●第26回 フェアリーステークス(G3)● 1月11日中山11R 芝1200m、3歳、牝、国際、別定、特指 1月10日更新 変更点 祝日施行、賞金減額(3800→3700)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 昨年から1ヶ月弱繰り下げられ、3歳マイル戦となったが、レースのポジションとしては「阪神JF後に行われる最初の重賞」ということに変わりはない。 だから、日程、施行条件が変わっても「フェアリーS」という名を捨てることなくレース史を続けてくる必要があったのでしょう。 今年が「祝日施行」のため、1度限りのレースとなる可能性もあるうえに、来年から「国際」2歳重賞出走馬を受け入れることを考えると、今年が「1度限り」となる可能性は大だろう。 そうなったフェアリーSは現行馬齢表記となった初年の01年まで拡大すると、01年〜03年、07年、昨年と5回ある。 それぞれを振り返ると、01年は「新馬戦出走歴なし」という珍キャリアを持つサーガノヴェル、07年はファンタジーS大敗のルルパンブルー、残る02年、03年、そして昨年は阪神JF出走組が制した。 01年以外は「2歳の頂点を一度は目指した馬たちに出番がきた」、と受け取れる。 ならば、出走馬では唯一となる指定ステップ戦、京王杯2歳Sに出走したカホマックスでよさそうだが、今年の出走馬は手元にそれなりの資料が残る02年以降では初めてとなる「阪神JF出走馬不在」。 これで内容は一転する、と考えたい。 そこで、今回は現行馬齢表記となってからは連対席に座っていない、「OP連対+500万勝ち」の実績を持つテイラーバートンから入りたい。 同枠のアドマイヤテンバとあわせて阪神JF後に賞金を重ねた馬の枠となったこともプラスとみたい。 現行馬齢表記後では初となる「資格賞金1位馬の勝利」ということまで考えることができるだろう。 相手だが、1戦1勝馬が5頭いるが、うち4頭は同距離戦勝ちの馬。 唯一の非同距離戦勝ちとなるロジフェローズを筆頭。 その後は、出ようと思えば出れた阪神JFをパスしたカホマックス、枠連ゾロ目となるアドマイヤテンバ。 昨年2着のアイアムネオがJF後に新馬を勝った1戦1勝馬。この時期に移った以上、こういった馬を狙う手もあるが、今年は2場開催週になったことに加え、牝馬限定重賞出走馬不在ということから、牝馬限定をどこかでアピールすることも考えられる。 もっとも手早いのは牝馬限定の新馬(未勝利)戦とみて、押さえにボンジュールメロン、アプリコットフィズを。 馬券は単複では妙味が無いので馬連で。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 09 コスモネモシン 2着 × 13 アプリコットフィズ 3着 ◎ 16 テイラーバートン ----- 6着 ○ 08 ロジフェローズ 10着 ▲ 04 カホマックス ( 騎手変更 04カホマックス 松岡→北村宏、05ディアアレトゥーサ 内田→柴山、13アプリコットフィズ 蛯名→田中勝) 【 再考 】 何だ、そりゃ?という結末になったが、答えを考察でしっかり書いてますね。 「牝馬限定重賞出走馬不在ということから、牝馬限定をどこかでアピールすることも考えられる。 もっとも手早いのは牝馬限定の新馬(未勝利)戦」 本文の最後にこう書いていながら、阪神JF週、もしくはその後に牝馬限定戦を勝ちあがった馬が同居した5枠を軽視した自分がいた。 (直前加算が牝馬限定戦となった馬が同居した枠は5枠のみ) 出走馬中唯一の「OP連対→500万勝ち」という上級戦歴を重視してテイラーバートンを◎としたが、失敗ということでしょう。 さらにはこの日が実質的に再現不能となる「祝日」施行。 直前加算が何らかの変更を受けたレースだった馬は11クラリン(枠連万馬券)、×13アプリコットフィズ(施行順入れ替えあり)の2頭。 昨年から1600m戦となり、連対馬に同距離以上での加算歴を求めていた。 そうなると、1200m戦勝ちのクラリンではダメなので、残る馬はアプリコットフィズのみ。 そのアプリコットから5枠2頭へ流す手を検討すべきでしたね。 と書いたものの、ダート上がりのコスモネモシンは4210円と上々の配当がついた枠連でしか買えなかったでしょうけど。 |