●第44回 農林水産省賞典 京都大賞典(G2)● 
    10月11日京都11R 芝2400m、国際、別定、指定

    10月10日更新
    変更点 なし(フリーパスの日)
08 ジャガーメイル 57 石橋脩 02 オウケンブルースリ 59 内田
14 トーホウアラン 58 鮫島 07 モンテクリスエス 57 安藤勝
× 01 トーセンキャプテン 57 四位 × -- --

【 過去7年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
37回 02年 4京2芝24、混、別、指 馬単・3連複発売 8頭 ナリタトップロード
38回 03年 4京2芝24、国、別、指 国際化 取消、枠連ゾロ目 タップダンスシチー
39回 04年 4京2芝24、国、別、指 3連単発売、別定規定変更   ナリタセンチュリー
40回 05年 4京2芝24、国、別、指 賞金増額(6400→6500)   リンカーン
41回 06年 5京2芝24、国、別、指 別定規定変更 枠連ゾロ目 スイープトウショウ
42回 07年 4京2芝24、国、別、指     インティライミ
43回 08年 4京2芝24、国、別、指     トーホウアラン
44回 09年 4京2芝24、国、別、指 (フリーパスの日)    

【 考察 】
 菊花賞馬オウケンブルースリ、天皇賞馬マイネルキッツが59Kを背負ってここから始動する。

 そこで、国際化された03年以降で「2K増馬の出走」があった年を見ることにしたい。
該当馬、年齢 着順 直近1年間G1格勝ち歴 クラシック勝ち歴
03年 ヒシミラクル 4歳 2着 宝塚記念、天皇賞春、菊花賞 菊花賞
07年 デルタブルース 6歳 着外 メルボルンC 菊花賞
08年 アドマイヤジュピタ 5歳 着外 天皇賞春  
09年 オウケンブルースリ 4歳 菊花賞 菊花賞
マイネルキッツ 6歳 天皇賞春  

 連対したのが03年2着のヒシミラクルのみ。
 4歳馬だからか、それとも古馬、3歳両方を過去1年以内に勝っているからかはまだ判別できないが、これを見る限りはオウケンが有利に見えてくる。

 そして、この日の京都は入場料無料の「フリーパスの日」。

 この日取りの設定はイマイチつかめず、中途半端さを感じる。

 「リアルなファンサービス」というのなら、ブエナビスタの牝馬3冠がかかる来週の秋華賞や再来週の菊花賞のほうが来場者数も多いはず。

 一方、「集客」がメインというのなら、日曜のG2などよりもOP特別や来場者数が落ちる土曜日にやればいい。
 AR共和国杯よりも毎日王冠でやったほうが東京の来場者も増えるのではないだろうか。

 この日程設計には何らかの作為的なものがあると思われるが、今年のフリーパスの日に行われたメインレースの結果をまとめてみた。

 本年の「フリーパスの日」メインレース結果
月日 競馬場 メインレース 1着馬 枠連 出馬構成備考
4/26 京都 第14回アンタレスS ウォータクティクス 2→3 牝馬なし
4/26 東京 第44回フローラS ディアジーナ 8→6 (3歳牝馬限定)
5/30 中京 第45回金鯱賞 サクラメガワンダー 8→5 3歳なし
7/5 福島 第58回ラジオNIKKEI賞 ストロングガルーダ 8→8 (3歳限定)
7/26 札幌 第45回農林 函館記念 サクラオリオン 8→5 3歳なし
8/2 小倉 第45回農林 小倉記念 ダンスアジョイ 3→5 3歳なし
8/23 新潟 第1回レパードS トランセンド 6→3 (3歳限定)
9/20 中山 第63回セントライト記念 ナカヤマフェスタ 8→6 牝馬なし(3歳限定)
10/11 京都 第44回農林 京都大賞典 3歳なし

 出目論となってしまうが、枠を見る限り、1.4.7枠は出番なし。

 そして、今回もサブタイトルで「農林水産省賞典」がついているが、同様の函館、小倉の両記念を見ると2着が5枠。
 京都大賞典と同じ「G2グレード別定戦」で行われた金鯱賞も2着が5枠。

 となると、5枠が連対することになる。

 一方、ここと同じグレード別定戦となるとアンタレスS、金鯱賞があるが、同じ増量規定を持つ金鯱賞は連対枠に忘れられた増量馬がいたことも見ておきたい。


 金鯱賞(59K出走馬なし)
 1着 サクラメガワンダー 京都記念2着(同枠 ヴィクトリー 皐月賞馬 58K出走)
 2着 シャドウゲイト    過去1年加算歴なしの58K馬

 金鯱賞は1K増となる58K出走馬が2頭いる以外は基本重量で出走していたが、その増量馬の枠で決まった。
 京都大賞典は現時点では2K増が2頭、1K増も2頭が登録しているが、金鯱賞と同様に過去の栄光(1年以上前G1勝ち)で増量された馬はいない。

 いずれにしても増量馬の入る枠に注目する必要がありそうです。

 (ここまで10月7日更新、一部10月10日加筆修正)

 注目していたその5枠にはダイヤモンドS勝ちのモンテクリスエス、AR共和国杯と目黒記念でともに2着のジャガーメイルが入った。

 ならば重賞2着歴までしかないが、目黒記念で同斤量57K歴をクリアしたジャガーメイルから入ってみる。

 相手は対古馬未連対が気になるものの、クラシックホースが59Kで出走することからオウケンブルースリ、唯一の58K出走馬となる前年1着馬のトーホウアランを上位とする。

 その後は、枠のゾロ目となるモンテクリスエス、今年になってから出走したG2ではともに連対枠入りしているトーセンキャプテンを押さえる。

 プレミアムレースとなった天皇賞春を勝ったマイネルキッツは、そのほかに重賞勝ち歴を持っていないこともあり、今回は切りたい。

【 買い目 】 馬連 8-1.2.7.14 4点


【 結果 】
1着 ○ 02 オウケンブルースリ
2着 -- 03 スマートギア
3着 × 01 トーセンキャプテン
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4着 ◎ 08 ジャガーメイル
8着 ▲ 14 トーホウアラン

【 再考 】

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