●第54回 阪急杯(G3)●
     2月28日阪神11R 芝1400m、国際、別定、指定

     2月27日更新
     変更点 賞金減額(4100→4000)
06 サンカルロ 58 吉田豊 14 テイエムアタック 56 和田
→ 太宰
04 ワンカラット 55 藤岡佑 03 ビービーガルダン 57 安藤勝
× 10 トライアンフマーチ 56 デムーロ      

【 過去8年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
46回 02年 1阪2芝12、混、別、指、2場 別定規定変更 7R⇔8R アドマイヤコジーン
47回 03年 1阪2芝12、混、別、指、2場 馬単・3連複発売   ショウナンカンプ
48回 04年 1阪2芝12、混、別、指、2場 別定規定変更   サニングデール
49回 05年 1阪2芝12、国、別、指、2場 国際化、3連単発売、賞金減額(4300→4100)   キーンランドスワン
50回 06年 1阪2芝14、国、別、指、2場 1200→1400、別定規定変更   ブルーショットガン
51回 07年 1阪2芝14、国、別、指、2場   1着同着 プリサイスマシーン
エイシンドーバー
52回 08年 1阪2芝14、国、別、指   枠連ゾロ目 ローレルゲレイロ
53回 09年 1阪2芝14、国、別、指     ビービーガルダン
54回 10年 1阪2芝14、国、別、指、2場 賞金減額(4100→4000)    

【 考察 】
 例年通り、このレースから芝G1路線への幕があく。
 本来は見送って、傾向を来週のオーシャンSにつなげたいところですが、気になる点を。

 今年は3年ぶりに裏開催のない「2場開催週」で施行される。

 昨年、一昨年と3K増の馬がいたが、今年は最高でも2K増。
 1400になってから、2場開催週には3K増は出走していないのだが、今年も綺麗にそれは続いた。

 「2場開催週、3K増不在、1400」で行われた06年、07年はともに同距離1400mでの賞金加算歴を持つ馬に出番が来ている。

 06年2着    コスモシンドラー  前走:山城S1着
 07年1着同着 プリサイスマシーン 前走:阪神C2着

 しかも1400m加算は前走のこと。
 今年の出走馬で前走1400加算歴を持つ馬はサンカルロとテイエムアタックの2頭。

 この2頭なら昨年G1路線に挑むことなく条件戦を歩んだテイエムよりも、07年と同様に阪神C2着という加算歴を持つサンカルロを上と見る必要があるだろう。

 そして、今年は「賞金減額&開催場数変更戦」。

 そういう重賞は1ヶ月前の東京新聞杯、京都牝馬S、根岸Sが該当するが、その3重賞はすべて前年の同レースで最先着馬の同枠馬が連対し、相手は前走1着馬。
 
 ここも続くのなら、前年1着馬ビービーガルダン(同枠ワンカラット)を外すことはできないうえに、唯一「前走1着」で顔を出すテイエムアタック。

 この4頭が主役を担うだろう。

 あとは、前述した3重賞で連対した唯一の馬トライアンフマーチをあげる。   

 印は前走1400で連対した馬からサンカルロを◎とし、2枠2頭を上位にテイエム、トライアンフの順。
 馬券は変則的な買い方になるが、前日段階でのトリガミはないので、この形でいきたい。
 
【 買い目 】 馬連 6.14-3.4.10.14 計7点
 

【 結果 】
1着 -- 02 エーシンフォワード
2着 ▲ 04 ワンカラット
3着 ◎ 06 サンカルロ
-----
5着 ○ 14 テイエムアタック
(騎手変更 ○ 14 テイエムアタック 和田→太宰)

【 再考 】
 勝ち馬よりも2着馬から触れたい。

 2着馬▲ワンカラットの同枠に入っていたのが前年1着馬の△ビービーガルダン。
 本文でも書いたが、前年連対馬が出走した賞金減額戦として、東京新聞杯、京都牝馬S、根岸Sがあったが、最先着馬がここも連対同枠馬。

 1月の3重賞はいずれも前走勝ち馬を相手に持ってきていたので、それなら唯一の前走勝ち馬○テイエムアタックでもよかったはずだが、そこまではトレースせずに勝ったのがエーシンフォワード。

 では、テイエムとエーシンの違いは何か?ということだが、阪急杯を枠で見ると、7枠だけが過去1年以内に重賞連対枠に入った実績を持たない枠だった。

 それに対して、エーシンフォワードの前走は東京新聞杯3着だが、1着同枠馬という顔を持っていた。
 
  前年最先着馬 結果 相手枠馬 備考
東京新聞杯 1着 アブソリュート 2着同枠 1着 レッドスパーダ 鳴尾記念2着同枠
京都牝馬S 1着 チェレブリタ 1着同枠 2着同枠 レインダンス 京都金杯1着同枠
根岸S 2着 ヒシカツリーダー 2着同枠 1着 グロリアスノア
1着同枠 ワイルドワンダー
レパードS1着同枠
武蔵野S1着同枠
阪急杯 1着 ビービーガルダン 2着同枠 1着 エーシンフォワード 東京新聞杯1着同枠

 上表で一覧にしたが、この影響が大きいのではないだろうか。
 ちなみに、根岸S1着同枠のワイルドワンダー以外は直前に出走した重賞で連対枠入りしている。

 こういった形くらいしか今の所では浮かんでこないのだが……。
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