●第14回 マーメイドステークス(G3)●
6月21日阪神10R 芝2000m、牝、国際、ハンデ、特指
6月20日更新
変更点 なし
◎ |
09 ウェディングフジコ |
52 菊沢 |
○ |
03 ザレマ |
55 安藤勝 |
▲ |
06 マイネカンナ |
53 幸 |
△ |
10 ニシノブルームーン |
52 北村宏 |
× |
15 ムードインディゴ |
55 岩田 |
× |
16 リトルアマポーラ |
56.5福永 |
【 過去7年経歴 】
回数 |
年、日程、条件 |
変更点 |
当日変更 |
1着馬名 |
7回 |
02年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
特指化、夏季番組移行 |
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ヤマカツスズラン |
8回 |
03年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
馬単・3連複発売 |
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ローズバド |
9回 |
04年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
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9R⇔10R |
アドマイヤグルーヴ |
10回 |
05年 3阪8芝20、牝、国、別、特 |
国際化、3連単発売、賞金減額(4200→3900) |
取消 |
ダイワエルシエーロ |
11回 |
06年 4京2芝20、牝、国、H、特 |
代替京都、8日→2日、別定→ハンデ |
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ソリッドプラチナム |
12回 |
07年 3阪2芝20、牝、国、H、特 |
代替戻り |
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ディアチャンス |
13回 |
08年 3阪2芝20、牝、国、H、特 |
11R→10R |
単勝、枠連万馬券 |
トーホウシャイン |
14回 |
09年 3阪2芝20、牝、国、H、特 |
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【 考察 】
開幕週に移り、ハンデ戦となった06年以降で見てみたい。
それぞれの勝ち馬(ソリッドプラチナム、ディアチャンス、トーホウシャイン)はいずれも、過去1年以内に古馬オープンでの賞金加算歴どころか、そういったレースへの出走歴すら持っていなかった。
ならば、狙い打てる馬はただ1頭。
3連勝で一気にオープンまで駆け上がったニシノブルームーンとなるのだが、前走の府中Sがハンデ戦というのが気になる。
そこで、ターコイズSの出走歴はあるものの、前走1600万下パールS(定量戦)を勝った同枠のウェディングフジコから入ってみたい。
ハンデ戦となってからのこのレースでの連対馬6頭を見ると、直前加算は全て1800m戦。
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1着馬 |
直前加算 |
距離 |
2着馬 |
直前加算 |
距離 |
06年 |
ソリッドプラチナム |
京都3歳500万下 |
1800 |
サンレイジャスパー |
京都1000万牝 |
1800 |
07年 |
ディアチャンス |
エメラルドS準 |
1800 |
サンレイジャスパー |
府中牝馬S2着 |
1800 |
08年 |
トーホウシャイン |
小倉500万 |
1800 |
ピースオブラヴ |
ドンカスターS準 |
1800 |
「オープン歴のない直前加算歴1800保持馬」を狙ってみることは可能だろう。
同じように、2着馬には「指定」戦連対枠入り歴があった。
06年 2着 サンレイジャスパー ローズS1着同枠
07年 2着 サンレイジャスパー 府中牝馬S2着
08年 2着 ピースオブラヴ 福島牝馬S1着同枠
該当する馬は数多くいるが、2着現物か1着同枠となっているので、安直だが、ヴィクトリアマイル1着同枠&阪神牝馬S2着歴のあるザレマを筆頭。
その後は阪神開催なら「1800、牝馬限定」を求めているとも受け取れるので、府中牝馬S2着同枠のマイネカンナをあげ、その後は「弱者救済」の意味合いがあるハンデ戦ということで、条件上がりのニシノブルームーンをあげる。
押さえとしては今年の顔ぶれが「格上挑戦馬が不在、3歳馬不出走」ということで、昨年までとは違った意味合いを求めてくることが考えられる。
ならば、資格賞金1位馬、実力馬といわれる馬の枠となるだろう。
ということで、押さえには8枠両馬をあげたい。
【 買い目 】 単複9、馬連 9-3.6.10.15.16 計7点
【 結果 】
1着 -- 01 コスモプラチナ
2着 △ 10 ニシノブルームーン
3着 × 16 リトルアマポーラ
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7着 ◎ 09 ウェディングフジコ
10着 ○ 03 ザレマ
11着 ▲ 06 マイネカンナ
【 再考 】
昨年までのマーメイドSから1着、2着を裏返しただけの決着。
まずは2着の△ニシノブルームーン。
この馬だけが昨年までの勝ち馬が持っていた「前1年間古馬オープン未出走」。
前走がハンデ戦、同距離戦での加算歴だったことが引っかかり評価を下げたが、行き過ぎていたようだ。
ただ、同枠馬を含めても「古馬重賞過去1年内未出走」。
これを持ち込んできたことが大なり小なり見えていたことは評価したい。
そして、勝ったコスモプラチナだが、こちらは、2走前の「エリザベス女王杯2着同枠」が効いたのではないかと。
本文に、以下を書いた。
06年 2着 サンレイジャスパー ローズS1着同枠
07年 2着 サンレイジャスパー 府中牝馬S2着
08年 2着 ピースオブラヴ 福島牝馬S1着同枠
見事なまでに「牝馬限定、指定戦連対枠入り」。
2着現物か1着同枠、さらには古馬では1800戦を求めていたようなので、2着同枠までのコスモを切ったが失敗。
馬番、馬名 |
牝馬限定指定戦連対枠入り歴 |
01 コスモプラチナ |
エリザベス 2着同枠 |
03 ザレマ |
阪神牝馬 2着、ヴィクトリア 1着同枠 |
06 マイネカンナ |
府中牝馬 2着同枠 |
07 マイネレーツェル |
ローズS 1着 |
15 ムードインディゴ |
ローズS 2着、秋華賞 2着 |
16 リトルアマポーラ |
エリザベス 1着 |
「弱者救済」の立場をとるG3ハンデ戦にGTやGUの勝ちを持ち込んでくることは考えづらい。
しかもローズSは再現不能な混合戦。
そこから見れば、07、16を外した4頭に5枠から流せば終わりだった。
マイネカンナを押さえるのなら、条件戦出走歴保有が気になったがコスモプラチナにも手を出す必要があっただろう。
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