●第45回 京都牝馬ステークス(G3)● 1月31日京都11R 芝1600m、牝、国際、別定 1月30日更新 変更点 別定規定変更、賞金減額(3900→3800)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 ブログの週中考察でも書いたが、今年から「1200万ごと1K増」から「1600万ごと1K増」に別定規定が変更された。 条件馬の増量がなくなったので、ある意味でわかりやすい設計になったと受け取りたい。 1月か2月かで4歳馬の基礎重量が1K変わるために微妙な設計変更があるが、根本の規定が変わった前回(1200万ごと1K増)07年の連対馬も直前連対が牝馬限定戦「2着」だった。 07年京都牝馬S
今年の該当馬は愛知杯2着のブラボーデイジー。 単純だが、ここから入る。 今年から賞金が減額されたが、前回の減額年(05年)の勝ち馬アズマサンダースの直前加算が「桜花賞2着」と、これまた牝馬限定戦2着。 さらには、別定規定の変更で出走15頭中12頭が前年の規定よりも1K軽い重量で出れるにもかかわらず、2K増馬では唯一となる前年規定でも同重量。 これらのことも加味して、この馬から入りたい。 相手筆頭は阪神Cで◎としたワンカラット。 別定規定が変わったため、昨年で終わりとなる可能性もあるが、05年の国際化後は前年の牝馬3冠レースのどこかに出走歴を持つ4歳馬が連対枠にいる以上、唯一の出走歴(桜花賞4着)を持つこの馬は外せない。
そして、同じ賞金減額戦となった東京新聞杯の結果を見てから予想を書いているが、気になることが2つ。 1つは勝ったレッドスパーダは減額賞金戦となったニューイヤーSを制した経歴があった。 もう1つは昨年の連対馬が揃って出走したが、前年の勝ち馬アブソリュートが2着同枠にいたこと。 前者のような新賞金規定を制した馬は今年は出走していない。 後者はこのレースも該当するので、昨年の勝ち馬チェレブリタを消すことは出来ない。 その東京新聞杯はOP勝ちを直前加算に持つ重賞未勝利の3頭が1着〜3着を占めたが、別定規定も変更されたここでも同じ結末となるとは考えづらい。 それに加えて、有力馬の出走を促進するために規定が変更されたことを考えると、下級馬ではなくて、実績馬の出番となることも考えれれる。 そのため、重賞勝ち歴のあるザレマを加え、ワンカラット、チェレブリタと同枠に入ったクラウンプリンセス、ヒカルアマランサスを押さえたい。 【 買い目 】 馬連 12-4.5.6.8.9 計5点 【 結果 】 1着 × 08 ヒカルアマランサス 2着 -- 15 ベストロケーション 3着 △ 06 ザレマ ----- 4着 ○ 05 ワンカラット 5着 ▲ 09 チェレブリタ(1着同枠) 7着 ◎ 12 ブラボーデイジー 【 再考 】 「賞金減額戦、3場開催日復活」という同方向への変更がなされた今週の3重賞。 その流れを東京新聞杯から見抜こうとした。 その観点から5枠両馬を入れた方向性は正しかったが、プロセスが違っていた以上、こういう結果になるのは仕方ない。
先週の3重賞は以上のように、前年の同レースで最先着を果たした馬の枠が連対。 京都牝馬Sだけが1着枠になったのは、フルゲート割れ(15頭立、他は16頭立)のうえに、別定規定を変更したのが大きかったのでしょう。 番組表に「有力馬の出走を促進する」ために別定規定の変更をした、と書いてあったが、その記載にばかり目が向いていた。 実績馬といえば、同枠の忘れられた?桜花賞馬レジネッタとともに最高クラスの実績を持っていたうえに、新別定規定でも重量はそのまま。 そして、東京新聞杯から受け取ったものが違っていたことも判明。 勝ったレッドスパーダがNHKマイルC2着歴を持っていたことで、ヴィクトリアマイル2着のこの馬にも出番が来ると思い込んでしまったが、そうではなくて、「前走1着馬」の連対を引き継いでいましたね。 京都牝馬Sには前走1着馬が3頭出走していたが、その中身は1600万が1頭、1000万が2頭。 唯一の前走1600万勝ちを持つベストロケーションが2着。 ここまでは読めませんでしたが、ゆっくり考えてみれば、目の付け所1つでしたね。 とはいえ、仮にここまで読んだとしても、予想を書く段階では、「距離が違う」などと理由をつけてベストロケーションは買わなかったと思いますが……。 |