあり、その結末が同じなら問題ないが、真逆を向いていたとき。
 当然、どちらかを取り、どちらかを捨てることになる。

 今回の2つは「新馬券初年戦」「今秋のG1の流れ」とあり、前者を軸に予想したが、勝ち馬を見る限り後者。

 考察の3.で触れたようにステップ戦1着馬を起用していることで、エイシンアポロンは選べたかもしれない。

 しかし、何をどこからどう捻っても、2着のフィフスペトルは出てこなかった。
 よく出しても同枠になった×ダノンヨーヨーまで。こうなると、あきらめもすんなりつく。
 
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