●サマースプリントシリーズ 第44回 テレビ西日本賞北九州記念(G3)● 8月16日小倉10R 芝1200m、国際、ハンデ、特指 8月15日更新 変更点 国際化、J3→G3
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 小倉記念の回顧で「北九州記念は重賞1着枠歴を持つ馬を狙い撃て!というレースになることも予想される」と書いた。 国際化されたこと以外は据置という点が共通していることもあるので、ここから触れたい。 重賞1着枠歴を過去1年内に持つ馬はカノヤザクラ、コウエイハート、マルカフェニックス、マチカネハヤテ、ウイントリガーと5頭いるが、狙うならオーシャンS、シルクロードSでともに1着同枠馬となっているマチカネハヤテとなるだろう。 カノヤザクラは昨年のセントウルSが1日目施行のうえにアイビスSDが枠連ゾロ目。コウエイハートとマルカフェニックスは再現性のない「Jpn」最終年となった桜花賞、阪神Cでの1着枠、ウイントリガーも昨年の2日目施行となった朝日CCでの1着枠と、マチカネ以外の4頭は再現性のないレースで1着枠に入っている。 しかし、気になるのは降級して1600万下を負けたままここに顔を出したこと。 そこで、毎度のことになるが、今年のサマーシリーズをもう一度見てみたい。
ハンデ戦の3レースは「直前加算がハンデ戦」で揃っているうえに、重賞1着枠歴を持っている。 となると、残るのはやはりマチカネハヤテとなるだろうが、これは「サマー2000シリーズ」でのこと。 スプリントシリーズだけを見ると、直前加算はOP別定戦となっていることがわかるが、別定戦の函館SS、アイビスSDだからこそ別定戦を直前加算に持つ馬を連れてきたと考えることもできる。 ならば、ハンデ戦のここにはハンデ戦をつれてくるのが流れとしては妥当だろう。 そこで見る。 直前加算が「OPハンデ戦1200m」の馬となるとバーデンバーデンCを制したシャウトライン。 相手筆頭には降級戦負けが引っかかるが、重賞1着枠歴を持つマチカネハヤテ。 押さえには前年出走歴とオープン連対歴を持つクールシャローン、重賞2着までというのは気になるが昨年の佐世保Sを勝ってOP入りしたコスモベル、マチカネと同枠に入ったコウユーキズナをあげる。 同距離OPを勝ったキャリアを持つヘイローフジだが、その尾張Sは「JRAプレミアム」のサブタイトルがついた一発戦ということが引っかかるので評価を下げることにしたい。 馬券はシャウトの単、マチカネの複と馬連2本軸で。 【 買い目 】 単勝 5、複勝 11、馬連 5.11-3.11.12.15 計9点 【 結果 】 1着 -- 09 サンダルフォン 2着 -- 13 レディルージュ 3着 -- 04 カノヤザクラ ----- 7着 ▲ 03 クールシャローン 8着 ◎ 05 シャウトライン 15着 ○ 11 マチカネハヤテ ( 出走取消 17 サイキョウワールド ) 【 再考 】 当日の朝にサイキョウワールドが出走取消。 何も起きないことを想定して予想をしたため、この時点で終了。 そして、馬券も見事に明後日を向いた結果となったが、別の意味でこの結果には満足している。 取消等なしを想定した予想なので、取消戦で出番が来るわけがないのだから。 ちなみに、当日は予想通りの馬券を少額買い、取消戦となったので、枠連ゾロ目でアイビスSDを制したカノヤザクラ−Jpn最終戦阪神Cを勝ったマルカフェニックスの枠連2-5、馬連4-10をつけたした。 勝ったサンダルフォン。 昨年のジュライSを勝ってOPに上がったが、そのジュライSは今年は距離が変更(1200→1400)されており、1回限りのレースだった。 同枠に混合最終戦となった昨年のこのレースの2着馬マルカフェニックスが入ったこととあわせても狙い目があったということなのだろう。 一方、2着のレディルージュ。 同じく内国産限定最終年となるフィリーズレビューで3着に入り優先権を取得して桜花賞出走の3歳馬。 1200になってから古馬OP未経験で出走してきた3歳馬は初めてだったが、この前代未聞?の経歴もプラスに作用したのだろう。 同枠のウイントリガーが昨年の朝日CC1着同枠(1回限りの2日目施行)であるうえに、前走の火打山特別は枠連万馬券決着での勝ち。 そういった馬たちを起用したレースだったのだろうが、これは土曜日の段階では予想できません……。 |