●第44回 スプリンターズステークス(G1)● ( グローバルスプリントチャレンジ第6戦 ) 10月3日中山11R 芝1200m、国際、定量、指定 10月2日更新 変更点 2場開催→3場開催
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 スプリンターズS本体のことを書く前に、以前から気になっていることを。 それが、メインレースの番号。 08年以降、6月の阪神、福島開催から今開催までは関東メインは11Rだが、関西メインが10Rで統一された。 第3場となる北海道を分けるのならまだしも、本場を分けるというのはなぜか?ということから考えたい。 当然、私見となるが、この開催までを「夏競馬」として扱い、サマースプリントシリーズの本当の最終戦はスプリンターズSとするための一環で行っているのではないだろうか。 サマー2000シリーズとレース数を「5戦」で揃えたいからかもしれないが、セントウルSがサマースプリントシリーズに入り、前日に行われる朝日CCは2000m戦でサマージョッキーズシリーズには入っているものの、サマー2000シリーズには入っていない。 この中途半端さが引っかかります。(管理人が腑に落ちるような理論でご説明していただける方を求めます) 2000とスプリントを明確に分けたいのならば、朝日CCを1800や2400で施行する。 もしくは、翌週に行われているオープン特別のエニフSと入れ替えてダートの短距離戦にすればいい。 もしくは、朝日CCとスプリンターズSを入れて「6戦」にすればいい。 でも、しない。 なぜでしょうか? (もちろん、馬券を買う側は誰も知らないが、管理人が腑に落ちるような理論でご説明していただける方を求めます) そして、スプリンターズSのステップレースとしての2レース(キーンランドC、セントウルS)がサマーシリーズに組まれている。 時期的なものが最大要因でしょうが、これも気になるところ。 JRAでサマーシリーズを始めたのは06年だが、その年以降のスプリンターズSの連対馬を見ると、夏競馬(サマースプリントシリーズ)への出走歴を持っている。 参考:サマーシリーズ開始後のスプリンターズS連対馬
そのシリーズでの成績はどうでもいいようだが、不出走の馬には出番が来ていない。 こうなると、わざわざ1戦早く来日してセントウルSを叩いたグリーンバーディーと、取り消したキンシャサノキセキ、そして直行するウルトラファンタジーにキーンランドCを惨敗したローレルゲレイロ。 ここで、この4頭のG1馬の明暗がはっきり出る前兆かもしれません。 (ここまで9月28日更新) さて、前述したように今年もやってきた外国産馬ですが、その取り扱いを考えたい。 参考:外国産が出走した年のスプリンターズS(現行日程移行後)
05年からグローバルスプリントチャレンジが始まったが、それ以降の勝ち馬はG1既勝馬。 海外にも名が伝わるレースで外国馬がやってくる以上、新規G1ホースは生み出さないということなのだろうか。 ならば、日本馬の2頭(キンシャサノキセキ、ローレルゲレイロ)と外国馬2頭の4頭しか残らない。 そして、サマーシリーズを使ったローレルゲレイロ、グリーンバーディーのどちらかから勝ち馬が出る、という形になるだろう。 (ここまで9月29日更新) この2頭から軸を選ぶが、ローレルゲレイロに出番が来た昨年の高松宮記念は唯一の6日間開催のものに加え、スプリンターズSは北海道開催が行われていなかった2場開催週でのもの。 ともに、再現不可能なレースであり、ここで出走取消等が起きない限り狙いづらい。 それもあり、今回はセントウルS加算歴を評価してグリーンバーディーから入る。 一方で、考えさせられるのが相手馬。 外国馬とステップ戦勝ち馬がそろって出走した04年〜06年、09年を見ると気になることがある。
外国馬の枠、ステップ戦1着、同距離G1連対馬。 この3つしか出番がないので、相手はそれぞれに該当する馬をとりあげたい。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 ▲ 07 ウルトラファンタジー 2着 × 14 キンシャサノキセキ 3着 -- 03 サンカルロ ----- 5着 ○ 08 ワンカラット(1着同枠) 7着 ◎ 06 グリーンバーディー ( 参考:馬連 9900円、馬単 22400円 ) ( 2着入線△ダッシャーゴーゴー → 4着降着 ) 【 再考 】 香港馬▲ウルトラファンタジーが逃げ切り勝ちを果たしたが、外国馬かG1既勝歴を持つ馬が勝つというのは正解。 ステップ戦勝ち馬が揃った04年〜06年、09年と同様に、高松宮記念勝ちの×キンシャサノキセキが2着で、これも正解。 該当する馬がいたのが、1.3.4.5.7枠(馬番では2.6.7.8.9.14)。 2場開催週の昨年勝ったローレルゲレイロは3場開催の今年は不要ととらえれば、残る枠は4つ。 低配当確実だったが、このボックスで終わらせるという手もあっただろう。 サンプルとした06年でテイクオーバーターゲットが勝ち、今年は敗れたのは、その年のセントウルSが中京代替開催ということに加えて、スプリンターズSが4歳馬不在の顔ぶれで行われたことも響いたのだろうか。 今年のセントウルSは取消戦となったが、スプリンターズSは世代の抜けがない顔ぶれで行われている。 この点は、見てみたい。 また、考察で取り上げようかどうか迷った(最終的には見送った)ことを1つ。 当初参戦を予定していたロケットマンが回避して外国馬が2頭になったことも見ておきたい。 前回、外国馬が2頭だったスプリンターズSは05年だが、この年の1着馬も外国馬。 05年 1着 サイレントウィットネス / 2着 デュランダル 前走連対を外した外国馬 / 日本のG1既勝馬 で決まっていた。 次回はいつになるかわからないが、今度あったときは狙ってみたい。 |