●第54回 阪急杯(G3)● 2月28日阪神11R 芝1400m、国際、別定、指定 2月27日更新 変更点 賞金減額(4100→4000)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 例年通り、このレースから芝G1路線への幕があく。 本来は見送って、傾向を来週のオーシャンSにつなげたいところですが、気になる点を。 今年は3年ぶりに裏開催のない「2場開催週」で施行される。 昨年、一昨年と3K増の馬がいたが、今年は最高でも2K増。 1400になってから、2場開催週には3K増は出走していないのだが、今年も綺麗にそれは続いた。 「2場開催週、3K増不在、1400」で行われた06年、07年はともに同距離1400mでの賞金加算歴を持つ馬に出番が来ている。 06年2着 コスモシンドラー 前走:山城S1着 07年1着同着 プリサイスマシーン 前走:阪神C2着 しかも1400m加算は前走のこと。 今年の出走馬で前走1400加算歴を持つ馬はサンカルロとテイエムアタックの2頭。 この2頭なら昨年G1路線に挑むことなく条件戦を歩んだテイエムよりも、07年と同様に阪神C2着という加算歴を持つサンカルロを上と見る必要があるだろう。 そして、今年は「賞金減額&開催場数変更戦」。 そういう重賞は1ヶ月前の東京新聞杯、京都牝馬S、根岸Sが該当するが、その3重賞はすべて前年の同レースで最先着馬の同枠馬が連対し、相手は前走1着馬。 ここも続くのなら、前年1着馬ビービーガルダン(同枠ワンカラット)を外すことはできないうえに、唯一「前走1着」で顔を出すテイエムアタック。 この4頭が主役を担うだろう。 あとは、前述した3重賞で連対した唯一の馬トライアンフマーチをあげる。 印は前走1400で連対した馬からサンカルロを◎とし、2枠2頭を上位にテイエム、トライアンフの順。 馬券は変則的な買い方になるが、前日段階でのトリガミはないので、この形でいきたい。 【 買い目 】 馬連 6.14-3.4.10.14 計7点 【 結果 】 1着 -- 02 エーシンフォワード 2着 ▲ 04 ワンカラット 3着 ◎ 06 サンカルロ ----- 5着 ○ 14 テイエムアタック (騎手変更 ○ 14 テイエムアタック 和田→太宰) 【 再考 】 勝ち馬よりも2着馬から触れたい。 2着馬▲ワンカラットの同枠に入っていたのが前年1着馬の△ビービーガルダン。 本文でも書いたが、前年連対馬が出走した賞金減額戦として、東京新聞杯、京都牝馬S、根岸Sがあったが、最先着馬がここも連対同枠馬。 1月の3重賞はいずれも前走勝ち馬を相手に持ってきていたので、それなら唯一の前走勝ち馬○テイエムアタックでもよかったはずだが、そこまではトレースせずに勝ったのがエーシンフォワード。 では、テイエムとエーシンの違いは何か?ということだが、阪急杯を枠で見ると、7枠だけが過去1年以内に重賞連対枠に入った実績を持たない枠だった。 それに対して、エーシンフォワードの前走は東京新聞杯3着だが、1着同枠馬という顔を持っていた。
上表で一覧にしたが、この影響が大きいのではないだろうか。 ちなみに、根岸S1着同枠のワイルドワンダー以外は直前に出走した重賞で連対枠入りしている。 こういった形くらいしか今の所では浮かんでこないのだが……。 |