●第26回 フェアリーステークス(G3)●
     1月11日中山11R 芝1200m、3歳、牝、国際、別定、特指

     1月10日更新
     変更点 祝日施行、賞金減額(3800→3700)
16 テイラーバートン 54 四位 08 ロジフェローズ 54 横山典
04 カホマックス 54 松岡
 →北村宏
15 アドマイヤテンバ 54 安藤勝
× 10 ボンジュールメロン 54 三浦 × 13 アプリコットフィズ 54 蛯名
 →田中勝
( 騎手変更 04カホマックス 松岡→北村宏、05ディアアレトゥーサ 内田→柴山、13アプリコットフィズ 蛯名→田中勝)

【 過去8年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
18回 01年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特 馬齢→定量 9R⇔10R サーガノヴェル
19回 02年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特 馬単・3連複発売 取消 ホワイトカーニバル
20回 03年 6中6芝12、2歳、牝、混、馬、特 定量→馬齢   マルターズヒート
21回 04年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特 3連単発売   フェリシア
22回 05年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特   枠連ゾロ目 ダイワパッション
23回 06年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特   単万、枠万 アポロティアラ
24回 07年 5中6芝12、2歳、牝、混、馬、特 表記G3→Jpn3   ルルパンブルー
25回 09年 1中4芝16、3歳、牝、国、別、特 12月5回6日1200→1月1回4日1600
2歳、混合、馬齢→3歳、国際、別定
Jpn3→G3、賞金増額(3200→3800)
  ジェルミナル
26回 10年 1中4芝16、3歳、牝、国、別、特、2場 賞金減額(3800→3700) 祝日施行  
 
【 考察 】
 昨年から1ヶ月弱繰り下げられ、3歳マイル戦となったが、レースのポジションとしては「阪神JF後に行われる最初の重賞」ということに変わりはない。

 だから、日程、施行条件が変わっても「フェアリーS」という名を捨てることなくレース史を続けてくる必要があったのでしょう。

 今年が「祝日施行」のため、1度限りのレースとなる可能性もあるうえに、来年から「国際」2歳重賞出走馬を受け入れることを考えると、今年が「1度限り」となる可能性は大だろう。
 そうなったフェアリーSは現行馬齢表記となった初年の01年まで拡大すると、01年〜03年、07年、昨年と5回ある。

 それぞれを振り返ると、01年は「新馬戦出走歴なし」という珍キャリアを持つサーガノヴェル、07年はファンタジーS大敗のルルパンブルー、残る02年、03年、そして昨年は阪神JF出走組が制した。

 01年以外は「2歳の頂点を一度は目指した馬たちに出番がきた」、と受け取れる。

 ならば、出走馬では唯一となる指定ステップ戦、京王杯2歳Sに出走したカホマックスでよさそうだが、今年の出走馬は手元にそれなりの資料が残る02年以降では初めてとなる「阪神JF出走馬不在」。

 これで内容は一転する、と考えたい。

 そこで、今回は現行馬齢表記となってからは連対席に座っていない、「OP連対+500万勝ち」の実績を持つテイラーバートンから入りたい。

 同枠のアドマイヤテンバとあわせて阪神JF後に賞金を重ねた馬の枠となったこともプラスとみたい。

 現行馬齢表記後では初となる「資格賞金1位馬の勝利」ということまで考えることができるだろう。
 
 相手だが、1戦1勝馬が5頭いるが、うち4頭は同距離戦勝ちの馬。
 唯一の非同距離戦勝ちとなるロジフェローズを筆頭。

 その後は、出ようと思えば出れた阪神JFをパスしたカホマックス、枠連ゾロ目となるアドマイヤテンバ。

 昨年2着のアイアムネオがJF後に新馬を勝った1戦1勝馬。この時期に移った以上、こういった馬を狙う手もあるが、今年は2場開催週になったことに加え、牝馬限定重賞出走馬不在ということから、牝馬限定をどこかでアピールすることも考えられる。

 もっとも手早いのは牝馬限定の新馬(未勝利)戦とみて、押さえにボンジュールメロン、アプリコットフィズを。

 馬券は単複では妙味が無いので馬連で。

【 買い目 】 馬連流し 計5点
 

【 結果 】
1着 -- 09 コスモネモシン
2着 × 13 アプリコットフィズ
3着 ◎ 16 テイラーバートン
-----
6着 ○ 08 ロジフェローズ
10着 ▲ 04 カホマックス

( 騎手変更 04カホマックス 松岡→北村宏、05ディアアレトゥーサ 内田→柴山、13アプリコットフィズ 蛯名→田中勝)

【 再考 】
 何だ、そりゃ?という結末になったが、答えを考察でしっかり書いてますね。

 「牝馬限定重賞出走馬不在ということから、牝馬限定をどこかでアピールすることも考えられる。
 もっとも手早いのは牝馬限定の新馬(未勝利)戦」


 本文の最後にこう書いていながら、阪神JF週、もしくはその後に牝馬限定戦を勝ちあがった馬が同居した5枠を軽視した自分がいた。
 (直前加算が牝馬限定戦となった馬が同居した枠は5枠のみ)

 出走馬中唯一の「OP連対→500万勝ち」という上級戦歴を重視してテイラーバートンを◎としたが、失敗ということでしょう。

 さらにはこの日が実質的に再現不能となる「祝日」施行。

 直前加算が何らかの変更を受けたレースだった馬は11クラリン(枠連万馬券)、×13アプリコットフィズ(施行順入れ替えあり)の2頭。

 昨年から1600m戦となり、連対馬に同距離以上での加算歴を求めていた。
 そうなると、1200m戦勝ちのクラリンではダメなので、残る馬はアプリコットフィズのみ。

 そのアプリコットから5枠2頭へ流す手を検討すべきでしたね。

 と書いたものの、ダート上がりのコスモネモシンは4210円と上々の配当がついた枠連でしか買えなかったでしょうけど。
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