●第27回 関西テレビ放送賞ローズS(G2)(秋華賞TR)● 
    ( 3着まで秋華賞優先出走権 )
    9月20日阪神10R 芝1800m、3歳、牝、国際、馬齢、指定

    9月19日更新
    変更点 4日→3日、国際化、J2→G2
09 ミクロコスモス  54 武豊 08 ジェルミナル 54 福永
04 ブロードストリート 54 藤田 03 ワイドサファイア 54 岩田
× 07 アイアムカミノマゴ 54 小牧 × 11 レッドディザイア 54 四位

【 過去7年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
20回 02年 4阪4芝20、3歳、牝、混、定、指 馬単・3連複発売 祝日施行 ファインモーション
21回 03年 4阪4芝20、3歳、牝、混、馬、指 定量→馬齢   アドマイヤグルーヴ
22回 04年 4阪3芝20、3歳、牝、混、馬、指 4日→3日、3連単発売 枠連万馬券 レクレドール
23回 05年 4阪3芝20、3歳、牝、混、馬、指     エアメサイア
24回 06年 3名3芝20、3歳、牝、混、馬、指 代替中京   アドマイヤキッス
25回 07年 4阪3芝18、3歳、牝、混、馬、指 代替中京2000→阪神1800、表記G2→Jpn2 当日番組変更あり ダイワスカーレット
26回 08年 4阪4芝18、3歳、牝、混、馬、指 3日11R→4日10R   マイネレーツェル
27回 09年 4阪3芝18、3歳、牝、混、馬、指 4日→3日、国際化、J2→G2    

【 考察 】
 個々の馬が持つ基礎競走能力としては「ブエナビスタへの挑戦権獲得競走」とも思えるが、そうも言ってられないので考察を。

 優駿牝馬の2〜4着馬が出走してくるが、この3頭からなら4着馬ブロードストリート以外は主役にならないと考えている。

 というのは、牝馬クラシック路線は来年からだが、秋華賞路線は1年早く今年から「国際化」されるから。

 過去にも数回あったが、クラシック路線よりも1年早く設計変更を迎えた年のローズSは上がり馬の出番となっている歴史がある。
年、変更点 1着馬名 前走 2着馬名 前走
02年 馬単発売 ファインモーション 阿寒湖特別1着 サクラヴィクトリア クイーンS3着
04年 3連単発売 レクレドール 札幌500万下1着 グローリアスデイズ 優駿牝馬14着

 今年の国際化路線と同様に、秋華賞路線だけが一歩先を行く形で変更したのは馬単、3連単がそれぞれ発売初年となった02年、04年があるが、ともに春のクラシックでは出番どころか出走すらしなかった馬が勝っている。

 つまりは、「G1」秋華賞という新しい時代を迎えるにあたって、消え失せる「Jpn1」桜花賞や優駿牝馬での馬券対象という肩書きなどは不要と解釈できるだろう。

 だからこそ狙ってみたいのが、春にクラシック路線を目指して武豊を背に1番人気で重賞に出走し続けるも、ことごとく消えたミクロコスモス。
 クラシック出走歴なしに加えて、この馬だけが持っている「1000万下勝ち」が大きくモノをいうのではないだろうか。

 ただ、その1000万勝ちとなった前走の大倉山特別が本来なら函館開催に当たる時期での代替札幌施行という点が気になり、全幅の信頼は置けないが、この馬から入ってみる。

 いわゆる上がり馬どうしでの結末は考えづらいので、相手にはクラシック歴を持つ馬を出さざるを得ないだろう。

 フェアリーS勝ちで国際戦加算歴を持つジェルミナルを筆頭に、来年も恐らく据え置かれるスイートピーS勝ちから優駿牝馬に挑んだブロードストリートを上位に検討したいが、フィリーズレビューを勝ってしまったワンカラットは消して、残る5頭をあげたい。

 前日最終のオッズを見る限り、レッドディザイア以外となら最低でも31倍といい配当がつく。
 「来たら御免」でレッド以外へ◎○から流す変則の7点を買ってみるが、当日の朝に何かが取り消したらレッドの独壇場となるだろう。

【 買い目 】 馬連 9-3.4.7.8、8-3.4.7 計7点


【 結果 】
1着 ▲ 04 ブロードストリート
2着 × 11 レッドディザイア
3着 -- 13 クーデグレイス
-----
4着 ◎ 09 ミクロコスモス
11着 ○ 08 ジェルミナル
( 参考 馬連 1180円、馬単 4930円 )

【 再考 】
 「優駿牝馬の2〜4着馬が出走してくるが、この3頭からなら4着馬ブロードストリート以外は主役にならないと考えている」

 このような書き出しで始めましたが、これが正解だった。
 
 ただ、その後が問題。
 ◎を入れたミクロコスモスを重視したが、サンプル年としたファインモーション、レクレドールにはクラシックステップ戦への出走歴がなかった。

 そのうえ、ミクロは代替札幌開催での加算歴を持っていたにもかかわらず狙ったのは、あくまでも「1000万下を勝ちあがった上がり馬」としてのポジションを使ってくると考えていたからだったが、それが甘かったということなのだろう。

 本文中に明示しなかったが、気になっていたのは国際化初年のG1ステップ戦として同じ立場に立っているNZTの結果。

 こちらを重視したのだろう。
 勝ったサンカルロはOP特別クロッカスSを制し、スプリングS4着(皐月賞不出走)から出走。
 
 ▲ブロードストリートはOP特別スイートピーS勝ちに加え、チューリップ賞4着(桜花賞不出走)。

 ここは同じ。

 OPを勝った時期が気になり、プッシュできなかったのは悔いが残る。

 ちなみに2着の×レッドディザイア。
 3日目時代の連対馬にある「優先権を持ってオークス出走」が効いたのでしょうか。

 しかし、冒頭にオークス3着馬の○ジェルミナルを「出番がない」と書いていながら、国際化初年勝ち歴があることだけで「2着はあるか?」と考えたことも含めてまだまだ見えてないことを実感します。
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