●第49回 アルゼンチン共和国杯(G2)● 11月6日東京11R 芝2500m、国際、ハンデ、特指 11月5日更新 変更点 前年記念競走、WIN5発売
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 G1翌週の長距離ハンデ戦。 こう聞くと、「実績馬は天皇賞回り。ならば軽ハンデの馬で一発を」と考えたくなる。 しかし、現行日程となってから前1年間にオープンでの賞金加算歴ゼロの馬が勝ったのは、02.03.07.08年の4回あるが、 この4年を見るとわかることが1つ。 02年は中山開催、07.08年は「Jpn2」としての施行。 03年は新馬券発売前年。さらには、馬単時代として行われた2年間のまとめ上げをしていたと考えるならば、 実質は通年条件戦とか、オープン加算歴ゼロといった馬には出番はよくても2着までと受け取れる。 (03年1着アクティブバイオは全戦OP、OP特別2着までで加算歴ゼロ) そして、新馬券発売初年は前年との決別をするように、勝ち馬の賞金加算歴は異なった道を通っている。
1600万特別からOP特別を連勝したトーセンジョーダンが昨年の1着馬。 それとは非なるものを選ぶ必要があるだろう。 そうなると、やはり重賞連対歴が浮かんでくる。 直前1年以内に重賞連対歴を持つ馬は4頭。 その中では当年1着で必ず出てくる「条件1着歴」。 これも併せ持つビートブラック(オリオンS準1着→大阪ハンブルクC1着→京都大賞典2着)を注目してみたい。 (ここまで11月3日更新) さて、今年は3歳馬が登録の段階から不在だが、そういう年を見ると、気になることが。 参考:3歳馬不在のAR共和国杯(前10年)
当年1回限りと思わせる形だが、勝ち馬の直前加算は全て1000万条件。 ドリームセーリング、コスモラピュタが該当するが、来季の据置が決まっているうえに取消等もないので狙いづらい。 ただ、取消等が発生したら、単純でも狙ってみる手はあるだろう。 一方、国際化プログラム完了にともなって再度「G2」化したのが09年。 それ以降の2年間はミヤビランベリ、トーセンジョーダンとトップハンデの馬が勝っている。 今年は忘れ去られた菊花賞勝ちを持つオウケンブルースリ(58.5)だが、この馬は過去1年内の賞金加算歴なし。 昨年までの2年間は賞金加算歴をもとに決められた感があるが、今年は過去の実績をベースとしてきた感は否めない。 ちなみに、2着にはアーネストリー、ジャミールと1600万条件戦で力走したキャリアを持つ馬が入った。 両馬ともG1への[地]ステップG2出走歴、入着歴がある。 そう見ると、1600万を前走で勝ちましたというピエナファンタストでは遠く、オールカマー3着のカリバーンが上となるだろう。 結論だが、前述したように1600万特別勝ちから重賞連対まで持つ大外枠のビートブラックから入りたい。 相手は重賞連対歴を重ねたキングトップガンを筆頭に、重賞連対歴を持つ3頭とカリバーン。 最後に直前加算1000万下組からコスモラピュタを。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 11 トレイルブレイザー 2着 -- 12 オウケンブルースリ 3着 -- 07 カワキタコマンド ----- 5着 ◎ 18 ビートブラック 6着 ○ 08 キングトップガン 13着 ▲ 04 ナムラクレセント (外枠発走 ) 【 再考 】 アブソリュートの外枠発走の時点で事実上の終了。 久々に発走前にハズレたとわかったレースでした。 しかし、出馬の時点で3歳馬がいなかったので、外枠発走の有無は問う必要がなかったのかもしれない。 勝ち馬が前走1600万下2着、直前加算が同じ1600万烏丸Sのトレイルブレイザー。 これを見る限り、条件歴を持つ馬から狙ったのは決して間違いではなかった(はず)。 それ以前に無印で走られたオウケンブルースリの扱いが間違いだった。 トップハンデのつけられ方にケチつけて失敗したが、G2と再表記されてからは過去現在問わず実績馬の出番。 再現不能な「Jpn1」菊花賞勝ち、最後に勝ったのが44回京都大賞典。 最後の直前加算が取消戦となった昨年の京都大賞典2着。 こんな馬を起用するには枠のゾロ目でもたたき出すのが最善、ということだったのでしょう。 |