●第57回 神戸新聞杯(Jpn2)(菊花賞TR)● 
    ( 3着まで菊花賞優先出走権 )
    9月27日阪神10R 芝2000m、3歳、牡牝、混合、馬齢、指定

    9月26日更新
    変更点 なし
13 リーチザクラウン 56 武豊 05 アンライバルド 56 岩田
11 セイウンワンダー 56 福永 02 アプレザンレーヴ 56 内田
× 07 トライアンフマーチ 56 武幸 × 10 バアゼルリバー 56 安藤勝

【 過去7年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
50回 02年 4阪6芝20、3歳、牡牝、混、定、指 馬単・3連複発売   シンボリクリスエス
51回 03年 4阪6芝20、3歳、牡牝、混、馬、指 定量→馬齢   ゼンノロブロイ
52回 04年 4阪6芝20、3歳、牡牝、混、馬、指 3連単発売 8頭 キングカメハメハ
53回 05年 4阪6芝20、3歳、牡牝、混、馬、指 3着までの外国産馬優先権付与   ディープインパクト
54回 06年 3名6芝20、3歳、牡牝、混、馬、指 代替中京   ドリームパスポート
55回 07年 4阪6芝24、3歳、牡牝、混、馬、指 代替中京2000→阪神2400
表記G2→Jpn2
祝日施行、9R⇔10R
当日番組変更あり
ドリームジャーニー
56回 08年 4阪6芝24、3歳、牡牝、混、馬、指 11R→10R   ディープスカイ
57回 09年 4阪6芝24、3歳、牡牝、混、馬、指      

【 考察 】
 ダービー馬ロジユニヴァースが登録すらしない菊花賞最終トライアルとなった。

 ここから考えたい。

 「3歳」表記となった01年以降で、ダービー馬が出てこなかった神戸新聞杯は01年、02年、07年の3回。
1着馬 前走 2着馬 直前加算
01年 エアエミネム 札幌記念 サンライズペガサス 野苺賞500万
02年 シンボリクリスエス 東京優駿2着 ノーリーズン 皐月賞
07年 ドリームジャーニー 東京優駿5着 アサクサキングス 東京優駿2着

 01年は皐月賞の勝ち馬もおらず、古馬重賞勝ち歴を持つエアエミネムが制したが、それ以外の2年はダービー2着馬に出番がきっちりと回ってきた。

 となると、今年はダービー2着のリーチザクラウンに順番が回ってくる年。

 そういったダービー2着馬が来た年は重賞勝ち馬を連れてきており、荒れ模様ではなく平穏な結果となっている。

 これを見る限り、相手は人気となるであろう皐月賞馬アンライバルドを筆頭に、重賞勝ち歴を持つ馬ですんなり……、という結末が来るのではないだろうか。

 そして、ここを考えるにあたってもう1つ。
 このレースの出走資格は「牡牝混合」。つまりはセン馬の出走は不可で上位3頭に優先権。

 同じような設計を取っているのがスプリングSとNZT。
 今年から国際化されたうえに、同格G2のステップ戦を他に持たないことからNZTを外すと、スプリングSを重視することになるだろう。

 設計、施行時期順等を見比べると、弥生賞が同距離戦という点があるが、大きな違いは「牡牝」の条件がつくだけ。
 それを踏まえると、セン馬で出走できる「弥生賞、セントライト記念」⇔牡牝限定の「スプリングS、神戸新聞杯」の図式が成立する。
 
 そのスプリングSは弥生賞と似ているようで違う結末を見せた。

レース名 1着馬 前走 2着馬 前走
弥生賞 ロジユニヴァース ラジオNIKKEI杯1着 ミッキーペトラ 小倉未勝利1着
スプリングS アンライバルド 若駒S1着 レッドスパーダ 東京500万1着

 2歳戦勝ちを直前加算とした弥生賞に対して、スプリングSは3歳戦勝ちが直前加算。

 ここから考えると、セントライト記念の勝ち馬ナカヤマフェスタの直前加算が京成杯「2着」だが、前走はダービー4着。
 安直な考えなら、皐月賞「2着」でダービーを14着と大敗したトライアンフマーチとなるだろうが、優先権を持ってダービーに出走したことが気になるので、評価は下げたい。

 そこで、結論となるが、このレースの過去の歴史が物語るように、「ダービー馬がいないなら2着馬が代役を果たす」と見て、ダービー2着馬のリーチザクラウンから入りたい。

 相手は過去の傾向からJpn1勝ち歴のあるアンライバルド、セイウンワンダー。
 その後に、青葉賞勝ちのアプレザンレーヴ、500万芝勝ちの2頭が揃った6枠からトライアル出走歴のあるバアゼルリバー、前述したトライアンフマーチを押さえたい。
   
 セントライト記念でつっこんだ上がり馬は1000万を勝てなかった連中しか出ていない以上、切り捨ててオープン歴を問うことにしたい。

【 買い目 】 馬連 13-2.5.7.10.11 計5点


【 結果 】
1着 -- 04 イコピコ
2着 ◎ 13 リーチザクラウン
3着 ▲ 11 セイウンワンダー
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4着 ○ 05 アンライバルド

【 再考 】
 ダービー馬不在の年は「ダービー2着馬が皐月賞馬よりも先着」。

 過去の傾向どおり、軸としたリーチザクラウンは皐月賞馬アンライバルドに先着したうえに、キッチリと連対を守ってくれたが、イコピコは買えませんでした。

 白百合Sを勝ち、ラジオNIKKEI賞4着後に休養。
 勝った白百合Sが9R化初年ということで見送ったのですが、着順だけを見るなら「買い」だったかもしれません。

レース名 1着馬 前走
セントライト記念 ナカヤマフェスタ ダービー4着
ローズS ブロードストリート オークス4着
神戸新聞杯 イコピコ ラジオNIKKEI賞4着

 前走OP4着馬はこの馬だけ。
 最後に500万勝ちが同居したことでバアゼルリバーを狙ったが、それなら白百合S勝ちのイコピコに加えて、ここと同様にJpn2最終年の青葉賞で1着同枠馬となったトップカミングが入った3枠を狙うべきだったのだろう。
 
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