●第4回 阪神カップ(G2)● 
    12月20日阪神11R 芝1400m、国際、定量、特指

    12月19日更新
    変更点 Jpn2→G2(来年は土曜日(5日目)施行)
07 ワンカラット 54 藤岡佑 08 ザレマ 55 北村友
17 サンカルロ 56 吉田豊 05 スズカコーズウェイ 57 藤岡康
× 06 ストロングガルーダ 56 川田 × 16 サンダルフォン 57 酒井

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
1回 06年 3阪6芝14、国、定、特 新設 取消 フサイチリシャール
2回 07年 5阪6芝14、国、定、特 表記G2→Jpn2   スズカフェニックス
3回 08年 5阪6芝14、国、定、特     マルカフェニックス
4回 09年 5阪6芝14、国、定、特 Jpn2→G2    
 
【 考察 】
 3年前に創設されたが、このレースが作られた目的はなんだったのか?
 先週の香港マイル(スプリント)に出れなかった馬を救済するためか、それとも、そんな香港のレースよりもこっちのほうが凄いということをアピールしたいのか、そのあたりの真意はわからないが、創設された06年の番組表には以下のような記載がされている。
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 スプリンターとマイラー双方の出走による新たな魅力ある競走を提供する観点から、1400mの阪神Cを新設いたします。
 なお、有力馬の出走を促進するため、同競走の負担重量については定量といたします。
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 この文面から考えると、「実績馬の皆さん、出てきなさい」ということでしょう。

 その「実績馬」の定義をどこまでにするかが問題となるが、定量戦にすることといえば、G2以上の重賞を勝ったことで求められる増量ハンデを免除することがメリットとなるだろう。

 それを確認してから、改めて昨年の出馬表を見ると、納得することが1つある。
 昨年はG1どころかG2格を勝った馬すら出走していなかった。

 だからこそ、条件戦出走歴のあるマルカフェニックスに出番が来たのだろう。

 しかし、今年はG2格を制した馬が数頭出てきたため、上がり馬ではなくOPで勝負してきた馬を狙いたい。
 
着、馬名 ステップ戦→G1格 着、馬名 ステップ戦→G1格
06年 1着 フサイチリシャール スプリS2着→皐月5着 2着 プリサイスマシーン スワン1着→マイル6着
07年 1着 スズカフェニックス 高松宮1着→安田5着 2着 ジョリーダンス 阪神牝1着→ヴィM5着

 表にはないが、昨年の2着馬ファリダットもマーガレットS1着→NHKマイルC5着の実績があり、これを見る限り、「優先権獲得→本番1桁着順」が求められているようだ。

 そのため「フィリーズレビュー1着→桜花賞4着」とこれをきっちり満たしたワンカラットを◎とする。

 今年からG2となったが、同様にG1化した秋華賞で2着同枠入りしているうえに、最後のJpn2フィリーズレビュー勝ちは来年から5日目に変更され、今年が1回限りの「6日目G2」として施行される阪神Cには好都合と受け取りたい。

 一方の相手馬。
 「ステップ戦連対→G1で1桁」を満たすもう1頭の馬、ザレマが筆頭。

 その後は、マイルCSに顔を出した馬が揃った3枠、8枠両馬を押さえたい。

【 買い目 】 単複7、馬連流し 計7点
 

【 結果 】
1着 -- 02 キンシャサノキセキ
2着同着 -- 13 プレミアムボックス 
2着同着 ▲ 17 サンカルロ 
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9着 ○ 08 ザレマ
16着 ◎ 07 ワンカラット
( 18エイシンタイガー 8位入線→12着降着 )

【 再考 】
 2着同着に降着発生戦と「何でもあり?」と問いたくなります。
 しかし、今年が打ち止め戦である以上、何があっても驚けません。

 おまけに6日目としては今年が最後の施行。
 そこから「最後のJpn2フィリーズレビュー勝ち→桜花賞出走」歴を持つワンカラットを狙ってしまいましたが、それ以前に「枠連ゾロ目万馬券」でスワンSを抜けたキンシャサノキセキなんて絶好の狙い馬だったはず。

 「実績馬の皆さん、出てきなさい」。
 こう書きながら、古馬条件歴のあるスズカコーズウェイを入れるなど、予想はぶれてしまいました。
 そして、それ以前にこの書き方で前走G2勝ち馬を無印ではダメですね。

 いずれにしても、マイルCS不出走歴を嫌ったのがもとですが、終わってみれば、別定戦なら増量されるG2勝ち歴を持つ馬の5頭ボックスで馬連は的中してましたね。
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