●第43回 日刊スポーツ賞 シンザン記念(G3)● 1月11日京都11R 芝1600m、3歳、国際、別定、特指 1月10日更新 変更点 国際化、J3→G3
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 今年から国際化されたが、どこをサンプルとして、どう解釈するか難しいレースになりそうです。 (新しく変わったから、で言い訳が全て済まされます) ということで、本来なら回避(ケン)が妥当なレースですが、フェアリーSも同様で「逃げ場なし」。 そのため、簡単に見解を。 私自身の頭の中では「シンザン記念=成人の日」というイメージが強く、過去7年中5年が成人の日に行われた祝日競馬。 そのため、4日目に移行し、かつ祝日開催ではなかった03年、08年をサンプルとしたい。 両年とも2枠が2着だが、今年の2枠に入ったケンブリッジエルは初勝利が未勝利戦の1勝馬。 これでは厳しいと見て、別の角度から考えたい。 勝ち馬(03年サイレントディール、08年ドリームシグナル)には3つの共通点がある。 ・初勝利が芝1600。 ・同枠馬(自身)に新馬勝ち。 ・オープン在籍での出走。 ・秋番組加算歴あり ・朝日杯出走歴あり この5点を全て満たす馬はいない。 さらには今年の出走馬を見ると、500万下を勝った馬がいないという珍構成の顔ぶれとなっていることが気にかかる。 500万下勝ちの馬が1頭もいない、ということは2回札幌で2クラ組まれているが、事実上は10月からしかない500万下を無視した形といってもいいだろう。 本来は新馬(未勝利)→500万→OPと順を追ってクラスは上がっていくはずだから。 その500万を無視するということは、1つ勝てばオープン馬という夏競馬での力関係を意味するレースになるのではないか、ということで考えたい。 また、国際化されたことで流れは変わるかもしれないが、現行の4日目となった03年以降の勝ち馬はOP在籍馬。 となると、5枠、7枠が狙い目となるだろうが、夏競馬で既にOP勝ちをしてしまった(500万下に出走できない)2頭が同枠になった7枠が気になる。 「非3連単発売の新馬戦勝ち」「枠連未発売(6頭立)マリーゴールド賞勝ち」「小倉2歳S2着同枠馬」のツルマルジャパンよりかは、中央転入初戦となる同枠馬のモエレエキスパート。 こちらから入りたい。 相手はモエレと同様に夏競馬で2勝したスズカワグナー、ツルマルジャパン、唯一秋番組で2勝しているミッキーパンプキンに加え、秋番組1600新馬戦勝ちを持つタキオンクールを狙ってみたい。 【 買い目 】 枠連 7-3.5.6.7 計4点 【 結果 】 1着 -- 01 アントニオバローズ 2着 -- 03 ダブルウェッジ 3着 -- 10 トップカミング ----- 4着 ▲ 08 ミッキーパンプキン 10着 ◎ 11 モエレエキスパート 13着 ○ 09 スズカワグナー 【 再考 】 「3歳になってからは初の重賞ということもあり、2歳戦の実績を問うてくる」という考えを持っていたが、真逆の結果。 しかも、1600歴も無関係(2着同枠馬まで)という結果に終わった。 未勝利勝ち直後での連対となると、02年1着馬タニノギムレット以来ということになるが、デビュー戦で2着、休養して朝日杯後の未勝利戦で1着というキャリアは確かに共通する。 ただ、ギムレットにマイル勝ちがあったことと、その年のシンザン記念は1回限りの6日目施行だったことが引っかかった。 来年に44回のゾロ目開催を迎えることと、中京が始まったことで3場開催となったこと。 この2点がこの結果に影響を与えているのだろうか。 それとも、それまでの「JpnV」との決別を示すものなのだろうか……。 どちらとも取れませんが、そんなことまで考えてしまいます。 |