●第17回 平安ステークス(G3)● 1月24日京都11R ダート1800m、国際、別定、指定 1月23日更新 変更点 賞金減額(3900→3800)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 登録馬発表の段階で、重賞を勝っているために増量される馬がわずか2頭という寂しい顔ぶれになった。 そこで、去年も出したが、資格賞金と負担重量との相関関係から見てみたい。 資格賞金1位馬の平安S(02年以降)
よく見ると、前走馬券対象になった1位馬は連対枠入り。 今年の資格賞金1位馬はダイショウジェットだが、前走JCダート10着。 たとえG1といえども前走大敗はいただけないうえに、この馬が連対した昨年のマーチSと武蔵野Sは今年から条件が変更されている。 (マーチSは11R化、武蔵野Sは1週遅れ) そのため、この馬の評価を下げ、別の視点から見てみたい。 時折出てくる公営在籍馬が今年も不在。 そのような平安Sは05年、08年、昨年とあり、いずれも前走オープン、重賞での1着馬が制していたが、今年はそういった馬がいない。 再現不能なキャリアの馬で消し去るか、それとも新しい何かを持ち込むかのコメントは現時点では避け、最終的な出馬が発表されてから確認したい。 (ここまで1月20日更新) さて、そのように週中考察で書いたが、フサイチギガダイヤの出走取消が発表された。 これで考えられることは1つ。 再現不能なキャリアの馬がここでも面倒を見るもの、と考えたい。 その筆頭としてはダイショウジェット。 直前の1年間で賞金を加算したのは4レースあるが、勝ったポラリスS、欅Sは今年から賞金減額、重賞でも2度2着に食い込んでいるが、マーチSは再現不能な最終レース設計、武蔵野Sは最後の「5回東京1日目」施行でのものだった。 このレースが8日目へ移行されてからは、取消戦の03年、当日の番組変更(1600万下平場組込)が行われた08年と前走JCダート、東京大賞典組が連対していることもJCダート帰りのダイショウジェットにはプラスだろう。 そのため、この馬から入りたい。 一方の相手馬。 前述した03年、08年は直前1年以内に重賞連対歴を持つ馬で決まっていたので、該当する3頭(ロールオブザダイス、ネイキッド、ウォータクティクス)は押さえる。 今年の平安Sは12頭立(取消前13頭)とこのレースにしては少頭数となったが、「16番」をつけた馬が出走しない平安Sは現行馬齢表記となってからは04年のみ。 その04年は今年と同様に2K以上増の馬が出走していない年だったが、連対馬はともにOP京都ダ1800での賞金加算歴を持っていた。 (1着:タイムパラドックス(トパーズS)、2着:クーリンガー(平安S2着)) それを含めて筆頭には唯一の増量馬となったウォータクティクスとしたい。 【 買い目 】 馬連流し 計3点 【 結果 】 1着 ▲ 04 ロールオブザダイス 2着 -- 05 ダイシンオレンジ 3着 △ 07 ネイキッド ----- 4着 ◎ 13 ダイショウジェット 8着 ○ 11 ウォータクティクス 【 再考 】 「過去は語るものがある」。 これが今回の反省です。 今回は取消戦となったが、過去に取消があった平安Sは03年。 03年平安S(馬単、3連複発売初年、地方馬2頭出走、取消あり)
さりげなく「前走1600万勝ち」馬が1着同枠。 今回、前走1600万勝ちで出走したのは2着のダイシンオレンジ(初夢S1着)のみだったが、同枠のロールオブザダイスと組んで連対枠を構成したところを見ると、狙うべきはこちらだった。 そして、「前走馬券対象になった1位馬は連対枠入り」している必要があると週中考察で書いたが、当日の取消に引っかかった。 当日に番組の変更があった08年などもそのまま起用している点を見れば、これは取消戦ごときで崩れるものではない、ということが判断できたはず。 それにもかかわらずダイショウジェットを軸としたのは、見立ての甘さがあったようです。 |