●ジャパン・オータムインターナショナル 第27回 マイルチャンピオンシップ(G1)● 11月21日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定 11月20日週中考察更新 変更点 なし
【 過去9年経歴 】
【 考察 】 <1.外国馬、外国人騎手> スプリンターズSのウルトラファンタジー、天皇賞秋のブエナビスタ、エリザベス女王杯のスノーフェアリー。 この秋の古馬G1勝ち馬を並べたが、外国馬が来た2レースはともに勝った。 そして、外国馬が不在の天皇賞もドバイ遠征歴を持つブエナビスタが勝っている。 おまけに騎手はすべて外国人。 となると、ここもルメールが騎乗予定となっているフランスから来たサプレザ。 この馬は外せない。 前走でマイルG1を勝っているのもこの馬にとってはプラスとなるだろう。 さらに、ウルトラファンタジーはセン馬、同枠に牝馬ワンカラット。天皇賞勝ちのブエナビスタも牝馬。 牝馬限定戦の女王杯も当然だが、連対枠には牝馬がいる。 現在、出走予定の牝馬は4頭ほどだが、サプレザも牝馬。 さらに、マイルCSが「6日目、外国馬出走」の年はG1馬に出番が来る年。
祝日施行の03年以外は前年のマイルCSに出走したうえに連対枠に入ったキャリアを持つ馬に出番が来ている。 それならば、昨年の2着馬マイネルファルケが今年も出走を予定している点は気になるが、その同枠馬でもあった3着馬サプレザには間違いなくプラスとなることだろう。 どちらを上位にとるか?となると、過去1年間に1着歴がないマイネルなら、サプレザを上として考えたい。 (ここまで11月17日更新) <2.この秋の流れ> この秋の古馬G1は外国出走歴、外国人騎手に出番が来ていることは前述したが、もう1つ。 直前連対を「指定」戦で固めた枠が連対枠の1つを占めている。 参考:今秋古馬G1連対枠
3戦すべてで取消や降着が発生していることは見ておくべきだろうが、気になる流れ。 しかも、1着加算と2着加算の馬がペアとなり、外国馬出走戦は2着枠、外国馬不在戦は1着枠。 そして、外国馬が出走した2戦はステップ戦勝ち馬と同枠に組まれている。 マイルCSでこれが再現されるか否かは枠次第となりそう。 サプレザと同枠に入る馬が何かで変わるのではないだろうか。 (ここまで11月18日更新) その枠を見ると、外国馬サプレザは8枠で同枠にスプリンターズS2着歴を持つキンシャサノキセキと、指定戦連対歴のないキョウエイストームが入った。 他で気になるところとしては、直前加算が指定戦1着でまとめられた4枠。 <3.スワンSとマイルCS> スワンSを制したマルカフェニックスが故障でここを回避したが、スワンS勝ち馬が出ないマイルCSはこの10年で4回。 参考:スワンS1着馬不在年のマイルCS
02年2着のエイシンプレストンは前年2着馬、04年2着のダンスインザムードは当年桜花賞馬。 昨年2着のマイネルファルケは1600万に一度降級しているが、その時の勝ち鞍はマイル戦であるうえに、同枠がG1馬サプレザ。 基本的にG1連対歴を持つ馬の枠しか出番が来ないとみていいだろう。 <4.結論> 今年になってからG1を制した馬が3頭いるが、4枠と8枠にまとめられた。 この2つの枠を消せない。 途中で書いたように、これまでの流れを受けてサプレザを◎として、相手筆頭はステップ戦勝ちを評価してダノンヨーヨー。 キンシャサノキセキ、ショウワモダンの両G1馬を次位とする。 押さえに、外国人騎手が乗るトゥザグローリー、G1で連対枠に入るも同枠馬どまりのエーシンフォワード、ガルボと同枠に入ったゴールスキーを。 【 買い目 】 馬連 7.8.16.17ボックス、16-8.15 計8点 【 結果 】 1着 -- 13 エーシンフォワード 2着 ○ 08 ダノンヨーヨー 3着 × 15 ゴールスキー ----- 4着 ◎ 16 サプレザ 17着 ▲ 07 ショウワモダン 【 再考 】 【買い目】の欄で書いた馬券以外の結果はハズレとして扱いますが、実馬券は少し変更しており、買い足した枠連が的中してました。 負け惜しみのように聞こえるかもしれませんが、考察で書いたことは正解で、あとは組み合わせの問題。 途中に「基本的にG1連対歴を持つ馬の枠しか出番が来ない」「4枠と8枠にまとめられた。この2つの枠を消せない」と書いたが、この2つが正解。 今年2回出走したG1で連対枠入りした前科を持つのは2.4.7.8枠。 このうち、2着枠にしか入れなかったオウケンサクラは今年の傾向では出番がなく、残る4.7.8枠で決まった。 そして、軸は指定戦1着歴を持つ馬だけでまとめられた4枠であり、無茶使いのように見えるショウワモダンが天皇賞同様に1着枠におり、国際歴がないうえに、日本馬&日本人騎手だけでは足りないのでダノンヨーヨーに外国人騎手を起用してきた点を甘く見ていた。 今回、◎とした8枠。 気にしていたのは大外のキョウエイスワット。 やはり、マイル戦とはいえどハンデG3で2着歴しか持たない馬に出番はないし、マイル戦を走るのが2年8か月ぶりというキンシャサノキセキも「マイル」チャンピオンでは出番がなかった。 ゴールスキーの存在が気になっていたが、重賞未出走なので何ら影響を及ぼさなかったと考えればこの結果は受け入れることができる。 そして今年出走したG1でともに連対枠にキッチリと入っていたエーシンフォワード(高松宮記念1着同枠、安田記念1着同枠)とガルボ(皐月賞2着同枠、NHKマイルC1着同枠)が1着枠を占めたのも、見るべき点だったのだろう。 |