●第141回 天皇賞(春)(G1)●
     5月2日京都10R 芝3200m、国際、定量、指定

     5月1日更新
     変更点 当日番組変更あり
16 マイネルキッツ 58 松岡 10 テイエムアンコール 58 浜中
06 トウカイトリック 58 藤田 15 エアシェイディ 58 戸崎
× 03 フォゲッタブル 58 内田 × 13 ジャミール 58 安藤勝

【 過去8年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
125回 02年 3京4芝32、牡牝、定、指     マンハッタンカフェ
127回 03年 3京4芝32、牡牝、定、指 馬単・3連複発売   ヒシミラクル
129回 04年 3京4芝32、牡牝、定、指     イングランディーレ
131回 05年 3京4芝32、牡牝、国、定、指 国際化、3連単発売
(TR阪神大賞典賞金増額)
  スズカマンボ
133回 06年 3京4芝32、牡牝、国、定、指 (TR3レース全戦別定規定変更) 9R⇔10R ディープインパクト
135回 07年 3京4芝32、牡牝、国、定、指   祝日施行 メイショウサムソン
137回 08年 3京4芝32、国、定、指 セン馬出走可 祝日施行、3R⇔5R アドマイヤジュピタ
139回 09年 3京4芝32、国、定、指 11R→10R
(TR大阪杯11R→10R)
祝日施行、JRAプレミアム マイネルキッツ
141回 10年 3京4芝32、国、定、指   当日番組変更あり  

【 考察 】
 昨年の有馬記念を制したドリームジャーニーの回避など、出馬構成については機会があれば触れるが、順番に考えてみたい。

 天皇賞というと、阪神大賞典、日経賞、大阪杯と3つのステップ戦があるが、その勝ち馬は今年もそろって顔を出す。
 そのような形の天皇賞は02年以降では6回。

 参考:ステップ戦勝ち馬が全て出走した天皇賞春(02年以降)
1着馬 前走   2着馬 前走  
02年 マンハタンカフェ 4歳 日経賞6着  有馬、菊花 ジャングルポケット 4歳 阪神大2着 JC、東京優駿
03年 ヒシミラクル 4歳 大阪杯7着  菊花賞 サンライズジェガー 5歳 阪神大10着 G1初出走
04年 イングランディーレ 5歳 ダイオ2着   ゼンノロブロイ 4歳 日経賞2着 東京優駿2着
05年 スズカマンボ 4歳 大ハC3着 (※) ビッグゴールド 7歳 大阪C1着  
07年 メイショウサムソン 4歳 大阪杯1着 皐月賞、東京優駿 エリモエクスパイア 4歳 日経賞10着  G1初出走
09年 マイネルキッツ 6歳 日経賞2着 G1初出走 アルナスライン 5歳 日経賞1着 菊花賞2着
 ( ※:皐月賞2着同枠歴あり )

 これを見る限り、「クラシック連対歴あり」「G1初出走」「前走連対」の3つに分けることができるだろう。

 そして、このレースは3歳馬が出れないにもかかわらず、古馬は「58K」を背負う。

 参考:古馬が出走できるG1と重量
3歳 古馬 レース
55K 57K スプリンターズS、ジャパンC、有馬記念
56K 57K マイルCS、JCダート
  57K フェブラリーS、高松宮記念、ヴィクトリアマイル
53K 58K 宝塚記念
54K 58K 安田記念
56K 58K 天皇賞秋、エリザベス女王杯
  58K 天皇賞春
( 牝馬限定のヴィクトリアマイル、エリザベス女王杯は2K増で牡馬換算としています ) 

 3歳馬が出れないのなら、別に57Kでもいいはずだが、「58K」としているのは何を意味するのか?、そして、何を出走馬に求めているのだろうか?

 出走予定馬を見ると、58Kでの加算歴を過去1年以内に持つのはナムラクレセント、マイネルキッツ、それに牡馬換算したメイショウベルーガの3頭だが、オープンと限定すると、前年1着馬マイネルキッツしか残らない。

 この「58K」は特殊な数字でもあるが、前年の天皇賞春連対馬が出てきた場合、何らかのつなぎ役を果たしている。

 参考:前年連対馬出走年の天皇賞春(01年以降)
  前年連対馬 当年   前年変更 当年変更
01年 1着 テイエムオペラオー 1着 大阪杯4着 ワイド発売 祝日
04年 2着 サンライズジェガー 1着同枠 日経賞7着 馬単発売  
06年 2着 ビッグゴールド 1着同枠 大ハC4着 国際化、3連単発売 9R⇔10R
08年 1着 メイショウサムソン 2着 大阪杯6着 祝日 祝日、セン馬開放
10年 1着 マイネルキッツ 日経賞1着 祝日、11R→10R、プレミアム 番組変更あり

 「変化の2年目」となる年では1着枠に入っているが、マイネルキッツははじめて前走連対馬として挑む。
 唯一のオープン58K加算歴保持馬であることとあわせてみるべき点ではないだろうか。

 昨年の有馬記念を制したドリームジャーニーが回避したが、この馬は有馬記念1着であると同時に宝塚記念1着馬。
 58Kオープン加算歴をもつ馬だったことも見逃せないだろう。

 (ここまで4月29日更新)

 ならば、そのマイネルキッツから入りたい。
 相手はステップ戦勝ちの2頭、トウカイトリック、テイエムアンコールを上位としたい。

【 買い目 】 単複16、馬連流し 計7点


【 結果 】
1着 -- 12 ジャガーメイル
2着 ◎ 16 マイネルキッツ
3着 -- 04 メイショウドンタク
-----
9着 ▲ 06 トウカイトリック
11着 ○ 10 テイエムアンコール
( 複勝 300円 )

【 再考 】
 軸としたマイネルキッツは正攻法でレースに挑んで2着。

 前年勝ち馬が出ることの意義を問うた形で予想を書いたが、ここまでは正解だった。

 しかし、勝ち馬ジャガーメイルは無印。
 最終的にフォゲッタブルと迷ったのだが、前年クラシック連対歴を持つ4歳馬として評価した結果。
 さらには、ジャガーメイルは枠連ゾロ目戦京都記念2着、昨年のG2化した目黒記念も2着。

 新しいキャリアの馬にも見えたが、昨年の天皇賞春は2着同枠馬。

 ここをしっかりと見る必要があったのでしょう。
 結局は昨年の連対枠に入っていた2頭で今年の連対枠を作ったわけですから、同じ馬でまとめあげた、と見ることも可能でしたね……。
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