●第57回 神戸新聞杯(Jpn2)(菊花賞TR)● ( 3着まで菊花賞優先出走権 ) 9月27日阪神10R 芝2000m、3歳、牡牝、混合、馬齢、指定 9月26日更新 変更点 なし
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 ダービー馬ロジユニヴァースが登録すらしない菊花賞最終トライアルとなった。 ここから考えたい。 「3歳」表記となった01年以降で、ダービー馬が出てこなかった神戸新聞杯は01年、02年、07年の3回。
01年は皐月賞の勝ち馬もおらず、古馬重賞勝ち歴を持つエアエミネムが制したが、それ以外の2年はダービー2着馬に出番がきっちりと回ってきた。 となると、今年はダービー2着のリーチザクラウンに順番が回ってくる年。 そういったダービー2着馬が来た年は重賞勝ち馬を連れてきており、荒れ模様ではなく平穏な結果となっている。 これを見る限り、相手は人気となるであろう皐月賞馬アンライバルドを筆頭に、重賞勝ち歴を持つ馬ですんなり……、という結末が来るのではないだろうか。 そして、ここを考えるにあたってもう1つ。 このレースの出走資格は「牡牝混合」。つまりはセン馬の出走は不可で上位3頭に優先権。 同じような設計を取っているのがスプリングSとNZT。 今年から国際化されたうえに、同格G2のステップ戦を他に持たないことからNZTを外すと、スプリングSを重視することになるだろう。 設計、施行時期順等を見比べると、弥生賞が同距離戦という点があるが、大きな違いは「牡牝」の条件がつくだけ。 それを踏まえると、セン馬で出走できる「弥生賞、セントライト記念」⇔牡牝限定の「スプリングS、神戸新聞杯」の図式が成立する。 そのスプリングSは弥生賞と似ているようで違う結末を見せた。
2歳戦勝ちを直前加算とした弥生賞に対して、スプリングSは3歳戦勝ちが直前加算。 ここから考えると、セントライト記念の勝ち馬ナカヤマフェスタの直前加算が京成杯「2着」だが、前走はダービー4着。 安直な考えなら、皐月賞「2着」でダービーを14着と大敗したトライアンフマーチとなるだろうが、優先権を持ってダービーに出走したことが気になるので、評価は下げたい。 そこで、結論となるが、このレースの過去の歴史が物語るように、「ダービー馬がいないなら2着馬が代役を果たす」と見て、ダービー2着馬のリーチザクラウンから入りたい。 相手は過去の傾向からJpn1勝ち歴のあるアンライバルド、セイウンワンダー。 その後に、青葉賞勝ちのアプレザンレーヴ、500万芝勝ちの2頭が揃った6枠からトライアル出走歴のあるバアゼルリバー、前述したトライアンフマーチを押さえたい。 セントライト記念でつっこんだ上がり馬は1000万を勝てなかった連中しか出ていない以上、切り捨ててオープン歴を問うことにしたい。 【 買い目 】 馬連 13-2.5.7.10.11 計5点 【 結果 】 1着 -- 04 イコピコ 2着 ◎ 13 リーチザクラウン 3着 ▲ 11 セイウンワンダー ----- 4着 ○ 05 アンライバルド 【 再考 】 ダービー馬不在の年は「ダービー2着馬が皐月賞馬よりも先着」。 過去の傾向どおり、軸としたリーチザクラウンは皐月賞馬アンライバルドに先着したうえに、キッチリと連対を守ってくれたが、イコピコは買えませんでした。 白百合Sを勝ち、ラジオNIKKEI賞4着後に休養。 勝った白百合Sが9R化初年ということで見送ったのですが、着順だけを見るなら「買い」だったかもしれません。
前走OP4着馬はこの馬だけ。 最後に500万勝ちが同居したことでバアゼルリバーを狙ったが、それなら白百合S勝ちのイコピコに加えて、ここと同様にJpn2最終年の青葉賞で1着同枠馬となったトップカミングが入った3枠を狙うべきだったのだろう。 |