●第83回 中山記念(G2)● 3月1日中山11R 芝1800m、国際、別定 2月28日更新 変更点 別定規定変更(4歳馬基礎重量57K→56K)
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 登録していたダービー2着馬スマイルジャックが回避したが、これは、人気馬が1頭消えたということだけでは済まされない。 「4歳馬の出走がなくなった」ことだけではない。 スマイルジャックが背負うはずだった57Kは他馬の57Kと違い、スプリングS勝ちによる1K増が加わったもの。 そのため、増量馬、さらには中山1800重賞勝ち馬までもが前年1着馬カンパニーだけになった。 そのカンパニーの加算歴といえば、昨年のこのレースとマイラーズC勝ち。 昨年の中山記念は当日に1600万下平場戦を組み込む番組変更があったうえに、開催週全体が3月に入っていたため、4歳馬も基礎重量57Kで出走する年だった。 カレンダーで左右される面はあるが、こういった年は5年に1度くらい。 ちなみに、今年は土曜日が2月のため、4歳馬の基礎重量は56Kとなっている。 そして、直前加算となるマイラーズCは今年から「10R」で施行される(昨年は11R)うえに、連対枠入りしたレースは前走の「祝日、5日目施行」マイルCS4着(2着同枠)と再現不能なレースでの連対枠入り歴を持っている。 「再現不能なレースで走る」というのなら、最下級生が抜けたここもまとめるだけの資質はあるだろう。 もう1つ。 昨年からこのレースもグレード別定戦(勝ったレースのグレードに応じて増量)となったが、同じように変わったAJCC、京都記念も増量された馬が連対枠に入っていた。
中山記念の変更点は4歳馬56Kとなった基礎重量変更があるが、4歳馬がいないという大きな所は見逃せない。 ならば、同じケースが起きるだろう。 唯一の増量馬となったことも評価してカンパニーを◎とする。 相手も本来なら、AJCC、京都記念の勝ち馬にある「芝G1出走歴のある過去1年間全敗馬」といきたいが、そういった馬はいない(交流ダートを含めたら南部杯5着歴のあるスウィフトカレントがいる)。 そのため、別の視点から探したい。 両レースとも「増量馬」と「芝G1出走歴保持馬」で決まっているので、該当する4頭を素直にあげたい。 筆頭は、Jpn最終年小倉記念勝ちに加え、2日目朝日CCと再現不能なレースでの勝ち歴を持つドリームジャーニーを。 【 買い目 】 馬連 2-3.5.6.7 計4点 【 結果 】 1着 ◎ 02 カンパニー 2着 ○ 05 ドリームジャーニー 3着 △ 06 アドマイヤフジ ----- 5着 ▲ 07 エアシェイディ ( 馬連 1600円 )( 参考 馬単 2960円、3連複 2110円、3連単 13200円 ) 【 再考 】 本文の考察通りで、何の問題もなく、完勝。 スマイルジャックの回避に伴い、4歳馬不在、唯一の増量馬、58K。 「落とす材料がなくなった」◎カンパニーが連覇を飾った。 その4歳世代がいないことで「世代抜け→再現不能戦を行ってくる」ことを読みきれたのが収穫です。 |