●第15回 NHKマイルカップ(G1)● 5月9日東京11R 芝1600m、3歳、国際、定量、指定 5月8日週中考察更新 変更点 当日番組変更あり
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 スプリングSなどで優先権をとっても皐月賞をパスした、桜花賞上位に入ったが、オークスを見送った。 そして、こちらへやってきた。 そういう馬たちが例年1頭はいるものだが、今年はいない。 というのは、クラシックの国際化元年である以上、新規路線を歩んでもらう必要があり、このご時勢にマイル路線への脱線はご法度なんでしょう。 だからこそ、クラシックTRで優先権を反故にする動きもなく、NZTがここ向けに発行した3枚の優先権もキッチリと使われる必要がある。 ということで、優先権を保護にしてこちらに顔を出す馬はいないNHKマイルCとなったが、そういったマイルCは03年以降では、03年、06年、08年があげられる。
一見すると、3歳別定重賞での加算歴を勝ち馬は持っており、2着馬はG2連対歴あり。 そして、連対馬は2歳時にオープンでの賞金加算歴を持っていない。 さらに今年はNZTで優先権を獲得した馬は全馬出走予定。 となると、03年、06年をサンプルとして考えることになるだろうが、「マイル重賞連対歴保有馬vsトライアル連対馬」で決まっている。 ならば、該当するサンライズプリンス、コスモセンサー、ガルボ、ダイワバーバリアンといったところは見逃せないだろう。 (ここまで5月4日更新) さらに詳しく見ると、重賞1着馬とTR1着馬、重賞2着馬とTR2着馬という組み合わせが見えるうえに03年、06年はともにマイル重賞でのものだった。 昨年も取り上げたが、カク地なしのうえにNZTで優先権を獲得した馬が3頭そろったときのNHKマイルCは3歳マイルOP、3歳マイル重賞での賞金加算歴を持つ馬の枠にしか出番がない。 NHKマイルC連対馬(01年以降)
昨年の勝ち馬ジョーカプチーノの同枠にはサンカルロ(NZT1着)、2着のレッドスパーダの同枠にはティアップゴールド(NZT2着)が入っていた。 ならば、今年も、サンライズプリンス、ダイワバーバリアンのNZT連対組、コスモセンサー、ガルボといった3歳マイル重賞勝ち馬のいる枠を見る必要があり、この4頭を上位評価したい。 本来なら該当馬だけでいいのだろうが、来年は国際化された2歳戦を通り抜けた馬がやってくる。 TRのNZTを制した馬が出てくるのはこのときで、今年も同枠馬どまりとなる可能性は否めないが、サンライズプリンスから入りたい。 相手は前述3頭に加えて、前走重賞勝ちのダノンシャンティと来年から2歳戦の国際化によってリニューアルされるため、最後のJpn重賞となった昨年の2歳戦を通り抜けたエーシンアポロンまで抑えたい。 【 買い目 】枠連、馬連流し 計9点 【 結果 】 1着 × 13 ダノンシャンティ 2着 ▲ 01 ダイワバーバリアン 3着 -- 03 リルダヴァル ----- 4着 ◎ 04 サンライズプリンス 11着 ○ 02 コスモセンサー 【 再考 】 毎日杯を制したダノンシャンティ。 毎日杯勝ち→NHKマイルC出走というと、第1回のタイキフォーチュンにはじまり、クロフネ、キングカメハメハが勝っているが、クラシックへの優先権を反故にした、NZT優先権馬がパスした、カク地馬が出てきた……、そういう馬たちがいる年でこその出番と考えていたため、まったく逆の結果となった。 降着発生戦になったとはいえ、昨年の国際化初年のNHKマイルCで、毎日杯を勝ったアイアンルックが沈んだこととあわせても、狙い辛いかったことは事実。 国際化により、流れが変わったのだろうか? |