●第70回 皐月賞(G1)● 4月18日中山11R 芝2000m、3歳、牡牝、国際、定量、指定 4月17日更新 変更点 国際化、J1→G1、当日番組変更あり
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 皐月賞だが、登録馬を見て気になることがある。 ブログでも触れたが、若葉Sを制したペルーガが不在。 トライアルで優先権を得た馬が不在というよりも、トライアルを「勝った」馬が出てこないというのは異様にも思える。 そこで、まずは、そのような年の皐月賞を。 トライアル1着馬不在の皐月賞(「3歳」表記となった01年以降)
この両年、実はともに若葉Sの勝ち馬がいなかった。(01年はスプリングS1着馬も不在) そして、両年とも重賞を連勝している馬が勝ち、2着にはスプリングS2着馬の入った枠にいる重賞既勝馬。 (サクラプレジデントは札幌2歳S1着歴あり) となると、今年はどうなるか? 重賞を連勝し、トライアルを勝った馬といえばヴィクトワールピサ。 ここから、スプリングS2着馬ゲシュタルトのいる枠を買えばいい、そして、重賞勝ち馬が入ったらそこが大本線となるだろう。 ヴィクトワールピサの5頭立となった京都2歳S勝ちや、再現不能な「Jpn」戦ラジオNIKKEI杯勝ちが邪魔をするようにも思えるが、先週の桜花賞も阪神JF勝ちのアパパネが制しており、さほど気にすることもなさそう。 それどころか、当日の最終レースをプレミアム化する番組変更を実施しており、逆にプラスでは?と考えることもできる。 マイナス材料は、資格賞金1位馬となったことだろう。 一方で、今年から国際化される。 そのような変更があった年となると、01年以降では5回。 皐月賞本体の設計変更があった年
見事にトライアル1着馬か、その同枠が勝っている。 これまたヴィクトワールピサには好都合ではないだろうか。 (ここまで4月14日更新) そして今年は本体のみならず最終レースも変更されている。 当日に変更のあった日の皐月賞
両年ともこれまでにG1へのステップ戦を制したキャリアを持つ馬が勝ち(キャプテントゥーレはデイリー杯1着歴あり)、2着には優先権獲得馬のみで枠を組まれたトライアル3着馬。 こうなると、優先権のみで枠を組まれた3枠が出てくるだろうし、その3枠に入ったローズキングダムはご存知のとおり東スポ杯から朝日杯を連勝した。 そして、同じレースでの出走歴を持つ馬どうしという結果になったことを見たい。 今回の3枠はスプリングSの優先権枠である以上、アリゼオまで視野に入れたほうがいいだろう。 そろそろ結論を。 「3歳」と表記されてからは、全敗どころか最高でも3着までという位置づけとなっている資格賞金1位馬。 これが気になるが、国際化初年という変更を受けていることもあり、とりあえずヴィクトワールピサを◎とする。 2着はなく、勝つか3着ではないだろうか。 相手だが、当日の番組が変更されたこともあり、優先権のみで組まれた3枠からローズキングダム。 その後は、スプリングS組でまとめることも考えられるので勝ち馬のアリゼオ。 同枠に唯一の重賞出走歴を持たないヒルノダムールが入ったこともプラスだろう。 押さえに同距離戦勝ちに加えて、優先権勝ちの馬と組んだエイシンフラッシュ、その同枠となった京王杯勝ち歴も持つエイシンアポロンの6枠2頭と、前述したヒルノダムールを。 馬券は馬単、ワイドといきたいが、何せ軸が人気馬。 しかし、その馬を100%まで信じることができないので、縦目も引き、馬連、馬単でとどめたい。 【 買い目 】 馬連、馬単 13→5.11.12.16.18、馬連 5-18 計11点 【 結果 】 1着 ◎ 13 ヴィクトワールピサ 2着 × 16 ヒルノダムール 3着 △ 11 エイシンフラッシュ ----- 4着 ○ 05 ローズキングダム 5着 ▲ 18 アリゼオ ( 馬連 1260円 ) ( 参考:馬単1920円、3連複11410円、3連単35220円 ) 【 再考 】 若葉S勝ち馬ペルーサの不在から重賞連勝中の馬の出番とみて、唯一の該当馬となったヴィクトワールピサを軸としたことは正解。 資格賞金1位ということで、スプリングS組の縦目はひいたが、リスクマネジメントの一環ということで、この点はご容赦いただきたい。 買い目としてあげたが、アリゼオ、ローズキングダムが相手で決まることは限りなく低いと見ていたが、そのとおりの結果。 弥生賞勝ち馬を軸とした以上、スプリングS組は不要だった。 この点の絞込みはもう少しやればできた、と思うと少し後悔。 一方、2着に突っ込んだヒルノダムール。 出走18頭で唯一重賞出走歴を持たない馬だったことは見ておきたい。 そして、前走のステップ戦が同距離戦、さらには若駒S勝ちを見ておく必要があるだろう。 01年のアグネスタキオン、05年のディープインパクトしか出ていない弥生賞1着馬からの皐月賞馬。 01年はアーリントンCから直行したダンツフレーム、05年は若葉Sで権利取りに失敗した前科を持つシックスセンスだった。 ともに前走は別路線。 この点まで見ておく必要があっただろう。 |