●第51回 宝塚記念(G1)● 6月27日阪神10R 芝2200m、国際、定量、指定 6月26日更新 変更点 なし
(騎手欄 ウィリアはウィリアムス) 【 過去8年経歴 】
【 考察 】 一昨年から10Rとなった初夏のドリームレースだが、それ以降、変化している面がある。
08年は1着同枠にドリームパスポート(天皇賞春2着同枠馬)、昨年は1着同枠にスクリーンヒーロー(JC1着馬)、2着同枠にアルナスライン(天皇賞春2着馬)が入っていた。 裏読みすると、G2加算歴のある馬とG1連対枠入り歴を持つ馬が同居したら狙いが立つ、ということになるが、今年は綺麗に割れたため、何らかの変化があるだろう。 そして、レッドディザイアがこのレースを鼻出血で回避したが、この馬の回避で、2つのことが一気に消えた。 人気を背負うであろうブエナビスタにはない、「3歳国際」加算歴、海外重賞1着歴。 真の国際化初年となる今年。 3歳限定「国際」G1勝ち馬を排除することは、おそらく、頂点に立つ馬が現れるのは来年で、今年はとりあえず空洞化させることの意味合いを持つのではないだろうか。 となると、宝塚記念が10Rとなってからは初めてとなる、同じファン投票戦有馬記念の連対馬がそろって出てくることも意味がある、と受け取ることは可能だろう。 もう1つ気になるのが、天皇賞馬ジャガーメイル。 天皇賞春1着馬と宝塚記念
日経賞2着という、ある意味で中途半端な着順から出走したことがマイネルキッツには響いたかもしれないが、同じようで違う京都記念2着から天皇賞馬についたジャガーメイルをどう扱うかがカギになるだろう。 (ここまで6月25日更新) 枠を見る限り、そのままで終わることは考えづらかったのだが、コパノジングーが枠順発表「後」に故障が判明し出走を取り消した。 取消にも枠順が出る前か後かで話は変わる、と考えている。 枠の発表前ならば17頭立のレースに変わり、馬番も1から17を振ってすんなり終わるが、発表後の今回は17頭立にもかかわらず、15がおらず馬番18の馬が存在する。 それは普通の状態ではない、一種の異様事態を意味しており、来年につながるものは何もない、と考えたい。 ならば、再現性のないレースを制した馬を狙う手だろう。 その筆頭といえば、昨年の「Jpn」格付だった桜花賞、優駿牝馬を制し、当日の番組を変更したヴィクトリアマイルを制したブエナビスタ。 人気だが、この馬から入る。 前年のクラシックホースだが、前走を勝っていることもプラスだろう。 翌年につながるものがなさそうな宝塚記念というと、いかなる事情であれ、「京都」施行の宝塚記念となった95年や06年、記念競走の副題がついた04年が出てくる。
その3年は前走1着馬に出番が来ており、ブエナビスタにもプラスだろう。 相手には同じ再現性のない、Jpn格付のクラシック連対歴を持つフォゲッタブル、ロジユニヴァースを上位に、京都施行の金鯱賞を勝ったアーネストリー。 押さえに当日の番組変更があった天皇賞勝ちのジャガーメイルと、有馬記念でブエナビスタと連対席を分け合ったドリームジャーニーを。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 17 ナカヤマフェスタ 2着 ◎ 08 ブエナビスタ 3着 △ 02 アーネストリー ----- 10着 ○ 13 フォゲッタブル 13着 ▲ 09 ロジユニヴァース ( 参考:枠連780円 ) 【 再考 】 |