●第70回 桜花賞(G1)●
     4月11日阪神10R 芝1600m、3歳、牝、国際、定量、指定

     4月10日更新
     変更点 国際化、J1→G1、当日番組変更あり
09 アパパネ 55 蛯名 03 アプリコットフィズ 55 横山典
10 レディアルバローザ 55 和田 08 オウケンサクラ 55 安藤勝
× 01 ショウリュウムーン 55 佐藤 × 17 シンメイフジ 55 岩田

【 過去8年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
62回 02年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指、2場     アローキャリー
63回 03年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指 馬単・3連複発売 取消 スティルインラブ
64回 04年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指 外国産馬一部開放   ダンスインザムード
65回 05年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指 3連単発売
外国産出走枠2頭→4頭
  ラインクラフト
66回 06年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指     キストゥヘヴン
67回 07年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指 外回りコース使用、表記G1→Jpn1   ダイワスカーレット
68回 08年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指   取消 レジネッタ
69回 09年 2阪6芝16、3歳、牝、定、指 11R→10R   ブエナビスタ
70回 10年 2阪6芝16、3歳、牝、国、定、指 国際化、J1→G1 当日番組変更あり  

【 考察 】
 クラシック開幕となる桜花賞ですが、ご存知のとおり今年から3歳クラシックも国際化されました。
 
 その点を踏まえて考察を。

 これまでは「3歳、牝、指定、55K」で終わっていた出走資格表記だが、今年からは「国際」という印が1つ増える。

 そのように、レース設計本体に大きな変更が加えられた年となると、01年(4歳→3歳)、07年(外回り化)、そして昨年(11R→10R)が考えられる。

1着 前走 2着 前走 備考
01年 テイエムオーシャン チューリップ賞1着 ムーンライトタンゴ 500万1着 同枠チューリップ賞2着馬
07年 ダイワスカーレット チューリップ賞2着 ウオッカ チューリップ賞1着  
09年 ブエナビスタ チューリップ賞1着 レッドディザイア エルフィンS1着 同枠フィリーズ2着馬

 チューリップ賞1着馬が連対を続けており、そうなるとショウリュウムーンとなるはずだが、この3頭はいずれも阪神JFを勝っている。
 
 裏返せば、チューリップ賞が「初重賞」ではなかった、ということ。
 そして、阪神JF勝ちにより「2歳ですでにオープンを勝っていた」、ということになるうえに、「阪神JFとチューリップ賞をともに勝っている」と扱うこともできる。

 昨年の阪神JF勝ち馬アパパネはチューリップ賞を2着と敗れたため、この点が引っかかるが、昨年の阪神JFが「混合」最終年。そして、今年の桜花賞は「国際」初年となるものの、最終レースの名称が変更されてプレミアムレースと化すため、チューリップ賞よりも阪神JFに重きを置く年になるのではないだろうか。

 (ここまで4月7日更新)

 しかし、チューリップ賞を「負けて」挑んだという事実が引っかかる。

 過去9年 阪神JF1着馬と桜花賞
  阪神JF1着馬 桜花賞成績 トライアル
01年 テイエムオーシャン  1着 チューリップ1着
02年 タムロチェリー  3着同枠 チューリップ12着
03年 (桜花賞不出走)    
04年 ヤマニンシュクル  3着 チューリップ賞3着
05年 ショウナンパントル  1着同枠 (不出走)
06年 テイエムプリキュア  着外 チューリップ賞4着
07年 ウオッカ  1着 チューリップ賞1着
08年 トールポピー  着外 チューリップ賞2着
09年 ブエナビスタ  1着 チューリップ賞1着

 JFとトライアルを連勝していれば前述したように鉄板級。
 ただし、アパパネは2着と負けた。
 その点から見たいのが、「JF勝ち馬がトライアルで勝っていないが優先権は取った」という、04年と08年。

 アパパネの2着負けを見る限り、サンプルは04年よりも08年だろう。
 その08年というと、同じようなキャリアを持つトールポピーがこけ、勝ったのはフィリーズレビュー3着で優先権を得たレジネッタ。

 取消戦となった桜花賞だったが、資格賞金は最低だったうえに、同枠にほかのレースで優先権を持った馬がいた。

 今年とこの点は類似している。
 フィリーズレビュー3着で優先権を得たレディアルバローザは、アパパネと同枠に入ったが、単なる賞金順なら自身は最下位。

 番組表発表後に当日の最終を変更した今年と、出馬発表後に取り消しのあった08年。
 何らかの変更があることも同じ。

 これらの点を見る限り、やはり5枠ははずせない。

 チューリップ賞を負けたことで同枠馬までの扱いかもしれないが、◎はアパパネに入れる。

 同枠のレディアルバローザを▲とし、主となる相手にはチューリップ賞のコピーかトライアルを無視した別路線組から選びたい。
 
 その筆頭には非トライアル組がまとめられた2枠から、トライアル3戦よりも前にしか出走歴を持っていないアプリコットフィズと枠連ゾロ目でフラワーCを勝ったオウケンサクラを上位とし、チューリップ賞勝ちのショウリュウムーンと、牡馬混成のマイル重賞新潟2歳Sを勝ったものの、その後はまったく出番が来ないシンメイフジを押さえたい。

 馬券はひとつひねってみた。

【 買い目 】 複勝10、枠連 5-1.2.4.5.8、馬連 10-1.3.8.17 計10点


【 結果 】
1着 ◎ 09 アパパネ
2着 △ 08 オウケンサクラ
3着 -- 11 エーシンリターンズ
-----
5着 ○ 03 アプリコットフィズ
11着 ▲ 10 レディアルバローザ
(枠連 1030円)
(参考 馬連1440円、馬単2430円)

【 再考 】
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