●第14回 ユニコーンステークス(G3)● 
    6月6日東京11R ダート1600m、3歳、国際、別定、指定

    6月5日更新
    変更点 国際化、J3→G3
12 シルクメビウス 56 田中博 01 カネトシコウショウ 56 内田
04 メトロノース 56 武豊 05 フォルミダービレ 56 柴田善
× 06 ドクターラオウ 56 藤岡佑 × 09 グロリアスノア 56 小林慎

【 過去7年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
7回 02年 4東5ダ16、3歳、混、別、指     ヒミツヘイキ
8回 03年 2東5ダ16、3歳、混、別、指 馬単・3連複発売   ユートピア
9回 04年 3東5ダ16、3歳、混、別、指   9R⇔10R、枠連ゾロ目 トップオブワールド
10回 05年 3東5ダ16、3歳、混、別、指 3連単発売、賞金減額   カネヒキリ
11回 06年 3東5ダ16、3歳、混、別、指   6R→7R→8R ナイキアースワーク
12回 07年 3東5ダ16、3歳、混、別、指 表記G3→Jpn3 除外 ロングプライド
13回 08年 3東5ダ16、3歳、混、別、指     ユビキタス
14回 09年 3東5ダ16、3歳、国、別、指 国際化、J3→G3    

【 考察 】
 今年から国際化されたため、新しい路線を歩んできた馬が来ると考えたいが、出馬表を見るとダートのオープンクラスを勝った馬がわずか3頭という寂しい顔ぶれになった。

 「3歳、国際、グレード別定」というレースは1年を通してもここだけなので、サンプルは過去のこのレースに求めたい。
変更点/当日変更 1着馬名 OP歴 2着馬名 OP歴
02年   ヒミツヘイキ (公営馬) インタータイヨウ 兵庫CH、バイオレットS、シクラメン
03年 馬単・3連複発売 ユートピア 全日本2歳優駿、シクラメン ブイロッキー 昇竜S
04年 9R⇔10R、枠ゾロ目 トップオブワールド 昇竜S2着 ダイワバンディット (ダート未経験)
05年 3連単発売、賞金減 カネヒキリ 端午S アグネスジェダイ 兵庫CH2着、ヒヤシンスS2着
06年 6R→7R→8R ナイキアースワーク (OP未経験) ヤマタケゴールデン 端午S
07年 G3→Jpn3、除外 ロングプライド 端午S フェラーリピサ 兵庫CH、ヒヤシンスS
08年   ユビキタス 昇竜S、端午S2着 シルクビッグタイム バイオレットS
09年 国際化、J3→G3        

 手元に資料のある02年以降を見ると、端午Sの勝ち馬が出走した場合は全て連対している。
 ユニコーンSは今年から国際化されたが、端午Sも11R施行に変更されていることで、いわゆる「新時代仕様」になったと考えたい。

 そのため、人気となるだろうが、端午S勝ちのシルクメビウスから入る。
 気になるのは端午S勝ち馬がユニコーンS勝ったときの組連対時の兵庫CH組の不在だが、ダービー回避馬が来たわけではないので(今年の賞金では全馬ダービー出走は不可能)、兵庫CH組を排除したかったのかもしれない。

 相手だが、端午S勝ち馬を持ってきた仕様変更年となる05年、07年はいずれもオープン加算歴のある馬を起用した。
 そこで、ヒヤシンスS勝ちのカネトシコウショウを筆頭とし、次位にメトロノース。

 このオープン歴のある2頭は押さえたい。
 その後は、軸馬に直前の賞金加算が祝日施行戦ということで、当日の変更を起こしたレースでしか賞金加算歴を持っていないフォルミダービレ、同じ祝日戦勝ち歴を持つドクターラオウ、グロリアスノアをあげたい。

 馬券は馬単で行きたいが、兵庫CH組がいないことで2着どまりとなる可能性があるため、馬連で。
 
【 買い目 】 馬連 12-1.4.5.6.9 計5点


【 結果 】
1着 ◎ 12 シルクメビウス
2着 × 09 グロリアスノア
3着 ○ 01 カネトシコウショウ
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6着 ▲ 04 メトロノース
(8位入線 -- シンゼンオオジ 15着降着)

( 馬連 860円 )( 参考 馬単 1620円、3連複 1540円、3連単 6070円 )

【 再考 】
 予想以上に×グロリアスノアが人気だったため低配当に終わったが、快勝。
 このレースは本文中にもあげたように、過去のユニコーンSに端午S勝ち馬が出走してきたときにどう扱っているかを読めたことが収穫。

 そして、今年の端午Sは昨年から設計を変更した上に「祝日競馬」ということで、2着に同じ祝日競馬勝ち歴を直前加算に持つグロリアスノア、そして同枠に入ったダート未経験のうえに国際路線とは無縁の道を歩んできたミッキーペトラとセットにしてきたことも見ておく必要があるだろう。

 このレースと同様に、同条件戦が他にない「3歳限定、国際、ハンデ」のラジオNIKKEI賞でも同じことをやってくるかどうか見定める必要がありそうだ。
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