●第50回 きさらぎ賞(NHK賞)(G3)● 2月14日京都11R 芝1800m、3歳、国際、別定、特指 2月13日更新 変更点 賞金減額(4000→3900)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 本来、共同通信杯ときさらぎ賞は1週ずれた施行をする以上、対極的な結果を見せるものと考えている。 「たった1週とはいえ、2歳戦に近い共同通信杯が2歳の成績を、クラシックに近いきさらぎ賞がそれ以降を求めてくる」と。 先週の共同通信杯では2歳重賞連対馬がいなかったため、その逆となるここでは「2歳重賞で出番を持つ馬が来たら外せない」と考えていた。 しかし、そういった馬は今回も不在。 さらには、オープン、重賞連対歴を持つ馬がシャイン(中京2歳S、シンザン記念2着)のみという、共同通信杯以上の寂しさをうかがわせる顔ぶれとなった。 ただし、そのシャインは1K増の「57K」で出走する。 この「57K」ときさらぎ賞の出馬表に書き込まれることが共同通信杯との大きな違いだろう。 そのシャインの重賞連対がシンザン記念というところから見てみたい。 シンザン記念での賞金加算=「朝日杯後」の加算歴となるが、重賞加算歴が朝日杯後のみの顔ぶれとなったきさらぎ賞というと、現行馬齢表記となってからは以下の5回。 重賞加算歴が朝日杯FS以降だけの馬が出走した年のきさらぎ賞(01年以降)
朝日杯後に500万、OP、重賞で賞金加算をした馬が並んでいる。 ちなみに、外れるのが01年2着のダンツフレーム。 この馬は秋の野路菊S勝ちから休養していたが、同枠にシンザン記念2着のビッグゴールド(3着)がいる。 こうなると、今年の登録馬で該当するシャイン、はこべら賞勝ちのバーディバーディ、福寿草特別勝ちのレーヴドリアンの3頭 を狙うしかないだろう。 さらにもう1つ。 現行別定規定(2000万以上1K増)となった06年以降、57Kで出走した馬の明暗が分かれている。 きさらぎ賞57K出走馬(06年以降)
やはりここでも朝日杯後を求めている。 07年2着のナムラマースが例外のように見えるが、表内に記載したように、この年は「祝日施行、8頭立」というきさらぎ賞のレース自身が例外化した年だった。 だからこそ、本来出番のない朝日杯までの実績で増量される馬が来たのだろう。 そう考えれば、朝日杯後しか実績のないシャインにさらなる追い風が吹くのではないだろうか。 (ここまで2月11日更新) 以上のように週中考察を書いたが、気になる3頭のうちバーディバーディが回避。 こうなると、残る2頭は外せず、上位として考えたい。 あとは本命をどちらにするか?ということだが、今回はレーヴドリアンに入れる。 先週の共同通信杯で500万勝ち馬が出てこなかったのは、こちらで出番があることを実証するためと受け取りたい。 相手筆頭はやはり増量馬のシャイン。 その後は同じ500万を芝で勝ったダイワバーバリアン。 本当はこの3頭でまとめたいが、共同通信杯で3歳デビュー(初勝利)の馬があっけなく沈んだため、3歳デビューのインペリアルマーチ、クォークスターは押さえたい。 馬券は流しだが、一応、シャイン−ダイワのタテ目を押さえた5点で。 【 買い目 】 馬連 11-3.4.5.7、3-7 計5点 【 結果 】 1着 -- 02 ネオヴァンドーム 2着 ◎ 11 レーヴドリアン 3着 -- 09 ステージプレゼンス ----- 5着 ▲ 07 ダイワバーバリアン 6着 ○ 03 シャイン 【 再考 】 軸馬の選定までは本文に書いたとおりで、◎レーヴドリアンは2着に力走したが、肝心な相手馬の選定を誤った。 共同通信杯で3歳デビューが沈んだため、3歳デビュー馬に印を入れたが、それと同時に「3歳初勝利」馬も沈んでいたため、そこまで手を回す必要があっただろう。 ならば、レーヴドリアンから3歳になってから初勝利をあげた4頭とシャイン、あわせて5頭への流しで取れたかな?と考える手でしたね。 朝日杯馬券対象のダイワバーバリアンがちょっと気になったのが尾を引きましたね……。 |