●第49回 アルゼンチン共和国杯(G2)● 
    11月6日東京11R 芝2500m、国際、ハンデ、特指

    11月5日更新
    変更点 前年記念競走、WIN5発売
18 ビートブラック 57 松岡 08 キングトップガン 56 横山典
04 ナムラクレセント 58 後藤 13 コスモヘレノス 57 ベリー
× 06 カリバーン 56 蛯名 × 15 コスモラピュタ 55 柴田大

【 過去9年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
40回 02年 4中2芝25、混、H、特 3歳なし 代替中山、馬単・3連複発売 祝日施行、取消 サンライズジェガー
41回 03年 4東2芝25、混、H、特   代替戻り   アクティブバイオ
42回 04年 5東2芝25、混、H、特   3連単発売 7R⇔8R レニングラード
43回 05年 5東2芝25、国、H、特   国際化   サクラセンチュリー
44回 06年 5東2芝25、国、H、特       トウショウナイト
45回 07年 5東2芝25、国、H、特 3歳なし 表記G2→Jpn2 9R⇔10R アドマイヤジュピタ
46回 08年 5東2芝25、国、H、特 3歳なし     スクリーンヒーロー
47回 09年 5東2芝25、国、H、特   J2→G2   ミヤビランベリ
48回 10年 5東2芝25、国、H、特 9歳なし 記念競走   トーセンジョーダン
49回 11年 5東2芝25、国、H、特 3歳なし WIN5発売    

【 考察 】
 G1翌週の長距離ハンデ戦。
 こう聞くと、「実績馬は天皇賞回り。ならば軽ハンデの馬で一発を」と考えたくなる。

 しかし、現行日程となってから前1年間にオープンでの賞金加算歴ゼロの馬が勝ったのは、02.03.07.08年の4回あるが、
 この4年を見るとわかることが1つ。

 02年は中山開催、07.08年は「Jpn2」としての施行。

 03年は新馬券発売前年。さらには、馬単時代として行われた2年間のまとめ上げをしていたと考えるならば、
 実質は通年条件戦とか、オープン加算歴ゼロといった馬には出番はよくても2着までと受け取れる。
 (03年1着アクティブバイオは全戦OP、OP特別2着までで加算歴ゼロ)  

 そして、新馬券発売初年は前年との決別をするように、勝ち馬の賞金加算歴は異なった道を通っている。

年、変更点等 前年1着馬 直前加算等 当年1着馬 直前加算等
00年 ワイド(2日目に変更) マーベラスタイマー 迎春S準1着
(前走1600万2着)
マチカネキンノホシ アクアマリン準1着
AJCC1着→目黒記2着
02年 馬単(代替中山) トウカイオーザ 小倉記2着→比叡S準1着
サンライズジェガー 鳴滝特別1着(全戦条件)
04年 3連単 アクティブバイオ (前1年なし) レニングラード 佐渡特別1着→新潟記2着
11年 WIN5 トーセンジョーダン 漁火S準1着→アイルT    

 1600万特別からOP特別を連勝したトーセンジョーダンが昨年の1着馬。
 それとは非なるものを選ぶ必要があるだろう。

 そうなると、やはり重賞連対歴が浮かんでくる。

 直前1年以内に重賞連対歴を持つ馬は4頭。
 
 その中では当年1着で必ず出てくる「条件1着歴」。
 これも併せ持つビートブラック(オリオンS準1着→大阪ハンブルクC1着→京都大賞典2着)を注目してみたい。
 
 (ここまで11月3日更新)

 さて、今年は3歳馬が登録の段階から不在だが、そういう年を見ると、気になることが。

 参考:3歳馬不在のAR共和国杯(前10年)
備考 1着馬 直前加算 2着 直前加算
02年 祝日、代替中山、取消 サンライズジェガー 鳴滝特別10 コイントス 漁火S準
07年 Jpn2、当日9R⇔10R アドマイヤジュピタ 鳴滝特別10 トウカイトリック ダイヤモンドS
08年 Jpn2最終年 スクリーンヒーロー 支笏湖特別10 ジャガーメイル オクトーバーS準

 当年1回限りと思わせる形だが、勝ち馬の直前加算は全て1000万条件。
 ドリームセーリング、コスモラピュタが該当するが、来季の据置が決まっているうえに取消等もないので狙いづらい。
 
 ただ、取消等が発生したら、単純でも狙ってみる手はあるだろう。

 一方、国際化プログラム完了にともなって再度「G2」化したのが09年。
 それ以降の2年間はミヤビランベリ、トーセンジョーダンとトップハンデの馬が勝っている。

 今年は忘れ去られた菊花賞勝ちを持つオウケンブルースリ(58.5)だが、この馬は過去1年内の賞金加算歴なし。
 昨年までの2年間は賞金加算歴をもとに決められた感があるが、今年は過去の実績をベースとしてきた感は否めない。

 ちなみに、2着にはアーネストリー、ジャミールと1600万条件戦で力走したキャリアを持つ馬が入った。
 両馬ともG1への[地]ステップG2出走歴、入着歴がある。

 そう見ると、1600万を前走で勝ちましたというピエナファンタストでは遠く、オールカマー3着のカリバーンが上となるだろう。

 結論だが、前述したように1600万特別勝ちから重賞連対まで持つ大外枠のビートブラックから入りたい。
 相手は重賞連対歴を重ねたキングトップガンを筆頭に、重賞連対歴を持つ3頭とカリバーン。

 最後に直前加算1000万下組からコスモラピュタを。

【 買い目 】 馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 -- 11 トレイルブレイザー
2着 -- 12 オウケンブルースリ
3着 -- 07 カワキタコマンド
-----
5着 ◎ 18 ビートブラック
6着 ○ 08 キングトップガン
13着 ▲ 04 ナムラクレセント
(外枠発走 )

【 再考 】
 アブソリュートの外枠発走の時点で事実上の終了。
 久々に発走前にハズレたとわかったレースでした。

 しかし、出馬の時点で3歳馬がいなかったので、外枠発走の有無は問う必要がなかったのかもしれない。

 勝ち馬が前走1600万下2着、直前加算が同じ1600万烏丸Sのトレイルブレイザー。
 これを見る限り、条件歴を持つ馬から狙ったのは決して間違いではなかった(はず)。

 それ以前に無印で走られたオウケンブルースリの扱いが間違いだった。
 トップハンデのつけられ方にケチつけて失敗したが、G2と再表記されてからは過去現在問わず実績馬の出番。

 再現不能な「Jpn1」菊花賞勝ち、最後に勝ったのが44回京都大賞典。
 最後の直前加算が取消戦となった昨年の京都大賞典2着。

 こんな馬を起用するには枠のゾロ目でもたたき出すのが最善、ということだったのでしょう。
このページ最上段へ  トップページへ