●第141回 天皇賞(春)(G1)● 5月2日京都10R 芝3200m、国際、定量、指定 5月1日更新 変更点 当日番組変更あり
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 昨年の有馬記念を制したドリームジャーニーの回避など、出馬構成については機会があれば触れるが、順番に考えてみたい。 天皇賞というと、阪神大賞典、日経賞、大阪杯と3つのステップ戦があるが、その勝ち馬は今年もそろって顔を出す。 そのような形の天皇賞は02年以降では6回。 参考:ステップ戦勝ち馬が全て出走した天皇賞春(02年以降)
これを見る限り、「クラシック連対歴あり」「G1初出走」「前走連対」の3つに分けることができるだろう。 そして、このレースは3歳馬が出れないにもかかわらず、古馬は「58K」を背負う。 参考:古馬が出走できるG1と重量
3歳馬が出れないのなら、別に57Kでもいいはずだが、「58K」としているのは何を意味するのか?、そして、何を出走馬に求めているのだろうか? 出走予定馬を見ると、58Kでの加算歴を過去1年以内に持つのはナムラクレセント、マイネルキッツ、それに牡馬換算したメイショウベルーガの3頭だが、オープンと限定すると、前年1着馬マイネルキッツしか残らない。 この「58K」は特殊な数字でもあるが、前年の天皇賞春連対馬が出てきた場合、何らかのつなぎ役を果たしている。 参考:前年連対馬出走年の天皇賞春(01年以降)
「変化の2年目」となる年では1着枠に入っているが、マイネルキッツははじめて前走連対馬として挑む。 唯一のオープン58K加算歴保持馬であることとあわせてみるべき点ではないだろうか。 昨年の有馬記念を制したドリームジャーニーが回避したが、この馬は有馬記念1着であると同時に宝塚記念1着馬。 58Kオープン加算歴をもつ馬だったことも見逃せないだろう。 (ここまで4月29日更新) ならば、そのマイネルキッツから入りたい。 相手はステップ戦勝ちの2頭、トウカイトリック、テイエムアンコールを上位としたい。 【 買い目 】 単複16、馬連流し 計7点 【 結果 】 1着 -- 12 ジャガーメイル 2着 ◎ 16 マイネルキッツ 3着 -- 04 メイショウドンタク ----- 9着 ▲ 06 トウカイトリック 11着 ○ 10 テイエムアンコール ( 複勝 300円 ) 【 再考 】 軸としたマイネルキッツは正攻法でレースに挑んで2着。 前年勝ち馬が出ることの意義を問うた形で予想を書いたが、ここまでは正解だった。 しかし、勝ち馬ジャガーメイルは無印。 最終的にフォゲッタブルと迷ったのだが、前年クラシック連対歴を持つ4歳馬として評価した結果。 さらには、ジャガーメイルは枠連ゾロ目戦京都記念2着、昨年のG2化した目黒記念も2着。 新しいキャリアの馬にも見えたが、昨年の天皇賞春は2着同枠馬。 ここをしっかりと見る必要があったのでしょう。 結局は昨年の連対枠に入っていた2頭で今年の連対枠を作ったわけですから、同じ馬でまとめあげた、と見ることも可能でしたね……。 |