●第59回 農林水産省賞典 安田記念(G1)●(アジアマイルチャレンジ最終戦) 6月7日東京11R 芝1600m、国際、定量、指定 6月6日更新 変更点 なし
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 3連単が発売されてからのこのレースでは、毎年香港馬のいる枠が連対している。
今年はチャンピオンズマイル1着馬サイトウイナー、9着のアルマダが出走予定。 2着馬がいないときは勝ち馬が来ているので、出番が来るなら勝ち馬のサイトウイナーのほうだろう。 ただし、05年〜08年は上表にあるように毎年何らかの変更を起こしている。 この点をどう見るかはまた検討したい。 そして、昨年から競馬番組表に付記されるようになった「アジアマイルチャレンジ最終戦」となったのだが、このシリーズが4レース化した06年以降(創設は05年で、この年だけがチャンピオンズマイルと安田記念の2レース)は、「ドバイ遠征の日本馬」vs「チャンピオンズマイル出走の香港馬」の枠と決まっている。 これだけなら、「ウオッカの枠」vs「香港馬の枠」という枠連2点で片付くレースだが……。 (以上6月1日更新) さて、ここでこの春に行われた古馬G1を振り返りたい。
勝ち馬はいずれも前走負けだが、「Jpn」格付重賞での加算歴を持っているうえに指定ステップ戦に出走した場合は2着に連対している。 (ヴィクトリアマイル1着同枠に阪神牝馬S2着のザレマがいた。) 一方の2着馬は「前走指定戦1着」。 同じようなキャリアを持つ馬を並べてきているが、これは古馬国際化プログラムの正式な完了は来年で、今年は1年スルーする年ではないか?と考えられるため、同系キャリアでまとめたいのだろう。 ちなみに前者該当馬はトウショウカレッジ(08年函館SS2着→京王杯2着)、後者該当はウオッカ、スズカコーズウェイ、スーパーホーネット、ホッカイカンティ、ローレルゲレイロの5頭。 (以上6月2日更新) さらに、古馬の国際化を完了した今年、興味深い内容もある。
海外出走歴を過去1年以内に持つ馬が最低1頭は連対枠入りしている。 このレースも海外を意識したのなら、同じコトをすると考えることも出来るだろう。 こちらの該当馬はウオッカ、スーパーホーネット、トウショウカレッジ、ローレルゲレイロの4頭。 これらの視点からだけでは同じ馬しか出てこない。 (以上6月4日更新) さて、長々と考察を書いてきましたが結論を。 最初に書いたように「アジアマイルチャレンジ最終戦」ということで、ドバイ遠征歴を持つ上にステップ戦の1つとなるヴィクトリアマイルを勝ったウオッカの「連覇あり」と見て、ここから入りたい。 前年の勝ち馬が出てきたときの06年、そしてアジアマイルチャレンジ創設後に出てくる香港馬からチャンピオンズマイルを勝ったサイトウイナーを相手本線。 その後は「ステップ戦」勝ち馬が全て出てきたことを踏まえ、05年と同様に上がり馬で京王杯SC勝ちのスズカコーズウェイに加えて、対古馬戦未勝利だが、3歳重賞勝ち歴を過去1年内に持つ4歳馬ディープスカイ、マイルG2勝ちのスーパーホーネットを拾いたい。 押さえにステップ戦2着歴、海外遠征あり、Jpn戦加算歴ありのトウショウカレッジを。 【 買い目 】 馬連 3-1.6.12.13.18 5点 【 結果 】 1着 ◎ 03 ウオッカ 2着 △ 06 ディープスカイ 3着 -- 04 ファリダット ----- 6着 ○ 18 サイトウィナー 12着 ▲ 01 スズカコーズウェイ ( 馬連 290円 )( 馬単 460円 ) 【 再考 】 終わってみれば人気馬での決着。 軸にドバイ帰りの日本馬ウオッカを据えたのは正解。 やはり、今年が中途半端な国際化で、それを示唆しているような結果を古馬G1戦線で見せているうえに、「前年1着馬」としてのこのレースでの立場。 そういったものが影響したのだろう。 一方、2着に入ったディープスカイ。 これを見る限りは谷川岳S勝ち馬が出走してきた05年と同じコトをやってきた。 05年2着のスイープトウショウは対古馬未勝利の4歳馬で3歳Jpn1勝ち歴あり) 同枠にそのホッカイカンティが入ったことも何らかの縁だったということか。 出番のなかった香港勢。 やはり、1着、9着の馬だけでは厳しく、2着馬などが出走してこないとダメということなんでしょう。 |